FIBA(国際バスケットボール連盟)が発表する男子バスケットボール世界ランキングは、各国代表の強さを測るグローバルな指標として広く注目されている。2025年最新版のランキングでは、伝統ある強豪国が上位を占める中で、日本代表「AKATSUKI JAPAN」も着実に存在感を高めており、アジア勢として世界に挑む構図が鮮明になっている。
本記事では、FIBA男子世界ランキングの最新順位一覧をはじめ、日本代表のこれまでの順位推移、アジア諸国との比較、さらに今後の代表戦スケジュールや視聴方法なども網羅。ランキングの見方や注目すべき変動の背景を解説しつつ、男子日本代表の現在地とこれからの展望に迫る。
FIBA男子世界ランキングとは?
FIBA(国際バスケットボール連盟)は、世界各国の代表チームの競技成績をもとに算出される公式ランキングを定期的に発表している。このランキングは、過去8年間の国際大会における戦績を評価基準としており、特に五輪・ワールドカップ・大陸別選手権(アジアカップなど)の結果が大きく反映される。
ランキングは大会の重要度や対戦相手の格付け、試合結果(勝敗差など)をもとにポイントが加算・減算され、直近の成績ほど高いウエイトがかけられているのが特徴だ。
【最新版】男子バスケットボール世界ランキング(2025年6月時点)
2025年6月1日時点での最新FIBA男子世界ランキングは以下のとおり。
| 順位 | 国名 | ポイント | 変動 |
|---|---|---|---|
| 1 | アメリカ | 840.1 | 0 |
| 2 | セルビア | 761.4 | 0 |
| 3 | ドイツ | 757.3 | 0 |
| 4 | フランス | 753.4 | 0 |
| 5 | スペイン | 745.7 | 0 |
| 6 | カナダ | 744.9 | 0 |
| 7 | オーストラリア | 733.1 | 0 |
| 8 | アルゼンチン | 732.5 | 0 |
| 9 | ラトビア | 716.1 | 0 |
| 10 | リトアニア | 702.8 | 0 |
| 11 | スロベニア | 673.8 | 0 |
| 12 | ブラジル | 672.9 | 0 |
| 13 | ギリシャ | 659.3 | 0 |
| 14 | イタリア | 638.6 | 0 |
| 15 | プエルトリコ | 606.9 | 0 |
| 16 | モンテネグロ | 596.6 | 0 |
| 17 | ポーランド | 582.0 | 0 |
| 18 | ドミニカ共和国 | 551.0 | 0 |
| 19 | チェコ | 545.9 | 0 |
| 20 | フィンランド | 537.4 | 0 |
| 21 | 日本 | 528.5 | 0 |
| 22 | ニュージーランド | 491.4 | 0 |
| 23 | 南スーダン | 486.9 | 0 |
| 24 | ジョージア | 460.9 | 0 |
| 25 | ベネズエラ | 459.6 | 0 |
| 26 | メキシコ | 437.8 | 0 |
| 27 | トルコ | 427.5 | 0 |
| 28 | イラン | 414.1 | 0 |
| 29 | レバノン | 408.9 | 0 |
| 30 | 中国 | 397.4 | 0 |
| 31 | コートジボワール | 389.8 | 0 |
| 32 | クロアチア | 387.7 | 0 |
| 33 | アンゴラ | 379.1 | 0 |
| 34 | フィリピン | 376.6 | 0 |
| 35 | ヨルダン | 372.1 | 0 |
| 36 | チュニジア | 336.3 | 0 |
| 37 | ウクライナ | 327.3 | +1 |
| 38 | エジプト | 326.3 | -1 |
| 39 | イスラエル | 322.2 | 0 |
| 40 | ベルギー | 320.3 | 0 |
| 41 | ボスニア・ヘルツェゴビナ | 312.2 | 0 |
| 42 | ナイジェリア | 297.8 | 0 |
| 43 | エストニア | 279.6 | 0 |
| 44 | ハンガリー | 278.7 | 0 |
| 45 | カーボヴェルデ | 272.9 | 0 |
| 46 | ブルガリア | 265.3 | 0 |
| 47 | セネガル | 252.7 | 0 |
| 48 | イギリス | 249.2 | 0 |
| 49 | スウェーデン | 249.2 | +2 |
| 50 | アイスランド | 244.3 | 0 |
※50位以降はFIBA公式サイトをご確認ください
男子日本代表の過去最高順位は?
男子バスケットボール日本代表「AKATSUKI JAPAN」の公式FIBA世界ランキングにおける最高順位は、世界21位である。これは直近の2025年3月28日付ランキングで達成され、アジア勢として上位に位置している。
また、大会成績での過去最高は、1956年メルボルンと1964年東京オリンピックでの10位入賞(全参加国中)という実績に加え、1967年ウルグアイ大会での11位という成績も歴史的に重要だ 。
現在、日本代表はFIBAランキングだけでなく世界大会での成果も相まって、継続的に成長軌道に乗っている。
今後の男子日本代表の試合日程
| 試合日程 | 開始時間 | 大会 | 対戦カード | 放送/配信予定 |
|---|---|---|---|---|
| 2月20日(木) | 20:30 | FIBAアジアカップ2025予選 Window3 | 日本 58-100 中国 | BS日テレ/DAZN、TVer |
| 2月23日(日) | 14:00 | FIBAアジアカップ2025予選 Window3 | 日本 89-79 モンゴル | テレビ朝日系列/DAZN、ABEMA、TVer |
| 7月5日(土) | 13:30 | 日本生命CUP2025 | 日本 – オランダ | テレビ朝日系列/バスケットLIVE、ABEMA |
| 7月6日(日) | 15:00 | 日本生命CUP2025 | 日本 – オランダ | 日本テレビ系列/バスケットLIVE、TVer |
| 7月19日(土) | 13:30 | SoftBankカップ2025 | 日本 – デンマーク | テレビ朝日系列/バスケットLIVE、TVer、ABEMA |
| 7月20日(日) | 15:00 | SoftBankカップ2025 | 日本 – デンマーク | 日本テレビ系列/バスケットLIVE、TVer |
| 8月6日(水) | 20:10 | FIBAアジアカップ2025 グループフェーズ | 日本 – シリア | DAZN |
| 8月8日(金) | 20:10 | FIBAアジアカップ2025 グループフェーズ | 日本 – イラン | テレビ朝日系列/DAZN、ABEMA |
| 8月10日(日) | 20:10 | FIBAアジアカップ2025 グループフェーズ | 日本 – グアム | テレビ朝日系列/DAZN、ABEMA |
| 11月28日(金) | 未定 | FIBAワールドカップ2027アジア予選 Window1 | 日本 – チャイニーズ・タイペイ | 未定 |
| 12月1日(月) | 未定 | FIBAワールドカップ2027アジア予選 Window1 | チャイニーズ・タイペイ – 日本 | 未定 |
視聴方法・配信プラットフォーム
男子バスケットボール日本代表の試合は、地上波放送をはじめ、ABEMA、DAZN、バスケットLIVEなど、複数のメディアで視聴が可能である。特に注目すべきは、複数のスポーツを一括で楽しめる配信プラットフォームの存在である。
- 地上波放送: テレビ朝日系列、日本テレビ系列、BS日テレなどが試合中継を担当する場合がある。
- ABEMA: 無料で視聴可能な試合が多く、手軽に楽しめる配信サービスとして人気が高い。
- バスケットLIVE: Bリーグや日本代表戦など、国内バスケットボールを広くカバーする専用サービスである。
- DAZN: FIBAアジアカップやワールドカップ予選など、国際大会を中心に豊富な試合を配信している。
よりお得に視聴したい場合は、以下の2つのサービスの利用を推奨する。
DMM × DAZNホーダイ
DAZNのコンテンツをDMM経由で割安に楽しめるプランである。DAZN単体契約と比較して、月額500円以上お得に視聴できる点が魅力だ。
DAZN for Courtside 1891
FIBA(国際バスケットボール連盟)公認のサービス「Courtside 1891」経由でDAZNに登録することで、世界各国のバスケットボールを深く楽しむことが可能である。
▶ DAZN for Courtside 1891に登録する
なお、放送予定は大会や対戦カードによって異なるため、事前に公式サイトや各配信プラットフォームにて最新情報を確認することが望ましい。
まとめ
FIBA男子世界ランキングは、各国代表の実力や競争力を客観的に示すグローバルな指標であり、国際大会における勢力図を把握する上で重要な役割を果たしている。男子日本代表は現在、世界の強豪国と比肩し得る実力を備えつつあり、ランキング上でも着実な位置を維持している。
ランキングは、国際試合の勝敗や対戦相手の格によって常に変動するため、最新の動向を把握することが重要だ。今後のFIBA公式戦や親善試合などにおける日本代表の結果次第では、さらに上位を狙うことも可能である。
ファンとしては、日本代表の試合日程や放送情報を押さえた上で、リアルタイムで応援を続けていくことが、バスケットボール人気のさらなる拡大とチーム強化につながるだろう。

