2018年3月31日(日本時間23時40分)、メイダン競馬場でドバイゴールデンシャヒーン(GI/ダ1200m)が行われる。マテラスカイ、ロイエイチ、マインドユアビスケッツ、エックスワイジェットらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?
競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。
出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。
目次
出走予定馬・登録馬
BCスプリントに次ぐダート短距離のトップGⅠとして名高いドバイゴールデンシャヒーンだが、今年は9頭立てと寂しい頭数になった。日本からはオープンに昇級したばかりのマテラスカイが果敢に挑戦する。
マテラスカイは日本が誇る名手、武豊騎手とのコンビで参戦。国際レーティングは105。このコンビで1000万下、前走の橿原Sを共に逃げて圧勝しており、日本のオープンクラスならテンのダッシュ力も含め十分に通用する余地はある。
ただ、ここは流石に家賃が高いだろうか。とにかく前に行けるかどうかが勝負にはなるが、この少頭数でペースが落ち着いてくれればマテラスカイにとってはプラスだろう。とにかくスタートがカギだが、武豊騎手がここでバッチリと決めてくれることを祈りたい。
順当に行けば国際レーティング122を誇るアメリカの快速馬ロイエイチが断然の存在だろう。2017年以降はダートの1200mに特化して出走しているが、GⅠ2勝を含め連対を外していない安定感が光る。何と言っても昨年はこの路線でトップのレースであるBCスプリントを制しており、その時に比べればメンバー的には恵まれている。まともなら圧勝も考えられる。
続くのもアメリカのマインドユアビスケッツ。国際レーティングは120。去年のこのドバイゴールデンシャヒーンを制しており、昨年に続いての参戦となった。昨年のBCスプリントではロイエイチの3着に敗れてはいるものの、続くシガーマイル(GⅠ)でも2着があり、地力の高さは言わずもがな。メイダンの経験がある強みと、マイル戦でも頑張る地力を活かして逆転なるかというところだ。
レーティングでは上の2頭(ロイエイチ・マインドユアビスケッツ)に大きく離されてはいるものの、112のレーティングで続くのがこれもアメリカのエックスワイジェットだ。本格化以降スプリント戦では大崩れがなく、重賞はミスタープロスペクターS(G3)を2勝している。GⅠでも一昨年のドバイゴールデンシャヒーン2着、同じく一昨年のヴォスワーグS5着の実績がある。展開次第では上位への食い込みがあってもいい。
他にも地元UAEから出走するマイキャッチ、レイナルドザウィザードなどがレーティング的には続いているメンバー構成となっている。
登録馬は以下の通りだ。
出走予定馬・登録馬
エクスワイジェット | セ6 | ハラミジ騎手 | ナバーロ厩舎 |
シロング | 牡5 | コスグレ騎手 | アルアラ厩舎 |
ジョーダンスポート | セ5 | デフリー騎手 | ナス厩舎 |
マイキャッチ | セ7 | ドブス騎手 | ワトソン厩舎 |
マインドユアビスケッツ | 牡5 | ロザリオ騎手 | サマーズ厩舎 |
マテラスカイ | 牡4 | 武豊騎手 | 森秀行厩舎 |
ムアラブ | セ9 | クローリ騎手 | アルライ厩舎 |
レイナルドザウィザード | セ12 | マレン騎手 | シーマー厩舎 |
ロイエイチ | セ6 | デザーモ騎手 | ミラー厩舎 |
想定・予想オッズ
4番人気 | エクスワイジェット | 7.3倍 |
8番人気 | シロング | 50.7倍 |
3番人気 | ジョーダンスポート | 6.4倍 |
9番人気 | マイキャッチ | 71倍 |
2番人気 | マインドユアビスケッツ | 3.4倍 |
5番人気 | マテラスカイ | 10.5倍 |
6番人気 | ムアラブ | 26.5倍 |
7番人気 | レイナルドザウィザード | 34.2倍 |
1番人気 | ロイエイチ | 1.5倍 |