金鯱賞2018の競馬予想データ分析…4つの消しで好走率7割超、回収率260超

2018年3月11日、中京競馬場で金鯱賞(GⅡ/芝2000m)が行われる。スワーヴリチャード、サトノダイヤモンド、ヤマカツエース、メートルダール、ブレスジャーニー、デニムアンドルビーらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。

人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?


目次

ポイント1 人気薄は消し!

昨年2017年からGⅠに昇格した大阪杯へ向けての重要なステップレースの一つとして3月に行われるようになった金鯱賞だが、2012年から2016年まで同じ時期に同じ中京競馬場の芝2000mで行われた中日新聞杯を含めてみても比較的堅い決着となる年が多い。

人気着別度数
7-16人気1- 3- 2- 63/ 69
勝率複勝率単回値複回値
1.4%8.7%4463

集計期間:2012. 3. 4 ~ 2017. 3.11

過去6回の結果から見ると、昨年2017年は単勝7番人気のロードヴァンドールが2着、単勝13番人気スズカデヴィアスが3着となったように単勝7番人気以下でも馬券圏内に入る馬が時折みられるものの基本的には消しと判定していいだろう。

※以降、6番人気以内を対象に集計

ポイント2 父・ロイヤルチャージャー系・ネイティブダンサー系以外は消し!

血統からポイントを探すと父・ロイヤルチャージャー系・ネイティブダンサー系のみが結果を残している。

ロイヤルチャージャー系といえば、ディープインパクトやオルフェーヴルに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言える血統であり、ネイティブダンサー系の代表種牡馬はキングカメハメハで、競馬場・距離問わず比較的成績を残す万能型ということもあるだろう。

父系統着別度数
上記以外0- 1- 0- 4/ 5
勝率複勝率単回値複回値
0.0%20.0%028

集計期間:2012. 3. 4 ~ 2017. 3.11

今回の集計対象となった6回のレースで見ると2013年に単勝1番人気で2着となったアドマイヤタイシのみが馬券圏内に入ってきた馬となっていて基本的には消しと判断していいだろう。

ポイント3 ノーザンファーム生産馬は消し!

馬産地について注目をすると、本来は、クラシック戦線で中心となる距離になるとノーザンファームが現在の日本競馬界を席巻しているが、今回の集計対象となった6回ではまったくといっていいほど奮わない。

生産牧場着別度数
ノーザンファーム0- 2- 1-13/16
勝率複勝率単回値複回値
0.0%18.8%045

集計期間:2012. 3. 4 ~ 2017. 3.11

ただし、昨年からレースの位置づけが格段に上がったことによって、有力馬の出走が相次ぐことで傾向が変わる可能性もあるので、今後の結果には注意が必要と言える。

ポイント4 5~6歳馬以外は消し!

年齢別で集計すると古馬となったばかりの4歳馬や競走馬としてのピークが過ぎた7歳以上の高齢馬の不振が目立つ。

馬齢着別度数
5~6歳馬以外1- 2- 2-12/17
勝率複勝率単回値複回値
5.9%29.4%8073

集計期間:2012. 3. 4 ~ 2017. 3.11

なお、今回の消しの対象で馬券圏内に入っている5頭すべてが4歳か7歳となっており、8歳以上の該当馬は1頭もいない。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
4- 0- 2- 2/ 8
勝率複勝率単回値複回値
50.0%75.0%326186

集計期間:2012. 3. 4 ~ 2017. 3.11

なんと、好走率は7割超、回収率も約260%を弾き出し極めて優秀な成績となった。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。

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