2019年4月14日、中山競馬場で皐月賞(GⅠ/芝2000m)が行われる。
サートゥルナーリア、ダノンキングリー、ヴェロックス、ニシノデイジー、サトノルークスなど有力馬が多数出走するが、朝日杯FSの勝ち馬、アドマイヤマーズがGⅠ2勝目を狙っている。
好走へ向けたポイントを整理していこう。
目次
ポイント① ポジションを取れるかどうか
アドマイヤマーズの過去の勝ち方は、朝日杯FSに代表されるようにスタートを決めて、先行策から早めに先頭に並びかけてそのまま押し切るというものだ。
皐月賞は様々な条件から出走してくることもあり、道中の隊列がなかなか決まらないことがある。
今までの好走パターンのように好位のポジションを取れるのかどうかというのは大きなポイントになるだろう。
ポイント② 乱ペースにならないかどうか
皐月賞は「最も速い馬が勝つ」と言われるように、ペースが速くなりがちな傾向にある。
中山2000mで行われる重賞の中で最もタフな部類に入るといえるだろう。
当然ペースが速くなる展開になれば、アドマイヤマーズのように好位で立ち回るタイプにとっては辛い展開になることが想定される。
極端なハイペースを経験したことがなく、マイル路線を中心に使われてきたことからもタフになりすぎるのは向いていないといえるだろう。
ポイント③ ミルコ・デムーロ騎手のモチベーションはいかに?
ホープフルSの勝ち馬サートゥルナーリアと朝日杯FSのアドマイヤマーズ、ともに2歳時はミルコ・デムーロ騎手が騎乗していました。
勝利後のコメントからは、おそらくミルコ・デムーロ騎手としてはクラシックに向けてより強い期待を持っていたのはサートゥルナーリアのほうだったのではないかと思われる。
過去にGⅠで騎乗馬が被った時には、選択権が騎手側にある場合、より期待値が高い馬を選択する行動を見せていたミルコ・デムーロ騎手だが、乗り替わりの経緯からも今回の騎乗馬の選択に関してはミルコ・デムーロ騎手ではなく、馬主サイドでの決定であったようだ。
状況的には乗り替わりを強いられる形になったミルコ・デムーロ騎手の心中を考えると、モチベーションが下がってしまっている部分があると考えられる。
まとめ
いかがだっただろうか。アドマイヤマーズが有力馬の一角であることは間違いないが、皐月賞を好走する上ではいくつか乗り越えなければならない壁がある。
4月14日にどういった結果が出るのか楽しみにしたい。