
5月18日、京都競馬場で平安ステークス(GⅢ/ダート1900m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。
馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。
人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。
今回、人気が想定されるのは、オメガパフューム、チュウワウィザード、サンライズソア、アナザートゥルース、ロンドンタウンらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?
なお、今回は距離変更となった2013年以降6年のデータを対象とした。
目次
平安Sの配当傾向
過去6年を見ると、三連単の最高額配当は2014年の1468,650円で、その他に2017年にも236,010円と高配当が出ている。2016年を除くと全て万馬券決着となっており波乱の決着に期待して積極的に穴馬を狙いたい。
単勝オッズは人気馬が優勝するケースが多いものの2014年(7,490円)や2018年(1,870円)のように人気薄が優勝するケースもあり、要注意だ。
馬連は最高配当が2014年(50,430円)で、それ以外に2018年(5,940円)や2017年(2,480円)でも好配当が出ている。堅い決着の年もあるが穴馬には警戒する必要がある。
ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。
予想参考データ① 好走血統に注目
父系はゴールドアリュール・アドマイヤボスなどのサンデーサイレンス系の活躍が目立つ。しかし、近2年はミスタープロスペクター系の馬が優勝しており、サンデー系・非サンデー系産駒の母父もミスタープロスペクター系で占められている。こちらを重要視する必要があるだろう。
2017年 クリソライト(6人気/母父エルコンドルパサー)/マイネルバイカ(15人気/母父フォーティナイナー)
2016年 クリノスターオー(3人気/母父ジェイドロバリー)/クリソライト(4人気)
2015年 インカンテーション(4人気/母父Machiavellian)/クリノスターオー(3人気)
2014年 クリノスターオー(12人気)/ワイルドフラッパー(4人気/母父Smoke Glacken)
2013年 ナムラタイタン(5人気/母父アフリート)
また、母父ノーザンダンサー系の中ではVice Regentの系統が相性が良い。
2017年 グレイトパール(1人気/母父デヒア)
2016年 アスカノロマン(1人気/母母父Deputy Minister)
2015年 ローマンレジェンド(5人気/母父Awesome Again)
2014年 ワイルドフラッパー(4人気/父Ghostzapper)
予想参考データ② 関西馬に注目
関東馬も多く出走してくるが、2013年以降のデータでは全て関西馬で決着している。穴馬候補も基本的に関西馬から選定するのが良いだろう。
2018年 サンライズソア(7人気)
2017年 クリソライト(6人気)/マイネルバイカ(15人気)
2014年 クリノスターオー(12人気)/ソロル(7人気)
2013年 ナイスミーチュー(8人気)
予想参考データ③ 逃げ・先行馬に注目
激走馬の脚質に注目すると逃げ・先行馬の激走が多く、今年も注目したい。
2018年 サンライズソア(7人気/1-1-1-1)
2017年 マイネルバイカ(15人気/6-5-6-5)
2014年 クリノスターオー(12人気/2-2-2-2)
2013年 ナムラタイタン(5人気/2-2-2-2)
2019年の穴馬候補は?
以上のデータから面白そうなのはグレンツェント、ジョーダンキング、メイショウスミトモだ。
グレンツェントは相性の良い父サンデー系×母父ミスタープロスペクター系である。先行策で復活となるか注目だ。唯一の気がかりは成績不振が続く関東馬であることだろう。
ジョーダンキングも父ミスタープロスペクター系に母系は相性の良いノーザンダンサーの血が母母父に入っている関西馬だ。こちらも注目したい。
メイショウスミトモは父ゴールドアリュール×母父ミスタープロスペクター系で無視はできない1頭だ。条件としては厳しいかもしれないが期待したい。