菊花賞2017の予想データ分析…5つの消しで好走率約5割、回収率150超

2017年10月22日、京都競馬場で牡馬クラシック最終戦の菊花賞(GI/芝外回り3000m)が行われる。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。

人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?


目次

ポイント1 極端な人気薄は消し!

「強い馬が勝つ」と言われる菊花賞だけに、超人気薄が突っ込んでくることはほとんどない。

人気着別度数
1番人気5- 1- 2- 2/ 10
2番人気0- 2- 0- 8/ 10
3番人気1- 0- 2- 7/ 10
4番人気1- 1- 0- 8/ 10
5番人気1- 2- 0- 7/ 10
6番人気0- 1- 2- 7/ 10
7番人気1- 1- 2- 6/ 10
8番人気1- 0- 0- 9/ 10
9番人気0- 1- 1- 8/ 10
10番人気0- 0- 0- 10/ 10
11番人気0- 0- 0- 10/ 10
12番人気0- 0- 0- 10/ 10
13番人気0- 0- 1- 9/ 10
14番人気0- 0- 0- 10/ 10
15番人気0- 1- 0- 9/ 10
16番人気0- 0- 0- 10/ 10
17番人気0- 0- 0- 10/ 10
18番人気0- 0- 0- 10/ 10
人気勝率複勝率単回値複回値
1番人気50.0%80.0%104109
2番人気0.0%20.0%031
3番人気10.0%30.0%6982
4番人気10.0%20.0%8449
5番人気10.0%30.0%134102
6番人気0.0%30.0%0118
7番人気10.0%40.0%232193
8番人気10.0%10.0%19260
9番人気0.0%20.0%0115
10番人気0.0%0.0%00
11番人気0.0%0.0%00
12番人気0.0%0.0%00
13番人気0.0%10.0%0115
14番人気0.0%0.0%00
15番人気0.0%10.0%085
16番人気0.0%0.0%00
17番人気0.0%0.0%00
18番人気0.0%0.0%00

過去10年で11番人気以下が馬券に絡んだのは2回のみ。基本的には10番人気以内の馬たちの中から、買う馬を決めていくのがいいだろう。

※以降、10番人気以内を対象に集計

ポイント2 大外枠は消し!

菊花賞は3000mで競われる。コーナーを6回回るのも特徴で、必然的にコーナーでいかに距離ロスを防げるかが好走へのポイントになる。

となると、「内枠有利/外枠不利」が明確なレースでもある。

枠番着別度数
1枠3- 0- 1- 7/11
2枠3- 2- 1- 5/11
3枠1- 0- 1- 8/10
4枠0- 0- 0-10/10
5枠1- 1- 2-10/14
6枠0- 3- 1- 6/10
7枠2- 2- 2-10/16
8枠0- 1- 1-16/18
枠番勝率複勝率単回値複回値
1枠27.3%36.4%250110
2枠27.3%54.5%157145
3枠10.0%20.0%232112
4枠0.0%0.0%00
5枠7.1%28.6%6084
6枠0.0%40.0%0142
7枠12.5%37.5%3195
8枠0.0%11.1%028

8枠は18頭走って好走したのは2頭のみ。しかもうち1頭は1番人気だったリアファルの3着だ。つまり、人気以上に走って馬券に絡んだ馬は1頭だけということになる。

ポイント3 早生まれは消し!

生まれた月も見逃せないポイントの一つだ。基本的に早生まれの馬たちは2、3歳限定戦で有利になる。生まれが早ければ成長が早く、遅く生まれた馬たちに差をつけやすい。

しかし、3歳の秋になるとこのアドバンテージはほとんど薄れてしまう。だからこそ、遅生まれの素質馬たちが巻き返し、早生まれの馬たちは後塵を拝してしまうのだ。

生月着別度数
1月生1- 0- 0- 6/ 7
2月生2- 1- 2-19/24
3月生5- 3- 0-19/27
4月生1- 4- 5-17/27
5月生1- 1- 1-11/14
9月生0- 0- 1- 0/ 1
生月勝率複勝率単回値複回値
1月生14.3%14.3%3218
2月生8.3%20.8%2248
3月生18.5%29.6%19784
4月生3.7%37.0%71151
5月生7.1%21.4%1054
9月生0.0%100.0%0170

ご覧の通り、3、4月生まれが圧倒的にいい成績を残している。反面、早生まれの馬たちは人気馬しか走っていない。

レースのシチュエーションを考慮すると、早生まれの人気薄たちがここで台頭するのは困難なのだ。

ポイント4 前走6着以下は消し!

菊花賞は力が問われるレースだ。ゆえに(長距離に特化した適性がある馬でない限り)弱い馬が台頭することは難しい。

前走の内容に関しても、最低限のパフォーマンスを見せていることが好走への条件になる。

前確定着順着別度数
前走1着6- 1- 4-22/33
前走2着1- 4- 1- 8/14
前走3着3- 4- 1- 8/16
前走4着0- 0- 1- 9/10
前走5着0- 0- 1- 5/ 6
前走6~9着0- 0- 1-12/13
前走10着~0- 0- 0- 8/ 8
前確定着順勝率複勝率単回値複回値
前走1着18.2%33.3%11982
前走2着7.1%42.9%6099
前走3着18.8%50.0%211188
前走4着0.0%10.0%039
前走5着0.0%16.7%071
前走6~9着0.0%7.7%050
前走10着~0.0%0.0%00

勝ち馬はすべて3着以内。6着以下となると、21頭が走って好走したのは1頭のみだ。

ポイント5 前走上がり6位以下は消し!

菊花賞は総合力が問われるレースだ。スタミナだけでなく、淀の軽い芝を駆け抜ける瞬発力も求められる。

要するに、上がりの脚をまとめる必要が出てくるのだ。

前走脚質着別度数
3F 1位5- 3- 1- 15/ 24
3F 2位3- 4- 4- 8/ 19
3F 3位0- 0- 1- 13/ 14
3F ~5位1- 2- 2- 11/ 16
3F 6位~1- 0- 1- 25/ 27
前走脚質勝率複勝率単回値複回値
3F 1位20.8%37.5%13599
3F 2位15.8%57.9%64150
3F 3位0.0%7.1%030
3F ~5位6.3%31.3%145135
3F 6位~3.7%7.4%4928

前走で上がりを使えていないような馬はほとんど好走できていない。

しっかりと末脚を支える根拠のある馬を勝っていくべきだろう。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
6- 7- 5-20/38
勝率複勝率単回値複回値
15.8%47.4%159145

なんと、好走率は47%超、回収率も150%オーバーという極めて優秀な成績となっている。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。

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