ファルコンステークス2020の競馬予想分析!5つのデータから導く勝ち馬候補

2020年3月14日、中京競馬場でファルコンステークス(GⅢ/芝1400m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。

レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。

人気が想定されるアブソルティスモ、シャインガーネット、トリプルエース、ビアンフェ、ラウダシオンなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


目次

ファルコンステークスの勝ち馬傾向

過去10年のデータを見ると、1番人気は1勝も、2番人気と3番人気がそれぞれ2勝、4番人気が3勝と、上位人気が強い。ただ、2015年には14番人気が優勝して3連単63万円超となるなど、波乱もある。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 1400mでV実績が必要

まず距離実績に目を向けると、施行距離が1400mになった2012年以降の勝ち馬全8頭が1400m以上で勝っており、うち7頭が1400mで勝っていた。

また、同様に2012年の勝ち馬8頭中7頭にメンバー最速の上がり3Fをマークして勝った経験があった。速い上がりを使える馬が有利。

予想参考データ② キャリア豊富な馬が強い

キャリアは以下の通り。

キャリア1戦(1-0-0-1)
勝率 50.0% │ 連対率50.0% │ 複勝率50.0%

キャリア2戦(0-1-0-5)
勝率 0.0% │ 連対率16.7% │ 複勝率16.7%

キャリア3戦(1-0-0-11)
勝率 9.1% │ 連対率9.1% │ 複勝率9.1%

キャリア4戦(2-1-1-20)
勝率 8.3% │ 連対率12.5% │ 複勝率16.7%

キャリア5戦(1-2-2-27)
勝率 3.1% │ 連対率9.4% │ 複勝率15.6%

キャリア6戦(2-1-2-29)
勝率 5.9% │ 連対率8.8% │ 複勝率14.7%

キャリア7戦(2-4-2-26)
勝率 5.9% │ 連対率17.6% │ 複勝率23.5%

キャリア8戦(1-0-3-10)
勝率 6.7% │ 連対率6.7% │ 複勝率26.7%

キャリア9戦以上(0-1-0-6)
勝率 0.0% │ 連対率14.3% │ 複勝率14.3%

キャリア10戦以上(0-0-0-3)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

予想参考データ③ 芝1400m、芝1600mのオープン戦から参戦する馬が中心

施行距離が1400mになった2012年以降、前走のクラスは以下の通り。

新馬・未勝利(0-0-0-3)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

500万下(2-3-2-32)
勝率 5.1% │ 連対率12.8% │ 複勝率17.9%

オープン特別(2-0-0-34)
勝率 5.6% │ 連対率5.6% │ 複勝率5.6%

GⅢ(4-2-2-13)
勝率 19.0% │ 連対率28.6% │ 複勝率38.1%

GⅡ(0-0-0-1)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

GⅠ(0-3-2-9)
勝率 0.0% │ 連対率21.4% │ 複勝率35.7%

同様に2012年以降、前走の距離は以下の通り。

1200m(0-0-1-25)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率3.8%

1400m(4-3-1-35)
勝率 9.3% │ 連対率16.3% │ 複勝率18.6%

1600m(4-4-5-33)
勝率 8.7% │ 連対率17.4% │ 複勝率28.3%

1700m以上(0-1-0-2)
勝率 0.0% │ 連対率33.3% │ 複勝率33.3%

500万から臨んで優勝した2頭はともに、前走が1番人気で1着だった。基本的にはオープンクラスの芝1400m以上のレースから参戦する馬が主力になる。

予想参考データ④ 牝馬は劣勢

牡・騸馬(10-10-8-111)
勝率 7.2% │ 連対率14.4% │ 複勝率20.1%

牝馬(0-0-2-28)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率6.7%

予想参考データ⑤ 関西馬がやや優勢

美浦(3-1-2-49)
勝率 5.5% │ 連対率7.3% │ 複勝率10.9%

栗東(7-9-8-89)
勝率 6.2% │ 連対率14.2% │ 複勝率21.2%

2020年の主役候補は?

中心となるのはラウダシオン。芝1400mのオープン特別を2勝し、小倉2歳Sで3着と、実績はメンバー上位だ。

アブソルティスモはサウジアラビアロイヤルCで3着の実績がある。前走のクロッカスSは1番人気に支持されながら4着だったが、巻き返しの可能性は十分。

ウイングレイテストはデイリー杯2歳S2着の実績が光る。GⅢなら見直せる。

芝1400mの1勝クラスを勝ったヴェスターヴァルト、クロッカスSで3着だったゼンノジャスタにもチャンスがある。

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