朝日杯FS2017の競馬予想データ分析…5つの消しで好走率5割超、回収率210超

2017年12月18日、阪神競馬場で朝日杯フューチュリティステークス(朝日杯FS/GI/芝外回り1600m)が行われる。ダノンプレミアム、タワーオブロンドン、ステルヴィオ、ダノンスマッシュ、フロンティア、ケイアイノーテックらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。

人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?


目次

ポイント1 460キロ未満は消し!

2歳重賞ということで、早熟性を武器にここへ歩みを進めてくる馬は多い。早熟性自体は必要な要素で、マイナスポイントではない。

もっとも、馬格が小さすぎるという欠点を早熟性でカバーしてきたタイプの馬にとって、阪神芝外回り1600mという舞台設定は少々厳しすぎる。ある程度、馬格があって他馬と当たり負けしない力強さを持っていることが、好走への要素のひとつになる。

馬体重着別度数
~399kg0- 0- 0- 0/ 0
400~419kg0- 0- 0- 1/ 1
420~439kg0- 0- 0- 2/ 2
440~459kg0- 0- 0-10/10
460~479kg1- 2- 1-13/17
480~499kg1- 1- 2-11/15
500~519kg1- 0- 0- 4/ 5
520~539kg0- 0- 0- 1/ 1
540~0- 0- 0- 1/ 1
馬体重勝率複勝率単回値複回値
~399kg
400~419kg0.0%0.0%00
420~439kg0.0%0.0%00
440~459kg0.0%0.0%00
460~479kg5.9%23.5%27151
480~499kg6.7%26.7%3983
500~519kg20.0%20.0%28478
520~539kg0.0%0.0%00
540~0.0%0.0%00

集計期間:2014.12.21 ~ 2016.12.18

460キロ以上が、一つのボーダーラインになりそうだ。

ポイント2 前走マイル以外は消し!

朝日杯は前走マイルで走った馬の成績が高い。

1400m以下を使っていた馬は短距離適性が高い可能性があるし、反対に1800m以上を使っていた馬は中距離で高いパフォーマンスを発揮するタイプもいる。よって、マイルで結果を出してきた馬を素直に買う方がいいという傾向が出ているのだ。

前走距離着別度数
1200m0- 0- 0- 3/ 3
1300m0- 0- 0- 0/ 0
1400m0- 1- 1-16/18
1500m0- 0- 0- 0/ 0
1600m2- 2- 2-13/19
1700m0- 0- 0- 0/ 0
1800m0- 0- 0-10/10
1900m0- 0- 0- 0/ 0
2000m1- 0- 0- 1/ 2
前走距離勝率複勝率単回値複回値
1200m0.0%0.0%00
1300m
1400m0.0%11.1%066
1500m
1600m10.5%31.6%98149
1700m
1800m0.0%0.0%00
1900m
2000m50.0%50.0%29590

集計期間:2014.12.21 ~ 2016.12.18

ポイント3 遅生まれは消し!

2歳GIということで、早熟性は欠かせない要素だ。

早熟性を計る一つの基準となるのが、誕生月である。この時期だと、生まれるのが一カ月早いか遅いかで大きな差が出てくる。人間でも30歳と40歳に大きな違いはないが、2歳と3歳では大きな違いがあるのと同じだ。

生月着別度数
1月生1- 0- 0- 3/ 4
2月生1- 3- 0- 8/12
3月生1- 0- 2-13/16
4月生0- 0- 1-14/15
5月生0- 0- 0- 5/ 5
生月勝率複勝率単回値複回値
1月生25.0%25.0%14745
2月生8.3%33.3%118164
3月生6.3%18.8%2880
4月生0.0%6.7%052
5月生0.0%0.0%00

集計期間:2014.12.21 ~ 2016.12.18

1〜3月に生まれた早生まれの馬を狙っていくのがベター。反対に4月以降の生まれは、評価を落としてしかるべきだろう。

ポイント4 キャリア5戦以上は消し

キャリアを重ねすぎている馬には2つのデメリットがあると考えられる。

・単純に弱い
・疲労が溜まっている可能性がある

よって、基本的にキャリアを重ねすぎていない素質馬を買うことが正攻法となる。

キャリア着別度数
1戦1- 0- 0- 1/ 2
2戦0- 1- 0-13/14
3戦1- 1- 0- 8/10
4戦1- 1- 3-11/16
5戦0- 0- 0- 5/ 5
6戦0- 0- 0- 3/ 3
7戦0- 0- 0- 0/ 0
8戦0- 0- 0- 1/ 1
9戦0- 0- 0- 1/ 1
10戦0- 0- 0- 0/ 0
キャリア勝率複勝率単回値複回値
1戦50.0%50.0%29590
2戦0.0%7.1%07
3戦10.0%20.0%4660
4戦6.3%31.3%88207
5戦0.0%0.0%00
6戦0.0%0.0%00
7戦
8戦0.0%0.0%00
9戦0.0%0.0%00
10戦

集計期間:2014.12.21 ~ 2016.12.18

キャリア4戦以内が基準。5戦を超えると、成績は極端に悪くなる。

ポイント5 父ミスプロ系、ロベルト系は消し!

血統についても触れておこう。

朝日杯では父ミスプロ系とロベルト系が不振傾向にある。

まずミスプロ系は阪神芝外回り1600mという本格派の舞台に向いていない。どちらかといえば短距離が得意なタイプが多く、早熟性だけを武器に勝ち上がってくる馬も多いため、本格派の舞台ではパフォーマンスを下げてしまうのだ。

逆にロベルト系は早熟性に欠けるため、2歳重賞だと強調できない。

ミスプロ系(0−0−0−7)
ロベルト系(0−0−0−2)

サンデー系やキングマンボ系を狙っていくのが王道だろう。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
2- 2- 2- 5/11
勝率複勝率単回値複回値
18.2%54.5%170258

なんと、好走率は54%超、回収率も210%オーバーという極めて優秀な成績となっている。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。

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