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2018年7月15日、函館競馬場で函館記念(GⅢ/芝2000m)が行われる。トリコロールブルー、サクラアンプルール、ブレスジャーニー、スズカデヴィアス、ナイトオブナイツらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

スズカデヴィアスは前走の新潟大賞典を快勝。7歳となり、22回目の挑戦で悲願の重賞初制覇を成し遂げた。

勢いそのままに、夏競馬の主役となるのか。重賞連勝へのポイントを探っていく。


ポイント① 洋芝適性

前走の新潟大賞典では、上がり3F32.8秒をマークして快勝。上がりが速いレースへの適性の高さを示したが、それだけにコース替わりが気になるところだ。

全10場の中で、特に速い時計が出やすい新潟と、特に時計がかかる洋芝の函館。求められる適性は正反対と言ってもいい。しかも今年の函館は、雨の影響もあって特に時計がかかり、力の要る馬場状態。今週も週末まで断続的に雨が降り続く予報で、先週までの傾向が続くことが予想される。

函館は初出走。洋芝は1戦して、札幌の丹頂S(2014年)で9着に敗れている。例年、洋芝巧者が活躍しているレースでもあるだけに、洋芝実績がある馬に比べるとやや分が悪いだろう。

これまでのレースぶりを見ても力の要る馬場を苦にはしていないが、極限の上がり勝負から時計がかかる競馬への変化に対応できるかがカギになる。

ポイント② 小回りコース

以前は逃げたり先行したりしていたが、一昨年の暮れあたりから差しにシフト。昨年以降に挙げた2勝は、東京と新潟でマークしているように、後方から末脚に賭ける競馬が定着してからは、どちらかと言えば広くて直線の長いコースを得意としている。

福島記念2着、小倉大賞典3着などの実績もあり、小回りコースが不得意というわけではないが、この2戦はいずれもいい脚を使いながら前を捕らえ切れなかったもの。しかも今回はハンデ57kgと、当時より重い斤量を背負うだけに、やはり小回りコースで仕掛けどころがポイントになるだろう。

ポイント③ 不振の夏場

全33戦中、3着以内に入った11戦のうち9戦が11月~3月。寒い時期に調子を上げるタイプであることがわかる。

逆に6~9月の暑い時期は、5戦して全て4着以下に敗れている。昨年、6月の鳴尾記念、7月の七夕賞でともに4着だったように、暑い時期が全くダメというわけではないが、寒い時期と比較すると明らかに成績が下がっている。

本州より涼しい函館とは言え、さすがにこの時期になれば最高気温25℃前後と気温が上がる。もともと好不調の波が激しいタイプだけに、前走から2か月以上間隔があいて好調を維持できているかがポイントになる。

まとめ

かつてはのちのGⅠ馬と好勝負を演じたこともあり、7歳となってようやく重賞ウイナーの仲間入りを果たしたスズカデヴィアス。さらにタイトルを積み重ねることができるか。

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