函館スプリントS2019の競馬予想分析!3つのデータから導く穴馬候補

6月16日、函館競馬場で函館スプリントステークス(GⅢ/芝1200m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。

馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。

人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。

今回、人気が想定されるのは、ダノンスマッシュ、タワーオブロンドン、アスターペガサス、リナーテ、デアレガーロらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?

なお、札幌開催となった2009年を除いた過去9年のデータを対象とした。


目次

函館SSの配当傾向

過去9年を見ると、三連単の最高額配当は2015年の944,140円で、その他に10万馬券は2014年(872,270円)・2016年(397,650円)を含めた3年で出ている。2010年(4,260円)を除いた全ての年で万馬券が出ており、積極的に穴馬を狙いたい。

単勝オッズは最高配当が2016年(3,940円)で、その他に2014年(3,590円)や2013年(1,800円)で人気薄の馬が勝利しておいる。人気馬が優勝するケースが多いが、穴馬から入るのも一手だろう。

馬連は最高配当が2014年(27,340円)で、その他に2015年(19,550円)や2016年(17,090円)など3年で万馬券が出ている。人気馬が優勝した年でも万馬券決着の場合があり、積極的に人気薄の馬を入れていきたい。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 好走血統に注目

ノーザンダンサー系(近年は中でもヴァイスリージェント系)とサンデーサイレンス系が分け合う形で活躍しているのがわかる。ついでミスタープロスペクター系といった状況だ。また母系ミスタープロスペクター系・ナスルーラ系を持つ馬の活躍も目立つ傾向にある。

サンデー系種牡馬産駒に関しては母系にノーザンダンサー系を持つ馬の相性が良い。
2014年 ガルボ(母父ジェネラス)
2011年 アンシェルブルー(母父Storm Cat)
2008年 キングストレイル(母父ノーザンテースト)

予想参考データ② 差し・追い込み馬に注目

逃げ・先行馬より人気薄の差し追い込み馬が激走する年が多く注目したい。以下に人気と道中の位置取りを挙げた。

2018年 ヒルノデイバロー(10人気/6-5)
2017年 エポワス(7人気/7-9)
2016年 レッツゴードンキ(7人気/7-7)
2015年 アースソニック(14人気/14-14)/レンイングランド(12人気/11-12)
2014年 ガルボ(8人気/9-6)/ローブティサージュ(6人気/12-13)
2012年 ビスカヤ(11人気/11-10)

予想参考データ③ 高齢出走馬に注目

3-5歳世代の活躍が目立つものの、近2年は高齢馬の激走が続いており今年も警戒が必要だろう。

2018年 ヒルノデイバロー(10人気/7歳)
2017年 エポワス(7人気/9歳)

2019年の穴馬候補は?

以上のデータから面白そうなのはペイシャフェリスた、タマモブリリアン、トウショウビストだ。

ペイシャフェリスタは青竜S3着、昇竜S2着の実績がある。脚質も追い込みであり、過去の傾向からはこの馬の激走に期待がかかる。

タマモブリリアンは血統背景としてサンデー系種牡馬×母父ノーザンダンサー系の組み合わせを唯一満たしており、血統面の相性が活きるか注目だ。

トウショウビストは東京ダート1600mでの優勝経験がある。脚質は中団〜後方待機からの追い込みであり、一発に期待したい。

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