(C) Yusuke Tsutaya

新馬戦勝利の勢いそのままにGIでも力は通用するのか—

2017年12月28日、中山競馬場でホープフルS(GI/芝 2000m)が行われる。重賞勝利馬であるジャンダルムから1勝馬まで多くの有力馬が出走する。この中にはモーリスの全弟ルーカスも含まれており、激しい戦いが予想される。

ここでは12月10日の新馬勝ちからここに直行したステイフーリッシュに注目したい。馬券に絡むための期待と不安について考察しよう。


期待① 父ステイゴールド

ステイフーリッシュはステイゴールド産駒であり、この産駒は中山芝を得意としている。特に中山芝2000mのOP以上で優秀な成績を収めている。

その成績は1-1-1-1/4というもので、複勝率は75%と非常に高い値を示している。このデータを見れば新馬戦からの直行組とはいえ、軽視はするべきではない。

不安① 新馬戦からの直行

ホープフルSには1勝馬も何頭か出走する。この馬もその中の一頭だ。

他には重賞を勝ったジャンダルムを皮切りに、重賞で馬券になっているタイムフライヤー、シャルルマーニュ、ルーカスなど、非常に強いメンバーが集まっている。

これまでは新馬または未勝利勝ちからも馬券に絡むことができていた印象はあるが、今年からGIに昇格したことで集まったメンバーも粒ぞろいとなった。ここで新馬戦からの直行となるステイフーリッシュにとっては試金石の一戦となる。

不安② 騎手

ステイフーリッシュに跨るのは新馬戦に続いて中谷騎手だ。前走は完勝と言ってもいい好内容でこの継続騎乗が吉と出ることが期待される。

しかし、中谷騎手の重賞騎乗成績を見ると、重賞20戦して未だ勝利がない。そのため、人馬ともに今回のレースが試金石の一戦となる。このデータを見て見ると軸として買うのはオススメできない。

不安③ 初めての長距離輸送

初戦は中京での新馬戦だったため、この馬は中山への長距離輸送を経験していない。調教助手のコメントからは少し神経質な面があることが指摘されている。

長距離輸送は未経験であるためその影響は未知だが、その性格からも輸送によってイレ込み、体重の減少に繋がることがあるかも知れない。これに関しては当日のパドックや馬体重、返し馬での雰囲気を見た方が良さそうだ。

不安④ 枠

ステイフーリッシュは13番枠に決まった。有馬記念でもそうだったが、内枠有利は変わらず好走条件である。7枠は1-2-1-15/19と、2枠の3-2-2-8/15に比べて成績が落ちることが見て取れる。

ホープフルSは有馬記念に比べてスタートからコーナーまで距離が少し長くなるため、極端な内枠有利ではないもののその傾向は変わらずデータに現れている。外枠になったステイフーリッシュにとっては難しい一戦となるのは間違いない。

まとめ

新馬戦から直行、初めての長距離輸送、重賞勝利なしの中谷騎手、不利な外枠と、決して好条件とは言えない条件が揃ったホープフルS。しかし、ステイゴールド産駒というだけでヒモに加える価値は十分にある。

人馬ともに試金石となる本レースだが、当日の状態をよく見て買い目に加えるか考えることが望ましい。

おすすめの記事