フラワーカップ2019の競馬予想分析!4つのデータから導く勝ち馬候補

2019年3月16日、中山競馬場でフラワーカップ(GⅢ/芝1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。

レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。

人気が想定されるエールヴォア、コントラチェック、シャドウディーヴァ、ジョディー、ランブリングアレー、レッドベルディエスなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


目次

フラワーカップの勝ち馬傾向

(C)Ko-Mei

過去10年のデータを見ると、1番人気が3勝、2番人気が2勝、3番人気が2勝と、上位人気がまずまず強い。他の3年は5番人気以下が優勝したが、いずれも2着は1番人気だったように、大荒れは少ない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 1800mでV実績が理想

まず距離実績に目を向けると、勝ち馬全10頭に1600m以上でV歴があり、うち7頭は1800mで勝っていた。

1勝馬が4回優勝しており、オープン実績は問われない。オープンで戦っていた馬の多くはチューリップ賞やフィリーズレビューに出走することもあり、トライアルに間に合わなかったような、遅れてきた素質馬を狙うレースと言える。

予想参考データ② キャリア2~5戦の馬が中心

キャリアは以下の通り。

キャリア1戦(1-0-0-11)
勝率 8.3% │ 連対率8.3% │ 複勝率8.3%

キャリア2戦(2-2-2-16)
勝率 9.1% │ 連対率18.2% │ 複勝率27.3%

キャリア3戦(4-2-0-28)
勝率 11.8% │ 連対率17.6% │ 複勝率17.6%

キャリア4戦(1-1-3-15)
勝率 5.0% │ 連対率10.0% │ 複勝率25.0%

キャリア5戦(2-2-2-16)
勝率 9.1% │ 連対率18.2% │ 複勝率27.3%

キャリア6戦(0-1-1-15)
勝率 0.0% │ 連対率5.9% │ 複勝率11.8%

キャリア7戦(0-2-0-14)
勝率 0.0% │ 連対率12.5% │ 複勝率12.5%

キャリア8戦以上(0-1-1-9)
勝率 0.0% │ 連対率9.1% │ 複勝率18.2%

予想参考データ③ 前走1着の馬が主力

前走のクラス別成績は以下の通り。

新馬(1-0-0-11)
勝率 8.3% │ 連対率8.3% │ 複勝率8.3%

未勝利(2-2-1-26)
勝率 6.5% │ 連対率12.9% │ 複勝率16.1%

500万下(5-4-8-51)
勝率 7.4% │ 連対率13.2% │ 複勝率25.0%

オープン特別(0-1-0-6)
勝率 0.0% │ 連対率14.3% │ 複勝率14.3%

GⅢ(2-3-0-22)
勝率 7.4% │ 連対率18.5% │ 複勝率18.5%

GⅠ(0-1-0-5)
勝率 0.0% │ 連対率16.7% │ 複勝率16.7%

また、前走着順は以下の通り。

前走1着(7-6-4-49)
勝率 10.6% │ 連対率19.7% │ 複勝率25.8%

前走2着(0-1-0-11)
勝率 0.0% │ 連対率8.3% │ 複勝率8.3%

前走3着(0-0-1-8)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率11.1%

前走4着(1-2-0-5)
勝率 12.5% │ 連対率37.5% │ 複勝率37.5%

前走5着(0-1-0-9)
勝率 0.0% │ 連対率10.0% │ 複勝率10.0%

前走6~9着(1-1-3-25)
勝率 3.3% │ 連対率6.7% │ 複勝率16.7%

前走10着以下(1-0-1-17)
勝率 5.3% │ 連対率5.3% │ 複勝率10.5%

勝ち馬10頭中7頭の前走が、新馬か未勝利か500万下で1着。オープンで戦っていた馬より、未勝利や500万下を勝ったばかりの馬が強い。

予想参考データ④ 関西馬が優勢

美浦(5-8-6-82)
勝率 5.0% │ 連対率12.9% │ 複勝率18.8%

栗東(5-3-3-41)
勝率 9.6% │ 連対率15.4% │ 複勝率21.2%

2019年の主役候補は?

(C)MAZIMICKEY

中心となるのは、関西馬のエールヴォア。前走のエリカ賞で1番人気に支持され、牡馬相手に勝利。2走前のアルテミスSでは3着と好走しており、堂々の主役になる。

関東馬のコントラチェックは、前走の菜の花賞を圧倒的な支持に応えて楽に逃げ切った。芝1800mの未勝利戦を勝っており、距離延長は問題ないだろう。

ともに2月の東京芝1800mでデビュー戦を飾って1戦1勝のアイリスフィールマルーンベルズ、4戦して芝2000mでの勝利を含めて複勝率100%のシャドウディーヴァなどにもチャンスがある。

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