2019年11月2日、京都競馬場でファンタジーステークス(GⅢ/芝1400m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。
レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。
人気が想定されるケープコッド、シャレード、マジックキャッスル、ヤマカツマーメイド、レジェーロなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?
なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。
目次
ファンタジーステークスの勝ち馬傾向
過去10年のデータを見ると、勝ち馬10頭中7頭が4番人気以下で、うち3頭が8番人気以下。2桁人気の優勝もあり、波乱含み。
ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。
予想参考データ① 1番人気で勝った経験のある馬が有利
勝ち馬10頭中6頭に1番人気で勝った経験があった。残る4頭にも、4番人気以内で勝った経験があった。
予想参考データ② 前走は重賞か1着
前走のクラス別成績は以下の通り。
新馬(2-2-0-22)
勝率 7.7% │ 連対率15.4% │ 複勝率15.4%
未勝利(3-2-4-17)
勝率 11.5% │ 連対率19.2% │ 複勝率34.6%
500万下(0-2-1-33)
勝率 0.0% │ 連対率5.6% │ 複勝率8.3%
オープン特別(0-1-3-23)
勝率 14.3% │ 連対率23.8% │ 複勝率33.3%
GⅢ(3-2-2-14)
勝率 14.3% │ 連対率23.8% │ 複勝率33.3%
GⅡ(2-1-0-1)
勝率 50.0% │ 連対率75.0% │ 複勝率75.0%
また、前走距離は以下の通り。
前走1200m(4-0-4-34)
勝率 9.5% │ 連対率9.5% │ 複勝率19.0%
前走1400m(1-5-4-60)
勝率 1.4% │ 連対率8.6% │ 複勝率14.3%
前走1500m(1-0-0-3)
勝率 25.0% │ 連対率25.0% │ 複勝率25.0%
前走1600m(4-4-2-11)
勝率 19.0% │ 連対率38.1% │ 複勝率47.6%
前走1800m(0-1-0-4)
勝率 0.0% │ 連対率20.0% │ 複勝率20.0%
勝ち馬10頭中5頭の前走が芝重賞。残る5頭は前走1着だった。
なお、京都でデビューした馬は3着もない。
予想参考データ③ 関東馬にも注
美浦(1-0-1-10)
勝率 8.3% │ 連対率8.3% │ 複勝率16.7%
栗東(9-10-9-102)
勝率 6.9% │ 連対率14.6% │ 複勝率21.5%
2019年の主役候補は?
中心となるのはエレナアヴァンティ。2走前のダリア賞を1番人気で勝っており、前走の新潟2歳Sでも5着と健闘している。
シャレードは圧倒的1番人気に支持された新馬戦を勝ち、前走のききょうSで3着。ここでも有力になる。
未勝利戦を1番人気で勝ったベッラヴォルタ、モズアーントモー、レジェーロ、さらに1戦1勝の関東馬ペコリーノロマーノにもチャンスがある。