北九州記念2019の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

2019年8月18日、小倉競馬場で北九州記念(GⅢ/芝1200m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるディアンドル、モズスーパーフレア、ファンタジスト、アレスバローズ、ミラアイトーン、カラクレナイらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

過去10年間のデータを参考に予想を進めていく。


目次

北九州記念の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは1回もなく、2着3着、共に2回ずつ。信頼度は高くなく、波乱が起こりやすい。

8番人気が5勝という偶然では片付けにくい結果を残す他、2ケタ人気の好走がチラホラ。大きくねらっても良さそうなレースだ。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 牝馬の取捨選択

牝馬(5- 6- 6-56)
勝率 6.8% │ 複勝率 23.3%

牡馬よりも結果を残す牝馬。この10年、必ず1頭は3着以内を確保しており、牝馬を無視することは、無謀に近い。

牝馬は格より勢いと言うが、前走勝った馬や好走した馬がそのまま来ており、格言通りに狙うのがいいかもしれない。

今年も活きのいい牝馬が何頭もやってくるが、高松宮記念大敗以来の参戦となるモズスーパーフレアの取り扱いに苦労しそうだ。

予想参考データ② サマースプリント組の取捨選択

最終戦がセントウルステークスと、サマースプリントシリーズは最後までもつれる展開にあるが、1ポイントでも稼いでセントウルステークスを迎えたい。

アベレージがいいのはアイビスサマーダッシュ組で3勝を挙げている。10頭以上参戦している中ではこのレースが一番相性がいい。

ただ、アイビスサマーダッシュでも結果を出した馬が多く、適性がなかったとしても1番人気で惨敗したような馬ぐらいしか巻き返しのチャンスはないだろう。

CBC賞組は苦戦を強いられ、アベレージは低い。アレスバローズは去年も今年も結果を出しているが、前走が特殊な状況だっただけにどうか。

予想参考データ③ 軽ければ軽いほどいい

ハンデ戦の北九州記念だが、狙うべきゾーンは斤量52キロから55キロ。牝馬が活躍する分、その影響が斤量に出ているのかもしれない。

特に前走から2キロ台の斤量減が狙い目で、斤量が1キロ以内の増減にとどまった馬より、相当信頼できる。

56.5キロ以上の斤量の馬は過去12頭参戦して1頭も馬券圏内がない。アレスバローズやミラアイトーンにはやや厳しいデータが突き付けられた。

2019年の危険な人気馬は?

アレスバローズは人気になる見込みだが、鞍上が菱田裕二騎手にスイッチし、斤量も変わらず。前走は川田騎手がうまく乗ったから結果を残せたが、同じことができるかは微妙だ。北九州記念の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、モズスーパーフレアは2つ目の消しデータに合致している。小倉で結果を出しており、思い切り切るのが怖いのは事実。しかし、斤量が55キロというのは不安要素が残る。松若風馬騎手に乗り替わるが、松若騎手との相性はそこまでいいわけでもない。武豊騎手がファンタジストを選んだというのはそういうことだろう。

反対にファンタジストは危険なデータに一つも当てはまらない。去年の小倉2歳ステークスを勝つなど、どちらかといえば短距離の馬。3歳のGⅠ2戦は距離と疲れの影響。リフレッシュされ、得意の短距離、3キロ減なら面白いし、馬券的に多少妙味もありそう。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ファンタジストと言えそうだ。

おすすめの記事