アイビスサマーダッシュ2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は？1000m直線重賞展望

2018年7月29日、新潟競馬場でアイビスサマーダッシュ（GⅢ／芝1000m）が行われる。ダイメイプリンセス、ラブカンプー、ラインスピリット、ペイシャフェリシタ、カラクレナイらが出走するが、どんなレースが展開されるのか？　台頭する可能性を秘めた伏兵とは？

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。

日程・概要

2018年 7月29日(日)　2回新潟2日目　17頭　[仮想出馬表] 【１１Ｒ】　 第18回アイビスサマーダッシュ
３歳以上・オープン・Ｇ３(別定)(国際)(特指)　芝1000m・直線 (A)

出走予定馬・登録馬

前走のCBC賞で連勝はストップしてしまったものの、得意の直線競馬に戻ってダイメイプリンセスの巻き返しは必至だ。メンバー的にもこの馬に迫れそうな馬は見当たらない。

今春の駿風S（1600万下）、韋駄天S（OP）で直線競馬を連勝。道中馬なりで先団に取り付き、追ってから突き放すパフォーマンスは圧巻の内容。直線1000mで共に後続に2馬身の差をつけたのは能力の違いだろう。平均スピードの高さと直線競馬の適性を示した格好だ。この条件に戻るなら前走の敗退は度外視しても良く、スタートさえ決まれば大崩れは考えにくい。

快速の3歳牝馬ラブカンプーも51キロの斤量を生かしてスピード全開ならダイメイプリンセスに迫ってもおかしくはない1頭だ。

マイネルラヴの肌にショウナンカンプの配合でスプリンター色が強いが、戦績も1400m以上では全敗、1200m以下では連を外していないという極端なもの。前走の葵S（新設重賞）ではゴールドクイーンの一気の逃げを捉えられなかったものの、逃げられればこちらが先着していても不思議ではなかった。そのゴールドクイーンが次走のバーデンBC（OP）でも古馬相手に検討しており、この馬も期待は高まる。

牝馬が人気を集めそうなメンバー構成だが、牡馬ならラインスピリットの粘りが怖い。

もともと脆いところがある同馬であったが、近走はハナに行けなくても最後までしぶとく走れるようになってきている。OP3勝の実績はここでも上位で、直線競馬にも実績がある。極端な時計勝負になると分が悪そうだが、森一馬騎手が手の内に入れており、しぶとさを活かせれば上位進出も見込める。

2番人気と支持を集めたCBC賞で15着と思わぬ大敗をしてしまったペイシャフェリシタも、状態さえ戻れば能力は上位だ。

前走は実績のある中京コースで高速馬場ということもあり、OP勝ちを決めたカーバンクルSの時計や内容からも期待が高まったが、外枠からいいところなく敗退。終始行きっぷりが今一つで、精神的な部分で脆さを露呈した。初の直線競馬となるが、最後まで集中して走ることができれば通用の余地は十分にある。

実績的にはGⅡ（フィリーズレビュー）勝ちのあるカラクレナイも見逃せない。とにかく折り合いに難があるタイプで、近走は1400mでも脚が溜まらなくなってきた。前々走を見る限り現状は距離が短いほうが良さそうで、初の直線競馬できっちり折り合えば末脚のキレは随一だ。

他にも初の芝さえこなせば地力はあるベストマッチョ、前走スプリント戦で開眼したモルフェオルフェ、直線競馬に実績のあるレジーナフォルテやレッドラウダ、距離詰めて内容良くなってきたノットフォーマル、アクティブミノルも行きっぷりが戻れば面白い存在だ。

登録馬は以下の通り。

想定・予想オッズ