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2019年12月28日、中山競馬場でホープフルステークス(GⅠ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるコントレイル、ワーケア、オーソリティ、ヴェルトライゼンデ、ブラックホールらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

オープン特別やGⅡ時代を含めた過去10年のデータを参考にしていく。


ホープフルステークスの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が4勝、2着が2回、3着はなし。GⅠ昇格後の2年は1番人気が2連勝。レースの格が上がるほど、信頼度は上がっている。

2番人気も信頼度は高いが、1倍台でも飛ぶことがあり注意したい。8番人気のアベレージが良く、伏兵馬でも十分チャンスはある。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 前走GⅢ組の取捨選択

前走GⅢ(1- 1- 3-21)
勝率 3.8% │ 複勝率 19.2%

前走新馬組が6勝を挙げているホープフルステークス。重賞昇格後も傾向はあまり変わらない。ただ今年は該当馬1頭なので、前走GⅢ組の取捨選択でなんとかしたい。

前走東スポ杯(0- 0- 3-13)
勝率 0.0% │ 複勝率 18.8%

全体の数字を押し下げるのが東スポ杯組。東京1800と中山2000では求められるものが違うので当然か。3着に来た3頭は、人気をいい意味で裏切り、人気より上の着順だった馬。去年のニシノデイジーは8番人気1着だった。

他の重賞組でチェックすると、重賞勝ちか連対か。2017年1着のタイムフライヤーは京都2歳ステークス2着だったが、タイム差なしだった。重賞勝ちかそれに等しい結果がほしいところだ。

予想参考データ② 前走オープン特別や1勝クラスの取捨選択

オープン特別や1勝クラスを前走使った馬たちの成績は、GⅢ組と大して変わらないか、やや成績は落とす。ただ複勝率に関する話で、勝利はしている。

まずオープン特別の取捨選択だが、勝ち馬2頭いずれも萩ステークス。有馬記念2着だったサートゥルナーリアもその1頭。前走1番人気だった馬がここを勝っている。

続いて1勝クラス、500万下だが、重賞昇格後はいずれも1番人気1着だった馬が来ている。距離やコースは問わないが、できるだけ差をつけて勝っておきたい。

予想参考データ③ 33秒の脚はいらない

過去10年のホープフルステークスの上がり3ハロンのタイムを見ると、3着以内に入った馬の中で最速だったのは2015年2着のロードクエストの34秒1。勝ちタイムは2分1秒台で安定しており、タイムやスピードはそこまで求められていない。

去年のホープフルステークスの3着以内に入った馬を見ても、33秒台を使っていた馬はニシノデイジー1頭だけ。サートゥルナーリアもアドマイヤジャスタも34秒台で精いっぱいだった。

ただし、重馬場などでも33秒台なら話は別。パンパンの良馬場での33秒台は信用できないが、重馬場なら今週の中山の状況を鑑みれば信用できる。

2019年の危険な人気馬は?

オーソリティは人気になる見込みだが、同条件の芙蓉ステークスを勝ったからここも来るというのは安直。9月の中山と12月の中山は芝の状況が違う。冬開催で休み明け、少なくともプラスに働くとは思えない。ホープフルステークスの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、コントレイルは1つ目の消しデータに合致している。東スポ杯は立派な勝ち方だったが、それが中山になって同じことができるのかどうか。血統的にはダートの短距離、ごまかして1800までという印象を受けるが果たして。

反対にワーケアは危険なデータに一つも当てはまらない。2戦の馬場状態は稍重と重だったが、にもかかわらず33秒台前半、他の馬に大差をつける。アイビーステークスの勝ちタイムは大変優秀。母はイタリアオークスを勝ち、距離は全く問題ない。ルメール機種が継続して騎乗するのも心強い。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ワーケアと言えそうだ。

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