朝日杯FS2017の競馬予想分析、結果発表!回収率210超のデータ該当馬は?

2017年12月17日、阪神競馬場で朝日杯フューチュリティステークス(朝日杯FS/GI/芝外回り1600m)が行われる。ダノンプレミアム、タワーオブロンドン、ステルヴィオ、ダノンスマッシュ、フロンティア、ケイアイノーテックらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップした。では、人気、血統、枠順、ローテーションなどから導き出したデータに合致するのはどの馬なのか?

5つの消しフィルターを通したとき、残る馬を探っていくことにしよう。


目次

消しデータまとめ

今回、ピックアップしたデータは以下だ。

ポイント1 460キロ未満は消し!
ポイント2 前走マイル以外は消し!
ポイント3 遅生まれは消し!
ポイント4 キャリア5戦以上は消し
ポイント5 父ミスプロ系、ロベルト系は消し!

※詳細は過去の記事を参照

一つずつ、見ていくことにしよう。

ポイント1 460キロ未満は消し!

2歳重賞ということで、早熟性を武器にここへ歩みを進めてくる馬は多い。早熟性自体は必要な要素で、マイナスポイントではない。

もっとも、馬格が小さすぎるという欠点を早熟性でカバーしてきたタイプの馬にとって、阪神芝外回り1600mという舞台設定は少々厳しすぎる。ある程度、馬格があって他馬と当たり負けしない力強さを持っていることが、好走への要素のひとつになる。460キロ以上が、一つのボーダーラインになりそうだ。

馬名前走馬体重
ダノンプレミアム482
フロンティア450
タワーオブロンドン516
ライトオンキュー498
ケイアイノーテック472
アサクサゲンキ450
ヒシコスマー478
ファストアプローチ536
ムスコローソ498
ステルヴィオ456
カシアス470
ダノンスマッシュ462
アイアンクロー428
ダブルシャープ478
ケイティクレバー438
イシマツ462

今回は当日、現実的に460キロのボーダーラインをクリアする可能性がある馬、ということで、450キロ未満の馬を非クリア馬としていく。

アイアンクロー
ケイティクレバー

まずはこの馬たちが消える。

ポイント2 前走マイル以外は消し!

朝日杯は前走マイルで走った馬の成績が高い。

1400m以下を使っていた馬は短距離適性が高い可能性があるし、反対に1800m以上を使っていた馬は中距離で高いパフォーマンスを発揮するタイプもいる。よって、マイルで結果を出してきた馬を素直に買う方がいいという傾向が出ているのだ。

馬名前走距離
ダノンプレミアム1600
フロンティア1600
タワーオブロンドン1400
ライトオンキュー1600
ケイアイノーテック1600
アサクサゲンキ1400
ヒシコスマー1400
ファストアプローチ2000
ムスコローソ1400
ステルヴィオ1600
カシアス1400
ダノンスマッシュ1400
アイアンクロー1400
ダブルシャープ1600
ケイティクレバー2000
イシマツ1700

前走マイル以外なのは……

タワーオブロンドン
アサクサゲンキ
ヒシコスマー
ファストアプローチ
ムスコローソ
カシアス
ダノンスマッシュ
アイアンクロー
ケイティクレバー
イシマツ

ここではこの馬たちが消える。

ポイント3 遅生まれは消し!

2歳GIということで、早熟性は欠かせない要素だ。

早熟性を計る一つの基準となるのが、誕生月である。この時期だと、生まれるのが一カ月早いか遅いかで大きな差が出てくる。人間でも30歳と40歳に大きな違いはないが、2歳と3歳では大きな違いがあるのと同じだ。

1〜3月に生まれた早生まれの馬を狙っていくのがベター。反対に4月以降の生まれは、評価を落としてしかるべきだろう。

馬名誕生日
ダノンプレミアム4月 3日
フロンティア4月 5日
タワーオブロンドン2月 9日
ライトオンキュー4月22日
ケイアイノーテック4月 7日
アサクサゲンキ4月17日
ヒシコスマー3月18日
ファストアプローチ2月26日
ムスコローソ1月29日
ステルヴィオ1月15日
カシアス3月27日
ダノンスマッシュ3月 6日
アイアンクロー3月 7日
ダブルシャープ3月26日
ケイティクレバー4月20日
イシマツ4月 4日

4月生まれ以降なのは……

ダノンプレミアム
フロンティア
ライトオンキュー
ケイアイノーテック
アサクサゲンキ
ケイティクレバー
イシマツ

ここではこの馬たちが消える。

ポイント4 キャリア5戦以上は消し!

キャリアを重ねすぎている馬には2つのデメリットがあると考えられる。

・単純に弱い
・疲労が溜まっている可能性がある

よって、基本的にキャリアを重ねすぎていない素質馬を買うことが正攻法となる。

馬名キャリア
ダノンプレミアム2
フロンティア3
タワーオブロンドン4
ライトオンキュー2
ケイアイノーテック2
アサクサゲンキ5
ヒシコスマー3
ファストアプローチ4
ムスコローソ3
ステルヴィオ3
カシアス4
ダノンスマッシュ3
アイアンクロー4
ダブルシャープ6
ケイティクレバー5
イシマツ9

キャリア5戦以上なのは……

アサクサゲンキ
ダブルシャープ
ケイティクレバー
イシマツ

ここではこの馬たちが消える。

ポイント5 父ミスプロ系、ロベルト系は消し!

朝日杯では父ミスプロ系とロベルト系が不振傾向にある。

まずミスプロ系は阪神芝外回り1600mという本格派の舞台に向いていない。どちらかといえば短距離が得意なタイプが多く、早熟性だけを武器に勝ち上がってくる馬も多いため、本格派の舞台ではパフォーマンスを下げてしまうのだ。

逆にロベルト系は早熟性に欠けるため、2歳重賞だと強調できない。

馬名
ダノンプレミアム
ディープインパクト
フロンティアダイワメジャー
タワーオブロンドンRaven's Pass
ライトオンキューShamardal
ケイアイノーテック
ディープインパクト
アサクサゲンキStormy Atlantic
ヒシコスマーブラックタイド
ファストアプローチDawn Approach
ムスコローソヘニーヒューズ
ステルヴィオロードカナロア
カシアス
キンシャサノキセキ
ダノンスマッシュロードカナロア
アイアンクロー
アドマイヤムーン
ダブルシャープベーカバド
ケイティクレバーハービンジャー
イシマツスウェプトOB

父ミスプロ系、またはロベルト系なのは……

タワーオブロンドン
アイアンクロー
イシマツ

ここではこの馬たちが消える。

残った激走馬候補とは?

さて、ではいくつかの消しフィルターをくぐり抜け、ここまで残った馬はいるのだろうか? それは……

ステルヴィオ

今回の激走馬候補は1頭。

馬券の軸にするもよし、相手に加えるもよし。どんな扱いにするにせよ、気にかけてみるのがいいのではないだろうか。

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