2018年10月27日、東京競馬場でアルテミスS(GⅢ/芝1600m)が行われる。シェーングランツ、ミリオンドリームス、ビーチサンバ、ウインゼノビア、グレイシアらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?
当コーナーでは、過去のデータやレース傾向から激走の可能性がありそうな穴馬を探していく。なお、第1回からの過去6年を対象とし、主に6番人気以下で3着以内に入った7頭から分析する。
目次
データ① マイル以上でV
6番人気以下で3着以内に入ったのは7頭。その7頭すべてが芝1600m以上のレースで勝っていた。距離実績は不可欠。
データ② 前走で好走
6番人気以下で3着以内に入ったのは7頭中、4頭が前走1着で、残る3頭中2頭はオープンクラスで3着。例外の1頭は前走5着で、2走前に芝1600mで勝っていた。
データ③ 前走で上位人気
6番人気以下で3着以内に入った7頭中、6頭が前走5番人気以内で、うち3頭が1番人気だった。例外の1頭は重賞に出走(8番人気3着)していた。
データ④ キャリア豊富な馬
6番人気以下で3着以内に入った7頭すべてがキャリア2戦以上。そのうち5戦を消化していた馬が2頭いる。穴を狙うなら、経験豊富な馬がいい。
データ⑤ 関東騎手
6番人気以下で3着以内に入った7頭中、6頭に美浦所属の騎手、残る1頭は外国人騎手が騎乗していた。関東ジョッキーが騎乗する馬に注目したい。
結論
最も魅力があるのは、3戦2勝2着1回のウインゼノビア。前走のクローバー賞を2番人気で勝っている。ある程度は人気になるだろうが、素質を高評価されている1勝馬に人気が集まり、人気の盲点となるようなら狙い目だ。
エールヴォアはデビュー2戦目に阪神芝1800mの未勝利戦を2番人気で圧勝。勝ちタイムは1.46.8と優秀で、重賞でも期待できる。
アフランシールは函館芝1800mの新馬戦を勝ち、続く前走の札幌2歳Sで3番人気5着。巻き返しの可能性を秘めている。