ダービー卿CT2019の競馬予想分析!6つのデータから導く勝ち馬候補

2019年3月30日、中山競馬場でダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。

レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。

人気が想定されるカツジ、ギベオン、ダイワキャグニー、プリモシーン、マイスタイル、ロードクエストなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


目次

ダービー卿チャレンジトロフィーの勝ち馬傾向

過去10年のデータを見ると、4番人気が2勝、5番人気が3勝と、中穴が活躍している。10年中4年で馬単万馬券となっており、ハンデ戦らしく波乱含み。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 重賞で5着以内の実績か、昇級初戦の馬

まず重賞実績に目を向けると、勝ち馬10頭中7頭に芝重賞で掲示板に載った経験があった。残る3頭はいずれも前走で準オープンの武庫川S(阪神芝1600m)を勝っていた。

さらに距離実績を見ると、勝ち馬全10頭に1000万下クラス以上の芝1600mでVか、芝1600mの重賞で2着の実績があった。

予想参考データ② 前走3着以内が理想

前走のクラス別成績は以下の通り。

1600万下(4-2-1-7)
勝率 28.6% │ 連対率42.9% │ 複勝率50.0%

オープン特別(3-3-3-54)
勝率 4.8% │ 連対率9.5% │ 複勝率14.3%

GⅢ(3-2-1-48)
勝率 5.6% │ 連対率9.3% │ 複勝率11.1%

GⅡ(0-2-4-18)
勝率 0.0% │ 連対率8.3% │ 複勝率25.0%

GⅠ(0-1-0-3)
勝率 0.0% │ 連対率25.0% │ 複勝率25.0%

オープン特別組の3勝はいずれも東風Sで、主要ステップと言える。また、昇級初戦だった馬が活躍しており、前走の準オープンを3番人気以内で勝った馬は【4・2・1・4】と好成績。

また、前走着順は以下の通り。

前走1着(4-3-1-19)
勝率 14.8% │ 連対率25.9% │ 複勝率29.6%

前走2着(2-2-2-4)
勝率 20.0% │ 連対率40.0% │ 複勝率60.0%

前走3着(2-0-1-6)
勝率 22.2% │ 連対率22.2% │ 複勝率33.3%

前走4着(0-2-0-14)
勝率 0.0% │ 連対率12.5% │ 複勝率12.5%

前走5着(1-0-1-3)
勝率 20.0% │ 連対率20.0% │ 複勝率40.0%

前走6~9着(0-2-1-33)
勝率 0.0% │ 連対率5.6% │ 複勝率8.3%

前走10着以下(1-1-4-51)
勝率 1.8% │ 連対率3.5% │ 複勝率10.5%

勝ち馬10頭中8頭が前走3着以内。掲示板外から巻き返した1頭はGⅠ馬だった。

予想参考データ③ 4、5歳が主力

年齢別成績は以下の通り。

4歳(3-4-2-30)
勝率 7.7% │ 連対率17.9% │ 複勝率23.1%

5歳(6-2-5-25)
勝率 15.8% │ 連対率21.1% │ 複勝率34.2%

6歳(1-2-2-36)
勝率 2.4% │ 連対率7.3% │ 複勝率12.2%

7歳(0-2-0-23)
勝率 0.0% │ 連対率8.0% │ 複勝率8.0%

8歳以上(0-0-1-17)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率5.6%

予想参考データ④ 牝馬も狙える

牡・騸馬(9-10-10-122)
勝率 6.0% │ 連対率12.6% │ 複勝率19.2%

牝馬(1-0-0-9)
勝率 10.0% │ 連対率10.0% │ 複勝率10.0%

予想参考データ⑤ 関東馬が優勢

美浦(7-6-8-66)
勝率 8.0% │ 連対率14.9% │ 複勝率24.1%

栗東(3-4-2-65)
勝率 4.1% │ 連対率9.5% │ 複勝率12.2%

予想参考データ⑥ ハンデ55~57.5kgが好成績

勝ち馬10頭中8頭がハンデ55~57.5kg。トップハンデは【2・1・0・11】。

2019年の主役候補は?

中心となるのは、5歳の関東馬ダイワキャグニー。重賞勝ちこそないものの、オープン特別を3勝し、東京新聞杯3着など重賞での好走歴も豊富。前走の東風S3着から前進が見込める。

5歳の関西馬ジョーストリクトリは、前走の東風Sを快勝。中山芝1600mでは他にニュージーランドトロフィーを勝つなど、コース実績はメンバー随一。前走時は12番人気の伏兵で、今回もそれほど人気は上がりそうにないが、引き続き期待できる。

前走のファイナルSを1番人気で勝ってオープン入りしたフィアーノロマーノ、同じく準オープンの斑鳩Sを2番人気で勝ったダイアトニックも有力になる。

昨年のニュージーランドトロフィー勝ち馬のカツジ、昨年のNHKマイルCで2着の実績があるギベオンなどもチャンスは十分。

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