小倉大賞典2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は？冬の小倉を締めくくるハンデ重賞を展望

2018年2月18日、小倉競馬場で小倉大賞典（GIII／芝2000m）が行われる。ウインガナドル、ダッシングブレイズ、トリオンフ、ダノンメジャー、クインズミラーグロらが出走するが、どんなレースが展開されるのか？　台頭する可能性を秘めた伏兵とは？

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。

日程・概要

2018年 2月18日(日)　1回小倉4日目　18頭　[仮想出馬表] 【１１Ｒ】　 第52回小倉大賞典 
４歳以上・オープン・Ｇ３(ハンデ)(国際)　芝1800m (A)

出走予定馬・登録馬

確固たる中心馬がいないものの、仕上がりさえすれば素質上位のダッシングブレイズを最上位に取りたい。

折り合い面に不安があるのと、追ってから反応しすぎて最後が鈍る面などもありオープン入り後は安定感に欠けるレースが続いていた。

しかし、前走のエプソムCでは馬群でしっかりと脚を溜め、早めに追い出されてからも最後までしっかりと脚を伸ばす進境を見せ勝利。

テンがそれほど早くないのでマイルよりは1800mの流れのほうがマッチした印象もある。

今回はそのエプソムCから休み明けの一戦とはなるが、もともと気乗りはいい馬で、休み明け自体にそれほどマイナスする要素はない。

一瞬のキレがあるタイプなので直線の短い小倉コースも悪くはないと思うが、右回りだと若干コーナーで置かれがちになるのは気になるところ。スムーズなレースができるかどうかがカギ。

２歳時から息の長い活躍を見せるダノンメジャーも、そろそろ重賞の勲章が欲しいところだ。

去年のこのレースで11着と大敗を喫した辺りでは、流石にオープンでは壁があるのかと思わされたものの、休み明けの都大路Sをアッサリと勝利。折り合い面に進境が見られ、前々でレースを運ぶ形が様になった印象。

従来は馬格の割に非力な印象もあったが、この都大路Sからはパワーも感じられるようになってきた。

それ以降も今回と同コースの小倉日経オープンを勝利、また負けたレースもGⅠのマイルCSを除けば小差にまとめており、ここはメンバー的にも重賞初制覇の機運は高まっている。

去年のようななし崩しのハイペースなら厳しいが、マイペースで先行できれば。

期待をされながら結果が出なかったものの、ようやく常識にかかってきたストレンジクォークが次点。

この馬も道中追っつけると引っかかるタイプであり、メイショウサムソン産駒らしくキレがないタイプながらも、結果的に後方からのレースが多かった。

地力はあるのでそれでもまとめていたが、チグハグなレースが多くオープン入りまでにかなりの時間がかかってしまった。

しかしようやく、ここにきて心技体が整ってきた印象。オープン入りの後初重賞となった中山金杯では、鞍上の指示にしっかりと反応し最後は素晴らしい末脚で３着まで食い込んだ。

小島太厩舎も定年まであと少し、なんとしてもこの馬でタイトルをと考えているところだろう。

力はここでも見劣らないスズカデヴィアスは、折り合いと気分一つな印象。

小倉1800mのペースが合うかどうかは微妙なところだが、ハマればアッサリもあっていい。

他にも去勢して安定感出たトリオンフ、再度芝で巻き返し狙うGⅠ馬クラリティスカイ、引退レースの古豪ヒットザターゲット、適距離で面白いウインガナドルなどが続く。

登録馬は以下のとおりだ。

想定・予想オッズ