愛知杯2020の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

2020年1月18日、小倉競馬場で愛知杯(GⅢ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるセンテュリオ、アルメリアブルーム、アロハリリー、パッシングスルー、サラキアらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

今年は小倉開催の愛知杯、2010年と2011年でも小倉開催となっており、この2回のデータを参考にしていく。


目次

愛知杯の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が2勝、2着も3着もそれぞれ2回ずつ。単勝3倍台まで未勝利という、いかにもハンデ戦らしい難解さが特徴だ。

単勝10倍台の前半で3勝を挙げる他、単勝30倍台から40倍台のアベレージもいい。しかし、単勝50倍より上となると32頭が参戦して1頭も3着以内に入っていない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① ポジションを上げる馬が狙い

中京と小倉では同じ2000メートルでも全く性質が異なるため、ここ最近の愛知杯の傾向が全く通用しない。すると2010年と11年のデータを参考にするしかない。

すると、興味深いのが、1コーナーから4コーナーにかけてポジションを上げた馬がそのまま押し切る形が見られる。小回りコースなので、直線だけで差し切るのは難しい。

前目で落ち着いて乗れればそれでいいが、3コーナーから仕掛けて4コーナーでかなりポジションを上げて、すんなりと追い出せる馬が狙いということか。

予想参考データ② ポイントは56キロ

ハンデ戦の愛知杯、普通は軽ハンデの馬を狙いたくなるが、小倉開催だった愛知杯を見る限りではむしろ多少重いハンデの馬の方が走る。

56キロや55.5キロ、一番軽くて55キロと結構重いハンデを背負っても、小倉開催の愛知杯であればどうにかごまかせるというわけだ。

斤量56キロここ4年はマキシマムドパリの3着が1回あるだけであとは走っていない。今年はデンコウアンジュ、ただ1頭が該当する。果たしてどう捉えるべきか。

予想参考データ③ 1月開催になってからの傾向

愛知杯が1月開催になってからこれで5回目。過去4年の傾向を見ると、上がりの馬の存在がクローズアップされる。必ず1頭は条件戦を使った馬、しかも勝ち馬が来ている。

1000万条件、準オープンは特に関係なく、阪神開催の条件戦がやや目立つ形だ。オープン特別はなく、重賞は特に勝ち負けはどうでもよく、できるだけ1秒以内の負けで止めておきたい。

休み明けからいきなり走る馬はあまりいないため、12月開催で1回使ったような馬に勝機があるとみていいだろう。

2020年の危険な人気馬は?

パッシングスルーは人気になる見込みだが、秋華賞からのぶっつけ、その秋華賞は1秒以上負けており、ちょっと強調しにくいか。輸送、滞在いずれであっても、関東馬にはなかなか厳しいかもしれない。愛知杯の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、アロハリリーは3つ目の消しデータに合致している。小倉で2連勝しているが、福島記念では惨敗。そこから斤量増となっており、流れ自体はあまりいい流れとは言えない。

反対にセンテュリオは危険なデータに一つも当てはまらない。エリザベス女王杯は惜敗、重賞参戦のここ3階は健闘を見せた。継続してルメール騎手が乗っかるので、ここは前進が見込める。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、センテュリオと言えそうだ。

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