阪神JF2018の競馬予想分析!3つのデータから導く穴馬候補

2018年12月9日、阪神競馬場で阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ/芝1600m)が行われる。阪神ジュベナイルフィリーズ過去10年を見ると、三連単の高額配当は2012年の3,047,070円が最高だが10万円以上になったのはこれだけ。過去10年で1万円未満となったのは2回。しかも去年一昨年の話だ。

単勝オッズは2010年の160円が最低で、最高は2013年の1,460円だった。単勝10倍以上の馬が勝ったのは1回だけ、馬連万馬券も1回しかない。穴馬が勝つというよりは2着3着を拾うようなイメージがいいかもしれない。

2歳戦は荒れる時は結構荒れるが、阪神ジュベナイルフィリーズに限っては無茶な狙い方はしない方がいい。傾向と対策を見てなるべく絞って予想を行っていきたい。


目次

データ① 嫌われる筋合いはないはずなのに・・・

穴を開けた馬を見ると、なぜその戦績でその人気なの?と疑問に思うケースが多い。2013年8番人気3着のフォーエバーモアは2戦2勝、2012年15番人気2着のクロフネサプライズは前走特別戦を勝っている。2010年8番人気3着のライステラスは2勝馬であり京王杯2歳ステークス4着などまずまずの実績ながら嫌われた。伸びシロに騙された人たちが作り出したオッズの恩恵はあるものだ。

面白いのはレッドアモネスだ。2戦2勝でいずれも中山と新潟と遠征しての勝利だ。血統的に短距離向き、前走は逃げて勝つなど適性自体は阪神ジュベナイルフィリーズとはやや合わない部分があるものの、戦績の割に人気は下がる。今回は戸崎圭太騎手を用意した。戸崎騎手といえばレッドリヴェールの勝利が記憶に新しいところだ。

データ② キャリア3戦までの馬が勝つ!

2歳戦線が整備されてきたことはここ数年を見れば明らかだが、もっと長い視点で見ると新馬戦は1回限りという改革が大きかった。それまでは新馬戦なのに何戦も走れた時代もあったわけだが、こうしたこともあり出来るだけレースを少なく走らせようとする傾向になっている。そんなこともあってかキャリア3戦までの馬ですべての勝ち星が量産されている。キャリア2戦が6勝というのも興味深い。キャリア3戦は覚えておきたい。

その中で妙味がありそうなのがプールヴィルだ。未勝利、りんどう賞と1400メートルのレースを2連勝しているせいか、距離がどうかと思われているフシがある。しかし母ケンホープはフランスでマイル重賞を制し、父のルアーヴルも長い距離で勝っている。ちなみにルアーヴルの初GⅠ勝利はルメール騎手の手によるものだ。1400メートルがベストではない。むしろマイルになってチャンスが出てくる馬と言える。

データ③ 昔から赤松賞組は狙える!

赤松賞は11月に施行される500万特別のレースだが、過去10年の前走レース別成績を見ても500万特別ながら健闘を見せる。去年のマウレア、2009年のアパパネ、2008年のダノンベルベールと結果を出した。古くはスティンガーという馬がいた。この馬が注目されたのは11月上旬に新馬戦を勝ち、11月終わりに赤松賞を勝ち連闘で当時の阪神3歳牝馬ステークスを勝利した点だ。どうせなら赤松賞組から狙いたい。

今年の勝ち馬はジョディーだ。赤松賞は楽に逃げて最後はスパート合戦になるところをハナだけ先にゴール板を通過した格好だ。本来は武藤雅騎手で挑みたかっただろうが、どうにも間が悪く騎乗停止となり、四位洋文騎手が騎乗予定だ。新馬戦ではクローバー賞勝ちのウインゼノビアに勝利、新潟2歳ステークスはコンマ3秒差の4着とプラス16キロを思えば頑張った方だ。展開次第だが、前で残す可能性はある。

まとめ

レッドアモネス、プールヴィル、ジョディーを挙げたが、どの馬にも一発は秘めている。ダノンファンタジーが1つ抜けているように感じるが、相手のヒモ荒れを狙うにはこの3頭がいいだろう。傾向的に波乱は起こりにくいが、とんでもない大波乱が起こることもある。もちろんこの3頭で決まれば腰が抜ける配当になるだろう。

先週のチャレンジカップもレイエンダが飛んだ。それでマウントゴールドやステイフーリッシュが飛び込んでワイドが20倍近くになるなどおいしい馬券も見られた。こういう馬券を狙っていき、香港国際競走と合わせて大勝利を目指したいところだ。

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