川崎記念2019の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

2019年1月30日、川崎競馬場で川崎記念(JpnⅠ/ダート2100m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるケイティブレイブ、サルサディオーネ、ミツバ、オールブラッシュ、アポロケンタッキーらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


目次

川崎記念の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは8回、2着2回で鉄板レベルの信頼度の高さを見せる。

2番人気と3番人気の信頼度もそれなりにあるが、4番人気以下が少し信用しにくいか。今年は混戦なだけにこのあたりは読みにくい。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 東京大賞典組には逆らえない

前走のレース別の成績を見ると、東京大賞典組が実に9勝をマークし、2着も6回と無視をしたくても出来ないような状況になっている。

中央馬に限れば、去年2着のアポロケンタッキーを除くすべての馬が3着以内を確保していた。ちなみにそのアポロケンタッキーも東京大賞典では4着だった。

地方馬ではフリオーソが前走の東京大賞典で5着や7着といったことはあったが、どちらかといえば左回りで強かったイメージがあった。

もう1頭、船橋のサミットストーンが2015年3着になっているが、この時の前走東京大賞典では3着だった。これでかなり絞れそうだ。

予想参考データ② 別路線組の取捨選択

これだけ圧倒的な成績を残す東京大賞典組だが、東京大賞典組で独占したのは過去10年で2009年だけであとは何かしら別路線組が絡む。

オープン特別や準オープン組は少なくとも勝っておきたい。チャンピオンズカップ組はせめてコンマ5秒前後、最低限1秒以内の負けにとどめたい。

東京大賞典が物差しになりやすく、それよりも低い格のレースではそれなりのものが求められる。

予想参考データ③ 逃げなきゃ始まらない!

去年のケイティブレイブや2年前のオールブラッシュを始め、最後まで逃げ切った馬が実に多い。逃げ切れなくても2着3着に粘り込むことが多い。

唯一逃げが不発に終わったのは2016年だが、この時は船橋のサミットストーンの逃げであり、力のある馬に逃げられると基本的には捕まえきれない。

2番手の成績も素晴らしく、逃げの次に多い。後方にいる組は3コーナーからまくっていかないと直線だけで差し切るのは非常に難しい。

しかも、コーナーが急な川崎で外からまくっていくのは大変だ。ロスなく立ち回るなら3番手以内にいられる馬ということか。

2019年の危険な人気馬は?

アポロケンタッキーは去年の2着馬ということもあり人気に支持される見込みだが、東京大賞典は果敢に先行するも2秒以上の負け。戸崎圭太騎手に乗り替わり、前走のようなレースをするとは思えない。川崎記念の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、サルサディオーネは2つ目の消しデータに合致する。牝馬限定のダート交流重賞でコンマ7秒負け、軽ハンデのオープン特別勝ちでは強気になれない。

反対にケイティブレイブは危険なデータに一つも当てはまらない。去年の勝ち馬であり、地方交流では堅実に走る。前走は充実の3歳勢や中央のダートGⅠで勝つ馬が相手で分が悪い。今回はいないので、中央の総大将扱いは仕方ない。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ケイティブレイブと言えそうだ。

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