2018年11月11日、福島競馬場で福島記念(GⅢ/芝2000m)が行われる。
当コーナーでは、過去のデータやレース傾向から勝ち馬を導き出していく。なお、特に明記していない場合、過去10年を対象とする。
目次
データ① 実績
新潟開催だった2011年を除く、勝ち馬9頭中8頭にコーナー4回の芝1800~2000mの重賞で3着以内の実績があった。
データ② 前走
勝ち馬10頭中9頭が中5週以内で、うち7頭は芝重賞、残る2頭は準オープンを勝っていた。例外の1頭は夏に福島の重賞で連対していた。
また、勝ち馬10頭中7頭が前走で4コーナー5番手以内と、先行馬が優勢。
データ③ 年齢
3歳 【3・2・2・10】(勝率17.6%、連対率29.4%)
4歳 【3・1・2・13】(勝率15.8%、連対率21.1%)
5歳 【1・3・1・35】(勝率 2.5%、連対率10.0%)
6歳 【2・3・2・35】(勝率 4.8%、連対率11.9%)
7歳 【0・1・1・26】(勝率 0.0%、連対率 3.6%)
8歳以上【0・0・0・10】(勝率 8.3%、連対率 8.3%)
3、4歳が主力になる。
データ④ 性別
牡・騸馬【10・9・8・111】(勝率 7.2%、連対率13.8%)
牝馬 【0・1・2・ 18】(勝率 0.0%、連対率 4.8%)
データ⑤ 所属
美浦【7・7・5・66】(勝率 8.2%、連対率16.5%)
栗東【3・3・5・63】(勝率 4.1%、連対率 8.1%)
データ⑥ ハンデ
勝ち馬のハンデは51~57.5kgと幅広い。トップハンデは【1・2・0・13】とやや苦戦。
データ⑦ 人気
1番人気【2・3・1・4】
2番人気【2・1・1・6】
3番人気【1・2・2・5】
勝ち馬10頭中5頭が6番人気以下と、波乱傾向が強い。
結論
中心となるのは、関東の5歳馬マイネルハニー。前走のオクトーバーSは、3番手でレースを進めて2着だった。コーナー4回の芝1800mの重賞で2着があり、福島でもオープン特別2着、昨年のこのレースで4着と、まずまずの成績を残している。
一昨年の覇者マルターズアポジーは重賞3勝を挙げており、実績はメンバー上位。トップハンデ57.5kgがどうかも、コーナー4回の中距離戦の実績も豊富だ。
今年の七夕賞を勝ったメドウラークは、1ターンのコースから実績のあるコーナー4回のコースに替わって巻き返しに期待できる。
4歳のマイスタイルは、コーナー4回の芝2000m戦で弥生賞2着やオープン特別・福島民報杯2着などの実績がある。登録段階では補欠1番手だが、出走できれば有力になる。