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2018年10月27日、東京競馬場でアルテミスステークス(GⅢ/芝1600m)が行われる。出走予定馬には、姉がソウルスターリングのシェーングランツ、クローバー賞を制したウインゼノビア、2戦2勝のグレイシアなどがいる。ラッキーライラック、リスグラシューなど毎年翌年のクラシックを湧かせた馬が活躍するレースだ。

2012年から新設されたアルテミスステークス過去6年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは6年で2回、2着2回とまずまずだ。ただ、9番人気や12番人気の馬が勝ち、高配当になることも多く、人気サイドで決まったケースは1回しかない。伏兵馬が何かしら突っ込んでくるのがアルテミスステークスだ。

東京1600メートルは阪神1600メートルと直結しやすいと言われるが、これまでの成績を見ればそれは明らかだ。阪神ジュベナイルフィリーズや桜花賞を見据えた戦いが始まる。危険な人気馬をあぶり出したい。


データ① 新馬からいきなりではきつい?

アルテミスステークスの前走別成績を見ると、未勝利組が3勝を挙げ、存在感を見せた。キャリア2戦では4勝するなど存在感を見せつける。一方で新馬戦の成績は振るわず、過去28頭出て1勝2着1回3着1回だ。この1勝はラッキーライラック、2着はアユサンといずれもGⅠホースだった。それなりの馬でなければ新馬から続けて好走することは難しいか。

新馬戦から挑戦する馬は4頭いるが、すべてを消すのは忍びないか。距離延長組は勝ち星がないというデータもあり、ここはブラックダンサーとトスアップが消しとなる。ただトスアップはコンマ9秒差の快勝。切りにくい部分はあるにせよ、牝馬限定の新馬戦というのもあるので致し方ない。

データ② 許容範囲はコンマ2秒まで

アルテミスステークスで前走1着だった馬のタイム差がなかった馬、タイム差なしだった馬の成績は過去13頭該当し3着1頭のみだった。つまり、差を離して勝つことが好走の条件と言える。また前走負けた馬はコンマ2秒差までが許容範囲だ。これ以上離されると過去31頭該当し2着が1頭だけという状況なので、そのあたりには注意をしておきたい。

小倉2歳ステークスのアズマヘリテージも消え、札幌2歳ステークス5着のアフランシール、カンナステークス3着のキタイなどが消える。前走1着馬では該当なしだった。1着馬はすべてタイム差をつけてやってきた。ハイレベルなアルテミスステークスになる可能性が高く、勝ちっぷりなども見ていくべきか。

データ③ その他データあれこれ

1500メートル以下だった馬の成績はあまり芳しくない。クローバー賞を勝ったトーセンラークは3着、あのアユサンも2着が精いっぱいだった。ウインゼノビアは東京のマイルで勝っており対象外でもいいが、一応該当する。未勝利戦勝ちではライデンシャフトやレディードリーも当てはまる。おのずと買うべき馬が絞られていくのがわかる。

最後は切れ味合戦になることが多いアルテミスステークスだが、上がり3ハロン2位までの成績は5勝2着3回と頼もしい成績だ。シェーングランツは前半67秒というスーパースローの新馬戦で切れ味が炸裂しなかった。姉に比べると一枚下の印象を与える。洋芝だったとはいえ、33秒台で駆け抜ける馬もおり、新馬戦のパフォーマンスが引っかかる。

まとめ

良血馬も多ければそれなりの内容で勝った馬もおり、ここはなかなか人気馬も消しにくい。良血で言えばビーチサンバは父クロフネ、母フサイチエアデール産駒なので活躍必至の血統と言える。全兄にはフサイチリシャールがおり、血統だけを見れば問題ない。新馬戦は阪神のマイルを上がり33秒4で駆け抜けており、素晴らしいパフォーマンスを見せた。

波乱含みになりやすいアルテミスステークスだが、今年はそこまで波乱になるとは思えない。ただ、当日の人気や組み合わせによっては高配当になる可能性はある。桜花賞や阪神ジュベナイルフィリーズの活躍馬が毎年のように出てくる。どの馬なら桜花賞や阪神ジュベナイルフィリーズに勝てそうか、そんな考え方をしてみるのもいいかもしれない。

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