2018年8月12日、札幌競馬場でエルムS(GⅢ/ダート1700m)が行われる。昨年はロンドンタウンがこのレースを制した後に韓国での初GⅠ制覇へと飛躍を遂げた。今年はそのロンドンタウンに加えて、ミツバ、ハイランドピーク、リッカルド、ドリームキラリなどが出走を予定している。
開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。
今回、好走血統は過去8年(他場で開催された2009年と2013年を除く)、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。
目次
過去10年好走馬血統
着順 | 人気 | 種牡馬 | 母父馬 |
---|---|---|---|
1 | 4 | カネヒキリ | Honor and Glory |
2 | 1 | クロフネ | フォーティナイナー |
3 | 8 | Giant’s Causeway | Gone West |
1 | 7 | フサイチリシャール | オペラハウス |
2 | 4 | アドマイヤボス | ジェイドロバリー |
3 | 1 | アグネスデジタル | ラグビーボール |
1 | 2 | アグネスタキオン | ロックオブジブラルタル |
2 | 5 | マンハッタンカフェ | ジャッジアンジェルーチ |
3 | 7 | マンハッタンカフェ | Rubiano |
1 | 3 | スペシャルウィーク | Awesome Again |
2 | 5 | アドマイヤボス | ジェイドロバリー |
3 | 10 | シニスターミニスター | Machiavellian |
1 | 1 | スペシャルウィーク | Awesome Again |
2 | 2 | ゴールドアリュール | ブライアンズタイム |
3 | 6 | キングカメハメハ | ブライアンズタイム |
1 | 1 | シンボリクリスエス | Machiavellian |
2 | 8 | ゴールドアリュール | Lear Fan |
3 | 3 | マンハッタンカフェ | Rubiano |
1 | 2 | ワイルドラッシュ | トニービン |
2 | 4 | ゴールドアリュール | Lear Fan |
3 | 1 | マンハッタンカフェ | Rubiano |
1 | 3 | Touch Gold | Capote |
2 | 7 | ブライアンズタイム | ジェイドロバリー |
3 | 8 | エアダブリン | Known Fact |
解析・分析:注目血統は?
昨年・一昨年と二アークティック系種牡馬産駒の活躍が目立ったが、それ以外はフジキセキ・アドマイヤボス・アグネスタキオン・マンハッタンカフェなどのサンデーサイレンス系種牡馬産駒の活躍が目立つ。いずれの系統にも共通する点として母父ミスタープロスペクター系の活躍が目立つ点である。
2017年 テイエムジンソク(母父フォーティナイナー)/ドリームキラリ(母父Gone West)
2016年 クリノスターオー(母父ジェイドロバリー)
2015年 エーシンモアオバー(母父Rubiano)
2014年 クリノスターオー
2011年 エーシンモアオバー
2010年 エーシンモアオバー
今年も出走を予定しているドリームキラリの他にアルタイル・モルトベーネが該当しており、激走に期待したい。
出走予定馬・種牡馬コース成績
種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
カネヒキリ | 3-5-2-26 | 8.5% | 24.4% |
ディープインパクト | 7-3-3-45 | 12.1% | 22.4% |
キングカメハメハ | 16-11-18-17 | 9.9% | 27.8% |
Giant’s Causeway | 2-1-2-4 | 22.2% | 55.6% |
カジノドライヴ | 2-0-1-12 | 13.3% | 20.0% |
トーセンブライト | 1-0-2-2 | 20.0% | 60.0% |
ノボジャック | 0-0-0-0 | 0.0% | 0.0% |
ゴールドアリュール | 10-12-11-83 | 8.6% | 28.4% |
ディープスカイ | 0-3-3-36 | 0.0% | 14.3% |
アグネスデジタル | 7-6-4-33 | 14.0% | 34.0% |
ダイワメジャー | 3-6-8-48 | 4.6% | 26.2% |
フサイチリシャール | 1-0-0-4 | 20.0% | 20.0% |
集計期間:2013.1. 1 ~ 2017. 12. 28
解説・分析:注目血統は?
勝率・複勝率共に高い数字を残しているのがアグネスデジタルだ。これにキングカメハメハやゴールドアリュールが続く形となっている。
出走頭数が少ない中ではGiant’s Causewayが優秀な成績を残している。前走は掲示板外い終わったドリームキラリだが、今回巻き返しに期待したい。