2017年10月22日、京都競馬場で牡馬クラシック最終戦の菊花賞(GI/芝外回り3000m)が行われる。
しかし、天気予報はあいにくの雨。稍重(やや重)、重馬場、不良馬場といった道悪の中で開催される可能性がある。
では、馬場が渋ったときに台頭してくる馬とは、どんな馬なのか? 強調できる血統を分析していくことにしよう。
出走予定馬の重馬場実績は?
馬 | 着別度数 | |
---|---|---|
ブレスジャーニー | 3- 0- 0- 0/ 3 | |
マイスタイル | 2- 0- 0- 1/ 3 | |
ダンビュライト | 1- 1- 1- 0/ 3 | |
サトノアーサー | 1- 1- 0- 0/ 2 | |
マイネルヴンシュ | 1- 0- 0- 1/ 2 | |
アルアイン | 1- 0- 0- 1/ 2 | |
サトノクロニクル | 1- 0- 0- 0/ 1 | |
ウインガナドル | 1- 0- 0- 0/ 1 | |
アダムバローズ | 1- 0- 0- 0/ 1 | |
スティッフェリオ | 0- 2- 0- 0/ 2 | |
プラチナヴォイス | 0- 0- 0- 2/ 2 | |
クリンチャー | 0- 0- 0- 1/ 1 | |
クリノヤマトノオー | 0- 0- 0- 1/ 1 |
ブレスジャーニーは3戦3勝、ダンビュライトは3回走って3度とも馬券に絡んでいる。
道悪で強調できる種牡馬は?
種牡馬 | 着別度数 |
---|---|
ディープインパクト | 17- 16- 23-170/226 |
ステイゴールド | 14- 14- 14-151/193 |
ハーツクライ | 11- 12- 14- 94/131 |
ジャングルポケット | 3- 7- 7- 74/ 91 |
ディープスカイ | 3- 0- 2- 18/ 23 |
ルーラーシップ | 1- 2- 1- 17/ 21 |
トーセンホマレボシ | 1- 0- 0- 2/ 3 |
エンパイアメーカー | 0- 2- 1- 14/ 17 |
バトルプラン | 0- 0- 1- 5/ 6 |
種牡馬 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 7.5% | 24.8% | 72 | 74 |
ステイゴールド | 7.3% | 21.8% | 89 | 71 |
ハーツクライ | 8.4% | 28.2% | 76 | 92 |
ジャングルポケット | 3.3% | 18.7% | 115 | 78 |
ディープスカイ | 13.0% | 21.7% | 111 | 132 |
ルーラーシップ | 4.8% | 19.0% | 23 | 56 |
トーセンホマレボシ | 33.3% | 33.3% | 1016 | 236 |
エンパイアメーカー | 0.0% | 17.6% | 0 | 39 |
バトルプラン | 0.0% | 16.7% | 0 | 25 |
集計期間:2013. 1.14 ~ 2017.10.15
※牡馬・セン馬
※芝1800m〜
※3番人気〜単勝100倍未満が対象
※やや重、重馬場、不良馬場開催が対象
※長期休み明けなど、明らかなマイナス要素を持つ馬は除外
高い成績を叩き出しているのがハーツクライ産駒とディープスカイ産駒だ。どちらもどちらかといえばスピードよりスタミナに特徴がある血統のため、すぴーどよりスタミナが問われる馬場になったほうがいい成績を残せていると解釈できる。
ディープインパクト産駒は好走率こそ高いが、良馬場時に比べてパフォーマンスを上げるわけではない。また、回収率が低いことでも分かる通り、穴馬が走るケースはあまり多くない。
ルーラーシップ産駒やトーセンホマレボシ産駒は出走例が少ないため判断をつけづらい。しかし、ルーラーシップは現役時代、重馬場以上で(2−0−1−0)。不良馬場だったアメリカジョッキークラブカップと金鯱賞を勝っているため、パフォーマンスを上げる可能性は十分だろう。トーセンホマレボシにしても現役時代に重馬場勝利実績があり、近親のカンパニー、ヒストリカルは道悪重賞ウィナーだ。パフォーマンスを上げるポテンシャルは秘めているだろう。