春のマイル王の座を争う安田記念(GI/東京芝1600m)。
武豊騎手はカレンブラックヒルに騎乗する。主戦だった秋山真一郎騎手が落馬により負傷のため、騎乗機会が舞い込んできた格好だ。
そんな武豊騎手と安田記念の歴史を振り返ってみよう。
目次
初騎乗で初制覇
武豊騎手は22回騎乗して3勝を挙げている。初騎乗はあし毛の怪物オグリキャップとの初コンビで挑んだ。レースでは2番手追走から早め先頭に立つと、ヤエノムテキ以下の追撃を抑えて押し切る強い競馬を見せた。この勝利がオグリの奇跡のラストランに繋がったと思うと感慨深いものがある。
外国産馬で2度目の優勝
1995年にはゴドルフィン所有の外国産馬ハートレイクに騎乗し、中団からレースを進め、直線では内のほうで上手く馬群を捌いて抜け出し、サクラチトセオーの猛追をハナ差凌いで勝利に導いた。外交調教馬による制覇は史上初のことだった。
名牝で圧巻の制覇
さらに2009年には64年ぶりに牝馬としてダービーを制したウオッカに騎乗すると、直線で包まれて進路が塞がれたが、力強く馬群を割って、押し切りを図るディープスカイを捉えて1着でゴール板を駆け抜けた。これにより牝馬としては2頭目の安田記念連覇を達成した。
天才は3歳マイル王者カレンブラックヒルを返り咲かせることができるのか、注目だ。
武豊騎手│安田記念全成績
馬名 | 性齢 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|
ローズキングダム | 牡5 | 9 | 13 |
クレバートウショウ | 牡5 | 8 | 4 |
ウオッカ | 牝5 | 1 | 1 |
スズカフェニックス | 牡6 | 4 | 5 |
スズカフェニックス | 牡5 | 1 | 5 |
テレグノシス | 牡7 | 5 | 9 |
アドマイヤマックス | 牡6 | 4 | 12 |
ファインモーション | 牝5 | 3 | 13 |
アドマイヤマックス | 牡4 | 6 | 2 |
アドマイヤカイザー | 牡4 | 5 | 8 |
シーキングザパール | 牝5 | 3 | 3 |
シーキングザパール | 牝4 | 4 | 10 |
アマジックマン | 牡5 | 4 | 4 |
ハートレイク | 牡5 | 2 | 12 |
ハートレイク | 牡4 | 4 | 1 |
スキーパラダイス | 牝4 | 1 | 5 |
キットウッド | 牡4 | 4 | 6 |
ムービースター | 牡6 | 10 | 3 |
バンブーメモリー | 牡6 | 1 | 3 |
オグリキャップ | 牡5 | 1 | 1 |
集計期間:1990. 5.13 ~ 2014. 6. 8
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