今週は東京競馬場でエプソムカップ(GIII/芝1800m)が行われる。
開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。
人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?
目次
ポイント1 超人気薄は消し!
まず東京芝1800mは実力が問われるため、大波乱は起こりにくい。
人気 | 着別度数 |
---|---|
1番人気 | 4- 3- 1- 2/ 10 |
2番人気 | 3- 2- 1- 4/ 10 |
3番人気 | 0- 3- 1- 6/ 10 |
4番人気 | 2- 1- 1- 6/ 10 |
5番人気 | 1- 0- 0- 9/ 10 |
6番人気 | 0- 1- 1- 8/ 10 |
7番人気 | 0- 0- 1- 9/ 10 |
8番人気 | 0- 0- 1- 9/ 10 |
9番人気 | 0- 0- 1- 9/ 10 |
10番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 |
11番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 |
12番人気 | 0- 0- 1- 9/ 10 |
13番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 |
14番人気 | 0- 0- 0- 9/ 9 |
15番人気 | 0- 0- 1- 7/ 8 |
16番人気 | 0- 0- 0- 8/ 8 |
17番人気 | 0- 0- 0- 8/ 8 |
18番人気 | 0- 0- 0- 7/ 7 |
人気 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 40.0% | 80.0% | 125 | 113 |
2番人気 | 30.0% | 60.0% | 106 | 100 |
3番人気 | 0.0% | 40.0% | 0 | 86 |
4番人気 | 20.0% | 40.0% | 143 | 102 |
5番人気 | 10.0% | 10.0% | 93 | 29 |
6番人気 | 0.0% | 20.0% | 0 | 73 |
7番人気 | 0.0% | 10.0% | 0 | 37 |
8番人気 | 0.0% | 10.0% | 0 | 52 |
9番人気 | 0.0% | 10.0% | 0 | 54 |
10番人気 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
11番人気 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
12番人気 | 0.0% | 10.0% | 0 | 96 |
13番人気 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
14番人気 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
15番人気 | 0.0% | 12.5% | 0 | 243 |
16番人気 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
17番人気 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
18番人気 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
二桁人気馬は基本的にノーチャンスと考えていいだろう。ある程度、人気馬を中心に考えていきたい。
※以下、10番人気以内を対象に集計
ポイント2 4歳馬以外は消し!
エプソムカップはGIへの登竜門という意味合いが強い。
ダークシャドウはここを勝って天皇賞秋2着となり、ダノンシャークは後にマイルチャンピオンシップを制した。クラレントも重賞戦線の常連になり、安田記念で3着に。そしてエイシンヒカリとサトノアラジンに関しては言わずもがなだ。
要するに、才能のある4歳馬が集まるレースであるため、5歳以上になってこのレースに出走しているような馬が割り込む余地があまりない。
年齢 | 着別度数 |
---|---|
3歳 | 0- 0- 0- 1/ 1 |
4歳 | 7- 5- 2-18/32 |
5歳 | 2- 3- 1-28/34 |
6歳 | 1- 2- 3-18/24 |
7歳 | 0- 0- 2- 4/ 6 |
8歳 | 0- 0- 0- 3/ 3 |
年齢 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
3歳 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
4歳 | 21.9% | 43.8% | 93 | 88 |
5歳 | 5.9% | 17.6% | 40 | 35 |
6歳 | 4.2% | 25.0% | 13 | 57 |
7歳 | 0.0% | 33.3% | 0 | 176 |
8歳 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
4歳馬の占有率の高さが目立つ。5歳以上がダメというわけではないが、4歳馬が圧倒的に有利であるだけに、中心に考えたほうがいいだろう。
ポイント3 前走凡走した馬は消し!
「才能のある4歳馬が集まるレース」
それがエプソムカップの特徴だとしたら、当然のことながら前走でもいい成績を残していることが好ましい。それくらいのレベルの4歳馬なら、より信頼性が増してくるというわけだ。
前確定着順 | 着別度数 |
---|---|
前走1着 | 3- 4- 2- 13/ 22 |
前走2着 | 2- 3- 3- 7/ 15 |
前走3着 | 0- 0- 0- 7/ 7 |
前走4着 | 1- 0- 0- 6/ 7 |
前走5着 | 1- 0- 1- 11/ 13 |
前走6~9着 | 3- 2- 1- 18/ 24 |
前走10着~ | 0- 1- 1- 10/ 12 |
前確定着順 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
前走1着 | 13.6% | 40.9% | 70 | 78 |
前走2着 | 13.3% | 53.3% | 44 | 106 |
前走3着 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
前走4着 | 14.3% | 14.3% | 51 | 24 |
前走5着 | 7.7% | 15.4% | 21 | 39 |
前走6~9着 | 12.5% | 25.0% | 75 | 66 |
前走10着~ | 0.0% | 16.7% | 0 | 71 |
前走1、2着だった4歳馬の成績圧倒的にいいことが分かる。複勝率は約50%。実に2頭に1頭が好走していることになる。
1、2着は絞り過ぎにしても、前走二桁着順に敗れているような馬では厳しい。ということで、前走二桁着順の馬は消していくことにしよう。
ポイント4 関東馬は消し!
繰り返しになるがエプソムカップは「才能のある4歳馬が集まるレース」だ。
では、どんな馬に才能があるかと言えば、所属で判断するのが最も簡単な方法だろう。近年は東西の差が以前よりなくなってきているとはいえ、やはり競馬界には「西高東低」がいまだにある。
才能のある馬は関西に集まりやすいため、関東馬は厳しい戦いを強いられるのだ。
調教師分類 | 着別度数 |
---|---|
美浦 | 4- 2- 5-35/46 |
栗東 | 6- 8- 3-37/54 |
調教師分類 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
美浦 | 8.7% | 23.9% | 27 | 58 |
栗東 | 11.1% | 31.5% | 62 | 70 |
ご覧の通り、関東馬の成績は良くない。
「才能のある4歳の関西馬が遠征してくる」
こういったシチュエーションになれば、陣営の本気度も自ずと高くなる。結果として、4歳の関西馬の成績が良くなっているわけだ。
ポイント5 外枠は消し!
もう一つ消し要素を加えるとするなら、エプソムカップは内枠が有利な傾向が出ている。
枠番 | 着別度数 |
---|---|
1枠 | 3- 0- 1- 6/10 |
2枠 | 1- 1- 2- 9/13 |
3枠 | 2- 1- 1- 7/11 |
4枠 | 1- 3- 0-10/14 |
5枠 | 1- 0- 0- 8/ 9 |
6枠 | 1- 1- 1-11/14 |
7枠 | 0- 1- 2-11/14 |
8枠 | 1- 3- 1-10/15 |
枠番 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 30.0% | 40.0% | 172 | 100 |
2枠 | 7.7% | 30.8% | 18 | 100 |
3枠 | 18.2% | 36.4% | 95 | 89 |
4枠 | 7.1% | 28.6% | 23 | 61 |
5枠 | 11.1% | 11.1% | 33 | 14 |
6枠 | 7.1% | 21.4% | 53 | 40 |
7枠 | 0.0% | 21.4% | 0 | 49 |
8枠 | 6.7% | 33.3% | 18 | 62 |
1、2枠は回収値が100%超。外枠が全くダメというわけではないが、内枠であることに越したことはない。ここでは二桁馬番に入った馬を「消し」とする。
まとめ 消しデータを取り除くと?
では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?
人気 | 着別度数 |
---|---|
指1-18人 | 4- 2- 1- 3/10 |
勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|
40.0% | 70.0% | 171 | 137 |
なんと、好走率は70%超、回収率も150%オーバーという極めて優秀な成績となっている。
今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。