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2019年1月26日、中京競馬場で愛知杯(GⅢ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。

レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。

人気が想定されるウラヌスチャーム、コルコバード、ノームコア、ランドネ、レイホーロマンス、レッドジェノヴァなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?

なお、特に明記していない場合は過去10回(2014年までは12月に開催、うち10、11年は小倉で施行、15年は開催なし)のデータを対象とする。


愛知杯の勝ち馬傾向

過去10年のデータを見ると、1番人気はわずかに2勝。勝ち馬10頭中6頭が6番人気以下で、2013年には12番人気が勝って3連単470万円超と、牝馬限定のハンデ戦らしく波乱傾向が強い。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 格も重要だが、勢いも重要

まず重賞実績に目を向けると、勝ち馬10頭中5頭が芝重賞の勝ち馬。一方で、勝ち馬の中には重賞で3着以内がなかった馬が4頭おり、うち3頭は重賞初挑戦だった。前走で1000万下を勝ったばかりの馬も2頭いたように、重賞実績にこだわる必要はなく、勢いのある馬には注目しておくべきだろう。

また、中京開催の8年に限定すると、勝ち馬8頭中7頭に左回りの芝レースで勝利か、左回りの芝重賞で3着以内の実績があった。左回りで実績があれば有利と言える。

予想参考データ② GⅠ組か、前走で条件戦を勝った馬

前走のクラス別成績は以下の通り。

1000万下(3-3-0-11)
勝率 17.6% │ 連対率35.3% │ 複勝率35.3%

1600万下(1-2-3-36)
勝率 2.4% │ 連対率7.1% │ 複勝率14.3%

オープン特別(0-2-2-28)
勝率 0.0% │ 連対率6.3% │ 複勝率12.5%

GⅢ(2-0-1-15)
勝率 11.1% │ 連対率11.1% │ 複勝率16.7%

GⅡ(0-0-0-8)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

GⅠ(4-3-4-45)
勝率 7.1% │ 連対率12.5% │ 複勝率19.6%

前走がエリザベス女王杯で、今回ハンデ56kg以上を背負った馬に限れば【3・1・2・4】と信頼度が高い。一方で、1000万下から参戦した馬も活躍している。

予想参考データ③ 5歳が中心

年齢別成績は以下の通り。

【2016~18年】
4歳(0-0-1-7)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率12.5%

5歳(3-2-1-12)
勝率 16.7% │ 連対率27.8% │ 複勝率33.3%

6歳(0-1-1-19)
勝率 0.0% │ 連対率4.8% │ 複勝率9.5%

7歳(0-0-0-4)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

【2008~14年】
3歳(0-2-1-27)
勝率 0.0% │ 連対率6.7% │ 複勝率10.0%

4歳(5-3-5-30)
勝率 11.6% │ 連対率18.6% │ 複勝率30.2%

5歳(1-2-0-36)
勝率 2.6% │ 連対率7.7% │ 複勝率7.7%

6歳(1-0-1-4)
勝率 16.7% │ 連対率16.7% │ 複勝率33.3%

7歳以上(0-0-0-6)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

年明けに行われるようになってからは5歳、暮れに行われていた頃は4歳が最も好成績を残しており、明け5歳馬が中心になる。

予想参考データ④ 関西馬が優勢

美浦(3-1-4-52)
勝率 5.0% │ 連対率6.7% │ 複勝率13.3%

栗東(7-9-6-93)
勝率 6.1% │ 連対率13.9% │ 複勝率19.1%

予想参考データ⑤ トップハンデも活躍

トップハンデは【4・2・3・9】と好成績。トップハンデの56.5kgを背負ったGⅠ馬や、56kgを背負った重賞実績の豊富な馬が優勝している一方で、1000万下を勝ったばかりで50kgや51kgの軽ハンデだった馬も勝っている。実績の項目でも述べたように、重いハンデを背負う実績馬、もしくは勢いのある軽ハンデ馬の両方に注目する必要がある。

2019年の主役候補は?

実績馬にはそれぞれ何らかの死角があり、今年は上がり馬が台頭する余地がありそう。5歳のレイズアベールは前走の1000万下・蛍池特別を快勝。中京芝2000mで勝っており、50kgの軽ハンデが魅力だ。

同じく5歳で1000万下を勝ち上がったばかりのモーヴサファイアも、中京芝で勝ち鞍がある。こちらもハンデ51kgで、一発の可能性を秘める。

ウラヌスチャームは1000万下、1600万下と連勝中で、勢いは一番。左回りの芝で3勝しており、チャンスは十分。

トップハンデは55kgの3頭。エリザベス女王杯4着のレッドジェノヴァは、2走前の京都大賞典で2着と好走。左回りの実績に欠ける点でやや割り引きも、実績は上位だ。

エリザベス女王杯で5着だったノームコアは、4歳という年齢を考慮すれば実質的に単独のトップハンデという見方もできる。紫苑Sを勝ち、左回りでも東京のフローラSで3着があり、実績は申し分ない。

昨年の覇者エテルナミノルも実績は文句なし。過去にも大敗から巻き返した馬がおり、近走が不振でも軽視はできない。

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