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2018年11月11日、京都競馬場でエリザベス女王杯(GⅠ/芝2200m)が行われる。モズカッチャン、リスグラシュー、レッドジェノヴァ、スマートレイアー、カンタービレらが出走する。

連覇を狙うモズカッチャンもここに出走するが、メンバー的な部分も含めて昨年よりラクになっており、連覇の可能性は十分だ。今回はそのモズカッチャンの連覇を後押しする3つの要素について迫ることにしよう。


要素①エリザベス女王杯は屈指のリピーターレース!

エリザベス女王杯が古馬混合のレースになってから、とにかく前年に好走した馬が連続して好走しやすいリピーターレースの傾向がある。単純に連続好走した例を挙げてみても、その枚挙に暇がない。

フェアダンス (1995年3着、翌年2着)
ダンスパートナー(1995年1着、翌年2着)
メジロドーベル(1998年1着、翌年1着)※連覇
フサイチエアデール(1998年2着、翌年2着)
アドマイヤグルーヴ(2003年1着、翌年1着、翌々年3着)※連覇
オースミハルカ(2004年2着、翌年2着)
フサイチパンドラ(2006年1着、翌年2着)
スノーフェアリー(2010年1着、翌年1着)※連覇
アパパネ(2010年3着、翌年3着)
ラキシス(2013年2着、翌年1着)
ヌーヴォレコルト(2014年2着、翌年2着)
ミッキークイーン(2016年3着、翌年3着)

さらに、連覇をした馬の中で3歳時にこのレースを制したのはアドマイヤグルーヴであり、連覇した時の騎手は代わっていない(武豊)のにも注目だ。3連覇を目指した2005年は別の騎手(上村洋行)の手綱だった。

今回、モズカッチャンは昨年同様M.デムーロ騎手が手綱を取り、アドマイヤグルーヴの軌跡を辿るような流れでこのレースに挑んでいる。付け加えるならば、騎手の連覇も多いレースで、武豊騎手が過去に4連覇を果たしている。M.デムーロ騎手は一昨年のクイーンズリング、昨年のモズカッチャンと連覇を果たしており、そういった意味でも期待は高まる。

要素②良馬場の2000m以上に限れば抜群の安定感!

モズカッチャンの全成績を改めて振り返ってみると、大崩れのないタイプであるが、さらなる良績は良馬場に集中していることがわかる。

距離を無視して良馬場の成績だけを古くから抜粋すると、

1,1,1,2(オークス),7(ローズS),1(エリザベス女王杯),6(ドバイSC)となる。

国内で良馬場、さらに2000m以上という条件を加えればローズSとドバイが消え、パーフェクト連対になるのは面白い。今回のエリザベス女王杯は良馬場が現時点では見込まれており、モズカッチャンにとっては追い風だ。

要素③負けたレースも異様なハイレベル!

要素②ではモズカッチャンの得意条件を述べたが、次は負けたレースを振り返ってみることにしたい。今年、国内では京都記念と札幌記念に出走し、それぞれ4着と3着に敗れている。それぞれ良馬場ではなくモズカッチャンには厳しい部分もあったが、メンバーを考えればそれでもよく走っていると言えるのではないかという部分だ。先着を許した馬のその後を見てみよう。

【京都記念】

1着クリンチャー……阪神大賞典3着、天皇賞春3着
2着アルアイン……大阪杯3着、オールカマー2着、天皇賞秋4着
3着レイデオロ……天皇賞秋1着
4着モズカッチャン

【札幌記念】

1着サングレーザー……天皇賞2着
2着マカヒキ
3着モズカッチャン

こう見ると、ほぼ古馬牡馬王道路線の好走馬に次ぐ走りをしていることがわかるだろう。札幌記念にしろ2着はダービー馬で、4着のサウンズオブアースはGⅠで3回の2着がある実績馬だ。

そういった馬たちに混じって、それほど得意ではない馬場(稍重)で走っているのだからその実力は間違いないだろう。今回のメンバーを見渡しても、その中にこれぐらいの好走ができる馬がいるように思えないのは正直なところだ。

まとめ

以上、モズカッチャンの連覇を推す3つの要素についてご紹介した。

牝馬同士の一線で大波乱もあるレースではあるが、この秋シーズンとにかく悔しい惜敗が続いているM.デムーロ騎手の意地もあるだろう。ここは連覇が濃厚と見たい。

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