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2018年11月10日、京都競馬場でデイリー杯2歳S(GⅡ/芝1600m)が行われる。アドマイヤマーズ、シャドウエンペラー、ヤマニンマヒア、ドナウデルタ、ハッピーアワーらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。


日程・概要

出走予定馬・登録馬

新馬、中京2歳Sをソツないレースで連勝中のアドマイヤマーズがこのメンバーでは実績面を含め一歩リードしているか。

新馬戦、中京2歳Sとともに中団から一気の差し切りを決めている同馬。追ってからの反応や真一文字に走るその完成度はこのメンバーでは抜けており、来年のクラシック云々はともかく、マイル路線で上位の存在になるのは明らかだ。

坂のある中京コースでそれぞれ上がり33.3、34.9という末脚を披露しているが、血統的にはむしろ平坦コースでそのスピードが活きそうな印象もある。これといった相手もおらずここが通過点になってもおかしくない素材ではある。

前走のサウジアラビアRCでは人気を裏切った(5着)シャドウエンペラーだが、和田騎手が素質を評価しているようにあれが本来の姿ではないだろう。

新馬戦は和田騎手が押しても叩いても進まなかったが、エンジンが掛かってからはしぶとい末脚を見せて勝利した。結果的には勝ったものの、明らかに本気で走っていないフォームやハミ取りの様子であった。

全力ならということで期待された前走のサウジアラビアRC。やはり懸念された気性面、特に反応の悪さと本気で走らない部分が出てしまい、伸びあぐねての5着。今回走る確証はないものの、輸送のない今回、レース経験を積んで全力で走ればアドマイヤマーズに迫るシーンが有っても不思議ではない。

紫菊賞ではまさかのシンガリ負けを喫したヤマニンマヒアだが、未勝利戦の内容は明らかに重賞級のそれであり、巻き返せればチャンスは有る。

小倉の未勝利戦では1.46.9の二歳レコードでマクリ切ったように、軽快なスピードが魅力のディープインパクト産駒である同馬。その反面、気性面はかなり難しいところがあり、新馬戦でも口向きの悪さを見せ、距離延長となった前走の紫菊賞(芝2000m)ではそれが折り合いに顕れてしまった。終始口を割る格好でレースにならず、あっさりのシンガリ負け。距離短縮でじっくり脚さえ貯まれば突き抜けるだけの末脚はあり、何より折り合いがカギだ。

ロードカナロア産駒の良血、ドナウデルタも血統的なスケールは全く見劣らない。母親のドナウブルー同様あまり馬格のない馬で、前走は重馬場が心配されたが中団から見事な差し切りを見せた。平坦コースに変わるのはむしろプラスに働きそうで、レースセンスも良いタイプだけに大崩れはなさそう。

メンバー最多のキャリアを誇り、前走のすずらん賞では新人調教師の武幸四郎師に初オープン勝ちをもたらしたハッピーアワーはマイルと京都の馬場をこなせるか。血統的にはディープインパクトの肌にハービンジャーの配合であり距離は持ちそうだが、少し力のいる馬場でロングスパートをかけるレースがあっていそうなだけに、洋芝の函館から京都に変わるのは一概にプラスとはいえないだろう。

他には、前走鮮やかに新馬戦を制したダノンジャスティス、前走はマイルよりも遠征がこたえた印象のあるアズマヘリテージ、前走は力を出し切っていない印象のスズカカナロア、しぶとさ活かせればのマイネルフラップなどが賞金加算を狙っている。

登録馬は以下の通りだ。

アズマヘリテージ 牝2 Cデムーロ騎手 河内厩舎
アドマイヤマーズ 牡2 ○○騎手 友道厩舎
シャドウエンペラー 牡2 和田騎手 岡田厩舎
スズカカナロア 牡2 岩田騎手 橋田厩舎
ダノンジャスティス 牡2 川田騎手 中内田厩舎
ドナウデルタ 牝2 モレイラ騎手 石坂正厩舎
ハッピーアワー 牡2 秋山騎手 武幸厩舎
マイネルフラップ 牡2 ○○騎手 梅田厩舎
メイショウショウブ 牝2 ○○騎手 池添兼厩舎
ヤマニンマヒア 牡2 武豊騎手 松永幹厩舎

想定・予想オッズ

8番人気 アズマヘリテージ 41.9倍
1番人気 アドマイヤマーズ 1.9倍
6番人気 シャドウエンペラー 24.3倍
7番人気 スズカカナロア 38.5倍
2番人気 ダノンジャスティス 2.6倍
3番人気 ドナウデルタ 3.3倍
5番人気 ハッピーアワー 15.7倍
10番人気 マイネルフラップ 284.6倍
9番人気 メイショウショウブ 142.2倍
4番人気 ヤマニンマヒア 14.1倍

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