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2018年5月27日、東京競馬場で日本ダービー(GⅠ/芝2400m)が行われる。ダノンプレミアム、ブラストワンピース、ワグネリアン、キタノコマンドール、エポカドーロ、ステルヴィオ、ジェネラーレウーノ、ゴーフォザサミットらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

3歳牡馬3冠レースの中で「最も速い馬が勝つ」GⅠ・皐月賞、「最も強い馬が勝つ」GⅠ・菊花賞に対して「最も運のいい馬が勝つ」と言われている日本ダービーだが今年はどのような名勝負が繰り広げられるだろうか。

皐月賞馬エポカドーロの2冠達成はなるのか、怪我で皐月賞を回避したダノンプレミアムが前評判どおりの活躍を見せるのか、様々な見どころのあるレースでもある。2018年はどのような決着となるのか。

今回は過去10年の日本ダービーの結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。


過去10年の該当馬(2008年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20143マイネルフロスト
20133アポロソニック
20123トーセンホマレボシ
20112ウインバリアシオン
20113ベルシャザール
20101エイシンフラッシュ
20093アントニオバローズ
20082スマイルジャック
20083ブラックシェル

注目点① 人気薄を検討する場合は3着中心に!

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10年で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が9頭と3分の1を占めていて比較的平均的な結果となっている。

ただし、9頭中6頭が3着となっていることは日本ダービーの大きな特徴であり、1着・2着馬の検討を進める場合には上位人気馬から検討をし、三連単などで3着馬を検討する際に人気薄を狙うことも前向きに考えなければならない。

なお、今回の該当馬を人気別や単勝オッズで見ると、人気を気にする必要はないものの単勝万馬券になるような極端な人気薄を狙うのは得策でないことがわかる。

人気別集計 日本ダービー 過去10年

人気着別度数勝率複勝率
1番人気4- 1- 3- 2/ 1040.0%80.0%
2番人気2- 1- 0- 7/ 1020.0%30.0%
3番人気3- 2- 1- 4/ 1030.0%60.0%
4番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
5番人気0- 4- 0- 6/ 100.0%40.0%
6番人気0- 0- 1- 9/ 100.0%10.0%
7番人気1- 0- 1- 8/ 1010.0%20.0%
8番人気0- 0- 3- 7/ 100.0%30.0%
9番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
10番人気0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%
11番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
12番人気0- 1- 1- 8/ 100.0%20.0%
13番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
14番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
15番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
16番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
17番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
18番人気0- 0- 0- 8/ 80.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名人気単勝オッズ
2014マイネルフロスト12108
2013アポロソニック861.6
2012トーセンホマレボシ715
2011ウインバリアシオン1024.4
2011ベルシャザール818.5
2010エイシンフラッシュ731.9
2009アントニオバローズ823.3
2008スマイルジャック1249.2
2008ブラックシェル612

注目点② 前走は3番人気以下

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った9頭中8頭が前走でも人気がなく単勝3番人気以下となっていた。

前走で単勝上位人気に支持されて敗退した馬は、敗退の原因が馬券購入の際に検討され、敗因が明らかな場合には再度上位に支持される傾向がある。

一方、前走人気がなく、実際に敗退した馬は徐々に検討の対象外となり単勝人気も徐々に下降していく傾向があるが、日本ダービーで激走馬を検討する際にはそういった馬たちにも一旦フォーカスを当てて検討いくことが必要だ。

前走人気別集計 日本ダービー 過去10年

前走人気着別度数勝率複勝率
前走1人気3- 2- 4- 22/ 319.7%29.0%
前走2人気0- 6- 0- 18/ 240.0%25.0%
前走3人気3- 0- 3- 14/ 2015.0%30.0%
前走4人気2- 1- 0- 12/ 1513.3%20.0%
前走5人気1- 0- 1- 6/ 812.5%25.0%
前走6~9人0- 1- 2- 35/ 380.0%7.9%
前走10人~1- 0- 0- 41/ 422.4%2.4%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名前走人気
マイネルフロスト3
アポロソニック9
トーセンホマレボシ5
ウインバリアシオン6
ベルシャザール3
エイシンフラッシュ11
アントニオバローズ1
スマイルジャック4
ブラックシェル3

注目点③ 前走は先行か中団待機馬が活躍!

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った9頭中7頭が前走で先行か中団からのレースをしていた。

GⅠレースともなると、実力が比較的高いレベルで拮抗していることもあって、騎手の駆け引きも重要な要素となり、逃げ馬を目標に見ながらレースを進めることができる先行・中団待機馬が日本ダービーでは激走馬となっている。
前走脚質別集計 日本ダービー 過去10年

前走脚質着別度数勝率複勝率
逃げ0- 0- 1- 7/ 80.0%12.5%
先行1- 4- 4- 35/ 442.3%20.5%
中団6- 5- 4- 66/ 817.4%18.5%
後方3- 1- 0- 40/ 446.8%9.1%
マクリ0- 0- 1- 0/ 10.0%100.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名前走脚質
マイネルフロスト先行
アポロソニック逃げ
トーセンホマレボシ先行
ウインバリアシオン後方
ベルシャザール先行
エイシンフラッシュ中団
アントニオバローズ先行
スマイルジャック先行
ブラックシェル中団

注目点④ 前走は東京か中山で出走

今回の該当馬9頭中8頭が前走は東京競馬場か中山競馬場で出走していた。

レース間隔だったり、東京競馬場とのコース適性を調教師など関係者が考慮・調整して出走してきた結果が、日本ダービーで人気に関係なく着順に反映されていることがわかる。

前走場所別集計 日本ダービー 過去10年

前走場所着別度数勝率複勝率
札幌0- 0- 0- 0/ 0
函館0- 0- 0- 0/ 0
福島0- 0- 0- 0/ 0
新潟0- 0- 0- 0/ 0
東京2- 2- 6- 69/ 792.5%12.7%
中山7- 7- 3- 54/ 719.9%23.9%
中京0- 0- 0- 0/ 0
京都1- 1- 1- 19/ 224.5%13.6%
阪神0- 0- 0- 4/ 40.0%0.0%
小倉0- 0- 0- 0/ 0
地方0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名前走場所
マイネルフロスト東京
アポロソニック東京
トーセンホマレボシ京都
ウインバリアシオン東京
ベルシャザール東京
エイシンフラッシュ中山
アントニオバローズ中山
スマイルジャック中山
ブラックシェル東京

注目点⑤ 出産ピークの3月・4月生まれが優勢

最後に誕生日の視点から見た時に、今回の該当馬9頭中8頭が3月か4月生まれとなっていた。

馬産自体は南半球の産駒を除いて1月から6月まで行われていて、日本ダービーの勝馬も過去10年では1月から5月まで幅広くなっているものの、人気薄の激走馬となると馬産のピークである3月と4月に生まれた馬が活躍できていることがわかる。

生月別集計 日本ダービー 過去10年

生月着別度数勝率複勝率
1月生1- 1- 1- 8/119.1%27.3%
2月生2- 2- 0-35/395.1%10.3%
3月生4- 3- 6-44/577.0%22.8%
4月生1- 2- 3-43/492.0%12.2%
5月生2- 2- 0-17/219.5%19.0%
6月生0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名誕生日
マイネルフロスト3/8
アポロソニック4/2
トーセンホマレボシ3/23
ウインバリアシオン4/10
ベルシャザール4/25
エイシンフラッシュ3/27
アントニオバローズ4/24
スマイルジャック3/8
ブラックシェル1/31

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の3頭が該当する。

オウケンムーン
ゴーフォザサミット
サンリヴァル

なお、本原稿は特別登録の段階で執筆しているが、今年の日本ダービーの登録頭数は21頭(出走可能頭数18頭)となっていて賞金順により除外対象となっている馬もいるので注意が必要だ。

また、仮に今回の該当馬が上位人気に支持されたり、出走回避した場合などは、人気薄が上位に食い込む可能性は低いと見て、素直に上位5番人気までの堅い決着を予想する方法もありそうだ。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。

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