ホープフルS2017の競馬予想データ分析…5つの消しで好走率5割超、回収率170超

2017年12月28日、中山競馬場でホープフルステークス(GI/芝2000m)が行われる。ルーカス、ジャンダルム、タイムフライヤー、フラットレー、サンリヴァル、ナスノシンフォニー、シャルルマーニュらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。

人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?


目次

ポイント1 極端な人気薄は消し!

基本的に2000mの2歳戦というのは底力が求められる。

底力が求められるとどうなるかというと、地力のある実力馬が好走する傾向が強くなり、弱い馬は普通に負けていく。要するに、波乱が起こりにくいのだ。

事実、2歳戦において、2000mとそれ以下の距離とでは穴馬の期待値に大きな差がある。

人気着別度数
1番人気3- 3- 0- 4/ 10
2番人気2- 1- 4- 3/ 10
3番人気1- 2- 1- 6/ 10
4番人気1- 0- 1- 8/ 10
5番人気1- 0- 1- 8/ 10
6番人気0- 1- 0- 9/ 10
7番人気1- 0- 0- 9/ 10
8番人気1- 2- 1- 6/ 10
9番人気0- 0- 1- 9/ 10
10番人気0- 1- 0- 8/ 9
11番人気0- 0- 0- 8/ 8
12番人気0- 0- 1- 7/ 8
13番人気0- 0- 0- 7/ 7
14番人気0- 0- 0- 5/ 5
15番人気0- 0- 0- 4/ 4
16番人気0- 0- 0- 4/ 4
17番人気0- 0- 0- 2/ 2
18番人気0- 0- 0- 0/ 0
人気勝率複勝率単回値複回値
1番人気30.0%60.0%6672
2番人気20.0%70.0%80115
3番人気10.0%40.0%7487
4番人気10.0%20.0%8143
5番人気10.0%20.0%8757
6番人気0.0%10.0%045
7番人気10.0%10.0%17452
8番人気10.0%40.0%236182
9番人気0.0%10.0%068
10番人気0.0%11.1%092
11番人気0.0%0.0%00
12番人気0.0%12.5%0183
13番人気0.0%0.0%00
14番人気0.0%0.0%00
15番人気0.0%0.0%00
16番人気0.0%0.0%00
17番人気0.0%0.0%00

ホープフルSにおいても、11番人気以下で好走したのはわずか1頭のみ。原則として10番人気以内の馬たちを対象としていくべきだろう。

※以降、10番人気以内を対象に集計

ポイント2 サンデーサイレンス系は消し!

ホープフルSにおける最大の特徴といえば、ディープインパクト系を除くサンデーサイレンス系が大不振という点だ。

種牡馬着別度数
サンデーサイレンス系0- 6- 1-29/36
勝率複勝率単回値複回値
0.0%19.4%056

なんと、過去10年で勝ち馬は1頭も出ていない。全体的な傾向としても低調。明らかに合っていないことが分かる。

前述の通り、ホープフルSはタフな2000mで行われるため、サンデーサイレンス系よりタフなロベルト系やキングマンボ系の馬たちが台頭しやすいのだ。

ポイント3 前走4着以下は消し!

2歳における2000mは実力が問われる。よって、弱い馬が来ないというのは前述したとおりだ。

実際、前走の成績を見てみても、明らかに上位に来た馬たちが好成績を残している。

前確定着順着別度数
前走1着8- 8- 5-33/54
前走2着1- 1- 1- 8/11
前走3着1- 0- 3- 6/10
前走4着0- 0- 0- 2/ 2
前走5着0- 0- 0- 4/ 4
前走6~9着0- 1- 0-13/14
前走10着~0- 0- 0- 4/ 4
前確定着順勝率複勝率単回値複回値
前走1着14.8%38.9%126105
前走2着9.1%27.3%3149
前走3着10.0%40.0%8195
前走4着0.0%0.0%00
前走5着0.0%0.0%00
前走6~9着0.0%7.1%059
前走10着~0.0%0.0%00

前走4着以下で好走したのはわずか1頭のみ。原則として前走しっかりと好走している馬を選ぶべきだ。

ポイント4 牝馬は消し!

2歳の2000mは牡馬にとってもタフな舞台である。当然のことながら、牡馬より体力のない牝馬にとって、この条件は過酷過ぎる。

牝馬(0−0−0−9)

好走例がないだけに、素直に消してしかるべきだろう。

ポイント5 12番より外は消し!

有馬記念が内枠有利だったように、ホープフルSもまた、同様の傾向にある。正確に言えば2500mよりコーナーまで距離があるため、極端な内枠有利ではなく、中枠までは許容範囲。しかし、外枠となると、厳しいのは変わらない。

馬番着別度数
1番1- 0- 1- 6/ 8
2番3- 1- 0- 5/ 9
3番0- 0- 0- 9/ 9
4番0- 0- 0- 5/ 5
5番1- 1- 1- 5/ 8
6番1- 1- 1- 6/ 9
7番1- 2- 1- 4/ 8
8番0- 0- 2- 4/ 6
9番0- 1- 1- 4/ 6
10番1- 2- 0- 5/ 8
11番2- 2- 0- 3/ 7
12番0- 0- 0- 3/ 3
13番0- 0- 1- 5/ 6
14番0- 0- 0- 3/ 3
15番0- 0- 0- 3/ 3
16番0- 0- 0- 0/ 0
17番0- 0- 1- 0/ 1

12番より外の馬番から好走したのは2頭のみ。しかもうち1頭のクラリティシチーは2番人気ながら3着と、人気を裏切った。

12番より外に入った馬は、評価を落とさざるをえないのだ。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
10- 3- 6-17/36
勝率複勝率単回値複回値
27.8%52.8%221130

集計期間:2007.12.23 ~ 2016.12.25

なんと、好走率は52%超、回収率も170%オーバーという極めて優秀な成績となっている。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。

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