ファルコンS2018の競馬予想データ分析…5つの注目点から浮上する激走馬とは?

2018年3月17日、中京競馬場でファルコンS(GⅢ/芝1400m)が行われる。ダノンスマッシュ、テンクウ、アンブロジオ、フロンティア、タイセイプライド、トロワゼトワル、モズスーパーフレア、アサクサゲンキらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

春の3歳マイル王決定戦GⅠ・NHKマイルカップに向けての重賞路線整備の中で2006年から3月に行われるようになったステップレースがファルコンSだ。

ただし、NHKマイルカップまで2ヶ月近く間隔があくことも影響してかファルコンSから直行した馬の成績は悪く、好走例は過去6年では2013年の優勝馬インパルスヒーローがNHKマイルカップで2着に入ったのみとなっている。

配当傾向を過去6年で見てみると、三連単は6年全てで万馬券となっていて、しかも10万円以上の配当が半分の3回、単勝1番人気がわずか1勝と荒れる結果となっている。

2018年も従来の傾向通りの荒れた決着となるのか、一転して人気サイドの決着となるのか。

今回は中京競馬場芝1400mで行われた2012年以降の過去6年のファルコンSの結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。


目次

過去6年の該当馬(2012年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20173メイソンジュニア
20163シゲルノコギリザメ
20151タガノアザガル
20143アルマエルナト
20132カシノピカチュウ
20122レオンビスティー

注目点① 人気薄を狙うなら人気に関係なく検討を!

該当馬のリストを見てもわかるように、過去6年で馬券圏内に入った延べ18頭のうち単勝6番人気以下が6頭と3分の1を占めている。

しかも、過去6年すべてで必ず1頭は3着以内に入ってきていることから積極的に人気薄を狙うことも考えなければならない。

ただし、今回の該当馬を人気別に見ると、高配当になる場合の人気にはそれほど気にする必要がないことがわかるが、単勝万馬券になるような極端な人気薄を狙うのが得策ではないことがわかる。

人気別集計 ファルコンS 過去6年

人気着別度数勝率複勝率
1番人気1- 0- 0- 5/ 616.7%16.7%
2番人気2- 1- 0- 3/ 633.3%50.0%
3番人気1- 2- 1- 2/ 616.7%66.7%
4番人気1- 1- 0- 4/ 616.7%33.3%
5番人気0- 0- 2- 4/ 60.0%33.3%
6番人気0- 0- 1- 5/ 60.0%16.7%
7番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
8番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
9番人気0- 0- 1- 5/ 60.0%16.7%
10番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
11番人気0- 1- 1- 4/ 60.0%33.3%
12番人気0- 1- 0- 5/ 60.0%16.7%
13番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
14番人気1- 0- 0- 5/ 616.7%16.7%
15番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
16番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
17番人気0- 0- 0- 5/ 50.0%0.0%
18番人気0- 0- 0- 5/ 50.0%0.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名人気単勝オッズ
2017メイソンジュニア614.3
2016シゲルノコギリザメ924.4
2015タガノアザガル1478.3
2014アルマエルナト1157.6
2013カシノピカチュウ1134.4
2012レオンビスティー1230.8

注目点② 父・ナスルーラ系かニアークティック系から

血統別に集計すると過去6年単勝6番人気以下で3着以内に入った6頭中5頭が父・ナスルーラ系かニアークティック系となっている。

現在の日本競馬でディープインパクトやオルフェーヴルに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言えるロイヤルチャージャー系の成績は人気に関係なく、他のレースに比べれば見劣りする。

また、競馬場・距離問わず比較的成績を残す万能型キングカメハメハに代表されるネイティブダンサー系の成績も奮わない。

種牡馬系統別集計 ファルコンS 過去6年

チェック種牡馬着別度数勝率複勝率
ロイヤルチャージャー系3- 3- 2-40/486.3%16.7%
ニアークティック系1- 2- 2-15/205.0%25.0%
ナスルーラ系1- 1- 0-11/137.7%15.4%
ネイティヴダンサー系1- 0- 2-22/254.0%12.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年
ソート:着別度数順

馬名父・血統分類父馬
メイソンジュニアニアークティック系Mayson
シゲルノコギリザメニアークティック系スーパーホーネット
タガノアザガルナスルーラ系バゴ
アルマエルナトロイヤルチャージャー系ネオユニヴァース
カシノピカチュウニアークティック系スタチューオブリバティ
レオンビスティーナスルーラ系サクラバクシンオー

注目点③ 前走も人気薄(単勝3番人気以下)!

今回の該当馬6頭すべてが前走でも単勝1番人気・2番人気のような上位人気ではなく単勝3番人気以下となっている。

クラシックへ向けては勝ち抜き戦の様相が強いものの、マイルや短距離を目指している別路線ということもあり、前走で他馬との比較など何らかの原因で人気を落としていた馬がファルコンSでは前評判を覆すことができたことを示している。

前走人気別集計 ファルコンS 過去6年

前走人気着別度数勝率複勝率
前走1人気1- 1- 1- 11/ 147.1%21.4%
前走2人気0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%
前走3人気2- 0- 1- 10/ 1315.4%23.1%
前走4人気0- 1- 0- 10/ 110.0%9.1%
前走5人気1- 0- 1- 6/ 812.5%25.0%
前走6~9人2- 2- 2- 24/ 306.7%20.0%
前走10人~0- 2- 1- 17/ 200.0%15.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名前走人気
メイソンジュニア6
シゲルノコギリザメ6
タガノアザガル6
アルマエルナト3
カシノピカチュウ4
レオンビスティー10

注目点④ 前走は1400m以上の距離

過去6年単勝6番人気以下で3着以内に入った6頭中5頭が前走で1400mか1600m戦を使われてきている。

1400m戦の場合、1200mを得意とするスプリンター向きのレースと1600mを得意とするマイラー向きのレースと両方のパターンがあるが、ファルコンSは明らかにマイラー向きのレースであることがわかる。

前走距離別集計 ファルコンS 過去6年

前走平地距離着別度数勝率複勝率
同距離3- 2- 1- 31/ 378.1%16.2%
今回延長0- 0- 1- 24/ 250.0%4.0%
今回短縮3- 4- 4- 33/ 446.8%25.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名前走距離
メイソンジュニア1600
シゲルノコギリザメ1600
タガノアザガル1400
アルマエルナト1200
カシノピカチュウ1400
レオンビスティー1600

注目点⑤ 関西馬が中心

最後に調教師の所属別で集計すると該当馬6頭中5頭が関西馬という結果となった。

若駒にとっては長距離輸送が課題となるとは言え京都競馬場や阪神競馬場に比べると中京競馬場が近いことや、この時期に行われる3歳馬限定の短距離重賞が少ないこともあって関東からの遠征馬も多いが、実力・人気共に兼ね備えた馬しか結果を残せていない。

調教師所属別集計 ファルコンS 過去6年

調教師分類着別度数勝率複勝率
美浦3- 1- 1- 31/ 368.3%13.9%
栗東3- 5- 5- 57/ 704.3%18.6%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名所属厩舎
メイソンジュニア関西・渡辺薫彦
シゲルノコギリザメ関西・谷潔
タガノアザガル関西・千田輝彦
アルマエルナト関東・伊藤大士
カシノピカチュウ関西・牧田和弥
レオンビスティー関西・矢作芳人

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の1頭が該当する。

アサクサゲンキ

なお、本原稿は特別登録の段階で執筆しているが、今年のファルコンSの登録頭数は19頭と多く、収得賞金の関係で抽選対象となる馬がいるので注意が必要だ。

また、本原稿は最終登録の段階で執筆しているため、仮に今回の該当馬が出走を回避した場合などは、人気薄が上位に食い込む可能性は低いと見て、素直に上位5番人気までの堅い決着を予想してボックス買いする方法もありそうだ。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。

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