2017年12月10日、阪神競馬場で阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神JF/GI/芝外回り1600m)が行われる。ロックディスタウン、ラッキーライラック、マウレア、リリーノーブルらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?
今週水、木曜日には最終追い切りが美浦、栗東の東西トレーニングセンターで行われた。それを受けて、体調や仕上がり具合を一週前の調教と最終追い切りから考察していく。
目次
最終追いきり診断
今回は馬番10〜18番までに入った馬たちを見ていく。
ハイヒール・牝2歳(栗東・清水厩舎)
評価B-
栗東坂路(良 )で7日に行われた最終追い切り。4F 57秒1―41秒0―26秒5―12秒7のタイムはやや物足りない。
ラッキーライラック・牝2歳(栗東・松永厩舎)
評価A
1週前追い切りは栗東CWコースで行われ、タイムは6F80秒7―64秒6―50秒2―37秒5―12秒2。先行馬を内からかわして大差先着する絶好の動き、時計も優秀で状態は上向き。
6日栗東のCWコースでの最終追い切りは、6F82秒5―66秒5―51秒0―37秒5―11秒9。ナンヨープルートー(3歳1000万)を4馬身半追走して強めに追ってあっさりと3馬身差を付けた。
ソシアルクラブ・牝2歳(栗東・池添厩舎)
評価B+
29日の1週前追い切りは栗東CWコース(良)で6F追い。タイムは 83秒5―66秒9―52秒1―37秒6―11秒7の好時計でNHKマイルC3着のボンセルヴィーソ(3歳オープン)と併入した。
最終追い切りは6日栗東CWコース(良)で併走追い。6F85秒1―67秒4―51秒7―38秒2―12秒3で馬なりではあったが、手応えよく先行したエルフィンコーブ(3歳上1600万下)にクビ差先着。
トーセンアンバー・牝2歳(美浦・菊沢厩舎)
評価B+
美浦南Wコース(良 )で行われた6日(水)の最終追い切りは 5F70秒9―55秒0―40秒7―13秒5。動きは悪くないが、中1週のため軽めの調教に終始している。
ノーブルアース・牝2歳(栗東・牧浦厩舎)
評価B-
6日(水)最終追い切りは栗東CWコース(良)で3頭併せを行い、6F85秒7―70秒0―55秒0―41秒0―13.8のタイム。3頭併せで馬なり1馬身~3馬身先着したものの、タイムも平凡で動きもいまひとつのように見える。
ナディア・牝2歳(栗東・笹田厩舎)
評価B
1週前追い切りは29日栗東坂路(良)4F53秒2―38秒8―12秒8。6日の最終追い切りも栗東坂路(良)で併せ馬を行い、4F51秒5―38秒3―25秒9―13秒4のタイム。最後は馬体を合わせに行ったがそこまで近づけず1馬身遅れた。
モルトアレグロ・牝2歳(美浦・武井厩舎)
評価A-
1週前追い切りは美浦南Wコースで行い、タイムは5F69秒5―54秒4―39秒3―12秒5。ラスト1Fで先行馬に並んで併入、力強い動きで体調は上向き。
6日の最終追い切りは美浦Wコースで3頭併せ。スリラーインマニラ(3歳上500万下)、外スパーダ(2歳新馬)を3馬身追いかけ、直線は馬なりでスリラーインマニラに2馬身、スパーダに大差先着した。タイムは4F54秒2―39秒3―13秒0、ややテンションが高いのが気になる。
コーディエライト・牝2歳(栗東・佐々木厩舎)
評価B+
1週前追い切りは栗東坂路(良)で4F53秒2―38秒9―12秒1の好タイム。水曜追いに備えて5日は坂路でのキャンター調整。
最終追い切りは6日に栗東坂路(良)で4F54秒3―39秒8―26秒0―12秒8のタイム。
ロックディスタウン・牝2歳(美浦・二ノ宮厩舎)
評価A
1週前追い切りは直線でしっかり追われて美浦南Wコースを5F67秒8―37秒3―12秒8の好時計をマーク。先行していた2頭を反応よく一気に抜き去る抜群の動き。
6日の美浦Wコースでの最終追い切りは、ゴールドスミス(3歳上1000万)を相手に併せ馬を行い、前半はゆったりと流しラストは強めに仕掛けて好反応で併入した。4Fのタイムは52秒4―37秒0―12秒9。