函館スプリントステークス2017の予想データ分析…5つの消しで好走率4割、回収率140超

今週は函館競馬場で函館スプリントステークス(函館スプリントS/GIII/芝1200m)が行われる。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。

人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?


目次

ポイント1 追い込み馬は消し!

函館競馬場は小回りだ。しかも函館スプリントSは開幕週に開催される。よって、極端な競馬をする馬は不利を受けやすい。

顕著なのが、前走追い込む競馬をした馬が全く結果を残せていない点だ。

前走脚質着別度数
平地・逃げ0- 2- 1- 12/ 15
平地・先行3- 3- 4- 27/ 37
平地・中団6- 4- 3- 38/ 51
平地・後方0- 0- 1- 27/ 28
平地・マクリ0- 0- 0- 0/ 0
前走脚質勝率複勝率単回値複回値
平地・逃げ0.0%20.0%0120
平地・先行8.1%27.0%6063
平地・中団11.8%25.5%194161
平地・後方0.0%3.6%027
平地・マクリ

先行馬が圧倒的にいい成績を残している反面、追い込み馬はさんざんな成績だ。

差しに寄り過ぎている馬は評価を下げたほうがいいだろう。

ポイント2 キャリア26戦以上は消し!

函館スプリントSは1200mの電撃戦だ。洋芝でタフな馬場という一面がある一方、やはり一定以上のスピードが求められる。

スピードが求められるレースでは基本的に消耗していない若い馬が有利。言い換えれば、キャリアを重ねすぎている馬はあまり強調できない。

キャリア着別度数
26戦~1- 2- 1- 43/ 47
キャリア着別度数
~20戦5- 6- 6- 43/ 60

一つのポイントとなるのがキャリア25戦以内かどうかだ。それ以上になると、成績が極端に低くなる。消耗している馬は、評価を下げたほうが良さそうだ。

ポイント3 7歳以上は消し!

こちらも先ほどのチェック項目と同様だ。年齢を重ねれば重ねるほど、どうしてもスピードは落ちてきてしまう。よって、高齢馬は基本的に強調できない。

年齢着別度数
3歳1- 3- 2- 17/ 23
4歳2- 2- 3- 6/ 13
5歳3- 1- 2- 32/ 38
6歳2- 3- 2- 22/ 29
7歳1- 0- 0- 15/ 16
8歳0- 0- 0- 8/ 8
年齢勝率複勝率単回値複回値
3歳4.3%26.1%171159
4歳15.4%53.8%53153
5歳7.9%15.8%3837
6歳6.9%24.1%84159
7歳6.3%6.3%22490
8歳0.0%0.0%00

最もいい成績を残しているのが4歳馬。続いて3歳馬となっている。

7歳以上になると、過去10年で好走したのは1頭のみ。ここでは消していくこととしよう。

ポイント4 前走ダートは消し!

スプリント戦、特に下級条件では芝替わりの馬が頻繁に活躍している。しかし、さすがに重賞レベルになると、なかなかダートから参戦した馬が活躍することは難しい。

前走馬場状態着別度数
ダ→芝0- 0- 0- 9/ 9

ここでは消して問題ないだろう。

ポイント5 ナスルーラ系は消し!

血統傾向を見ていくと、父ナスルーラ系が全く活躍できていないことが分かる。

種牡馬着別度数
父ナスルーラ系1- 0- 1-24/26

ナスルーラ系といえば、スプリント王サクラバクシンオーの産駒などが含まれる。しかし、26頭走って好走したのは2頭のみ。あまり相性が良くないことは明らかだろう。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
7- 7- 7-32/53
勝率複勝率単回値複回値
13.2%39.6%149136

なんと、好走率は約40%、回収率も140%オーバーという極めて優秀な成績となっている。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。

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