中京記念2019の競馬予想分析!6つのデータから導く勝ち馬候補

2019年7月21日、中京競馬場で中京記念(GⅢ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。

レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。

人気が想定されるカテドラル、グルーヴィット、プリモシーン、ミエノサクシード、ロードクエストなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?

なお、特に明記していない場合は過去7年(現在の条件で実施されるようになった2007年以降)のデータを対象とする。


目次

中京記念の勝ち馬傾向

過去10年のデータを見ると、1番人気が1勝で、2、3番人気の優勝はなし。勝ち馬7頭中6頭が5~7番人気と、中穴が強い。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 重賞3着以内かオープン特別勝ちの実績が不可欠

まずオープン実績に目を向けると、勝ち馬全7頭に重賞で3着以内、もしくはオープン特別勝ちの実績があった。

さらに距離実績を見ると、勝ち馬7頭中6頭に1000万下クラス以上の芝1600mで勝っていた。例外の1頭は芝1200mの重賞と芝1400mのオープン特別を勝った実績があり、芝1600mに初出走だった。

予想参考データ② 前走は5月以降の重賞か、6月以降のオープン特別

前走のクラス別成績は以下の通り。

1600万下(0-0-1-6)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率14.3%

オープン特別(4-6-3-43)
勝率 7.1% │ 連対率17.9% │ 複勝率23.2%

GⅢ(0-0-2-21)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率7.3%

GⅡ(2-1-1-7)
勝率 18.2% │ 連対率27.3% │ 複勝率36.4%

GⅠ(1-0-0-14)
勝率 6.7% │ 連対率6.7% │ 複勝率6.7%

また、前走着順は以下の通り。

前走1着(3-1-4-8)
勝率 18.8% │ 連対率25.0% │ 複勝率50.0%

前走2着(0-1-0-6)
勝率 0.0% │ 連対率14.3% │ 複勝率14.3%

前走3着(0-0-0-7)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

前走4着(1-0-1-11)
勝率 7.7% │ 連対率7.7% │ 複勝率15.4%

前走5着(1-1-0-9)
勝率 9.1% │ 連対率18.2% │ 複勝率18.2%

前走6~9着(1-3-2-24)
勝率 3.3% │ 連対率13.3% │ 複勝率20.0%

前走10着以下(1-1-0-26)
勝率 3.6% │ 連対率7.1% │ 複勝率7.1%

勝ち馬全7頭の前走は、5月以降の重賞(京王杯スプリングC2頭、安田記念1頭)、もしくは6月以降のオープン特別。オープン特別組の4頭中3頭は前走1着だった。

予想参考データ③ 4、5歳が主力

年齢別成績は以下の通り。

3歳(0-0-0-4)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

4歳(0-0-2-7)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率22.2%

5歳(4-5-2-38)
勝率 8.2% │ 連対率18.4% │ 複勝率22.4%

6歳(3-1-3-23)
勝率 10.0% │ 連対率13.3% │ 複勝率23.3%

7歳(0-1-0-13)
勝率 0.0% │ 連対率7.1% │ 複勝率7.1%

8歳以上(0-0-0-6)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

予想参考データ④ 牝馬の優勝はなし

牡・騸馬(7-5-7-77)
勝率 7.3% │ 連対率12.5% │ 複勝率19.8%

牝馬(0-2-0-14)
勝率 0.0% │ 連対率12.5% │ 複勝率12.5%

予想参考データ⑤ 勝率、連対率ともに関東馬がリード

美浦(2-2-0-14)
勝率 11.1% │ 連対率22.2% │ 複勝率22.2%

栗東(5-5-7-77)
勝率 5.3% │ 連対率10.6% │ 複勝率18.1%

予想参考データ⑥ ハンデの比較的重い馬が活躍

勝ち馬7頭中6頭がハンデ56.5kg以上。トップハンデは【3・2・2・13】とまずまずの好成績。

2019年の主役候補は?

中心となるのは、6歳の関東馬ロードクエスト。重賞3勝、GⅠ2着1回の実績はメンバーNo.1。斤量57kgも背負い慣れている。

6歳の関西馬リライアブルエースは、昨年のこのレースで3着。近2走はオープン特別で3、2着と調子を上げてきており、チャンスはある。

6歳のロワアブソリューはオープン特別勝ちがあり、長期休養明けをひと叩きされて上積みが見込める。

6歳の関西馬ヒーズインラブ、5歳のキョウヘイは、ともに芝1600mの重賞を勝った実績がある。近走で結果が出ていないのは気になるが、巻き返しがあっても不思議はない。

1番人気が予想されるプリモシーンは牝馬の55.5kgで、実質的なトップハンデ。芝1600mで重賞2勝、GⅠ2着と実績はメンバー上位だが、4歳馬、牝馬ともに優勝がない点をどう見るか。

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