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2019年12月8日、阪神競馬場で阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるウーマンズハート、グラヴァシュドール、ヤマカツマーメイド、リアアメリア、レシステンシアらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

過去10年間のデータを参考に予想を進めていく。


阪神ジュベナイルフィリーズの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは4回で、2着、3着ともに1回。1倍台は連対率100%、2倍台は勝つか負けるかがはっきり出やすいので、単勝オッズに注目だ。

ここ3年は生れんが3桁配当と安く、3連単も万馬券になっていない。過去には超ド級の万馬券もあったが、それ以外は比較的まとまっている。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 中団待機策が効果的

脚質・中団(7- 5- 7-61)
勝率 8.8% │ 複勝率 23.8%

阪神のマイルは力が必要なので、逃げて残るような感じにはならない。かといって後ろから届くわけでもなく、中団待機策が効果的だ。

上がりの脚はナンバー1である必要はなく、3番目に入るぐらいなら問題ない。できるだけ位置は前目、その中で3番目の脚を見せられればいいだろう。

去年は特殊で、4コーナー10番手より後ろの3頭で決まった。エレナアヴァンティの逃げが濃厚だが、途中で勢いを失う可能性が高く、そうなると早めに動き始めることに。

落ち着いて待てる馬がいいかもしれないが、どこまで馬のポテンシャルを信じるか、そこにかかっている。

予想参考データ② ステップレース組の取捨選択

アルテミスステークス、ファンタジーステークス、この2つのレースからやってくる牝馬が多いが、数字的にはアルテミスステークスの方が上で、ファンタジーステークスは数値が悪い。

アルテミスステークスの傾向は、2着以内が求められる。5着もあったが、その場合はコンマ5秒まで。2着までに入った馬がいるようなら、そこは狙いだろう。

ファンタジーステークスの場合は、勝ち馬かコンマ2秒負けまで。タイム差なし3着だった馬も絡んでおり、勝ち馬と肉薄した状況であれば勝負になるということか。

予想参考データ③ 東京か京都か

ここ5年の前走コース別成績を見ると、京都か東京か、この2つに絞られる。東京のマイル、1400なら2着以内。京都は少ないが、条件戦を勝つか重賞で勝ち負け。ここがラインだろう。

休み明けの馬がいきなり走るケースは少なくともここ5年ではない。順調に使ってきた組が強いということになりそう。

ウーマンズハートは新潟2歳ステークスからの参戦だが、3か月以上の休み明けでどこまでやれるか。前例が少ないだけに判断が分かれる。

2019年の危険な人気馬は?

ウーマンズハートは人気になる見込みだが、やはり休み明けがどうか。野芝で軽い馬場になりやすいところで32秒台を披露できたが、冬の阪神の洋芝は相当なモノ。過去2戦のパフォーマンスができるかどうか。阪神ジュベナイルフィリーズの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ヤマカツマーメイドは2つ目の消しデータに合致している。1400メートルで結果を出せていない。ファンタジーステークスでもそれなりに差がついた。ここで巻き返すには上積みが必要だが、そこに期待をするのは酷だろう。

反対にレシステンシアは危険なデータに一つも当てはまらない。前走のファンタジーステークスの時計が優秀、ここ20年では2番目にいい。1位は2006年のアストンマーチャン、この舞台でも活躍した。1400メートルしか走っていないが、母はアルゼンチンの2200メートルのGⅠを制しており距離の不安は考えなくていい。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、レシステンシアと言えそうだ。

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