安田記念2018の競馬予想データ分析…5つの注目点から浮上する激走馬は?

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2018年6月3日、東京競馬場で安田記念(GⅠ/芝1600m)が行われる。スワーヴリチャード、ペルシアンナイト、サングレーザー、リスグラシュー、リアルスティール、レッドファルクス、サトノアレス、アエロリットらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

今年で68回目を迎える安田記念は1984年のグレード制導入時からGⅠに格付けされ春のマイル王決定戦の位置づけとなり、1993年からは国際競走としてこれまでに3頭の外国馬が優勝しているレースでもある。

1995年にドバイから遠征してきたハートレイクに武豊騎手が騎乗し、当時の日本のマイル・中距離戦線での代表馬ともいえる単勝1番人気のサクラチトセオーをハナ差で破ったレースなどは競馬ファンの記憶にも残るレースとなっている。

今回は過去10年の安田記念の結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。

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目次

過去10年の該当馬(2008年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順 馬名
2017 1 サトノアラジン
2017 2 ロゴタイプ
2016 1 ロゴタイプ
2016 3 フィエロ
2015 3 クラレント
2014 2 グランプリボス
2014 3 ショウナンマイティ
2013 3 ダノンシャーク
2012 2 グランプリボス
2012 3 コスモセンサー
2011 1 リアルインパクト
2010 1 ショウワモダン
2010 2 スーパーホーネット
2009 3 ファリダット
2008 3 エイシンドーバー

注目点① 人気薄は人気に関係なく検討を

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10年で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が15頭と5割・半数に達していて高配当を裏付ける結果となっている。

しかも、過去10年の中で1頭も該当馬がいなかった年は1回もなく、2頭がリストアップされる年が5回もあり積極的に人気薄を狙うことも考えなければならないことが安田記念の大きな特徴だ。

ただし、今回の該当馬を人気別や単勝オッズで見ると、高配当になる場合の人気を気にする必要はないものの単勝万馬券になるような極端な人気薄を狙うのは得策でないことがわかる。

人気別集計 安田記念 過去10年

人気 着別度数 勝率 複勝率
1番人気 4- 1- 0- 5/ 10 40.0% 50.0%
2番人気 2- 1- 0- 7/ 10 20.0% 30.0%
3番人気 0- 2- 2- 6/ 10 0.0% 40.0%
4番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
5番人気 0- 2- 1- 7/ 10 0.0% 30.0%
6番人気 0- 1- 1- 8/ 10 0.0% 20.0%
7番人気 1- 0- 0- 9/ 10 10.0% 10.0%
8番人気 2- 1- 0- 7/ 10 20.0% 30.0%
9番人気 1- 0- 1- 8/ 10 10.0% 20.0%
10番人気 0- 0- 2- 8/ 10 0.0% 20.0%
11番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
12番人気 0- 0- 2- 8/ 10 0.0% 20.0%
13番人気 0- 1- 0- 8/ 9 0.0% 11.1%
14番人気 0- 0- 0- 9/ 9 0.0% 0.0%
15番人気 0- 0- 1- 8/ 9 0.0% 11.1%
16番人気 0- 1- 0- 8/ 9 0.0% 11.1%
17番人気 0- 0- 0- 9/ 9 0.0% 0.0%
18番人気 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 人気 単勝オッズ
2017 サトノアラジン 7 12.4
2017 ロゴタイプ 8 14.6
2016 ロゴタイプ 8 36.9
2016 フィエロ 6 29.5
2015 クラレント 12 42.7
2014 グランプリボス 16 148.4
2014 ショウナンマイティ 10 37.1
2013 ダノンシャーク 12 37.2
2012 グランプリボス 13 25.3
2012 コスモセンサー 15 35.7
2011 リアルインパクト 9 29.3
2010 ショウワモダン 8 13.9
2010 スーパーホーネット 6 12.1
2009 ファリダット 10 52
2008 エイシンドーバー 9 33.6

注目点② 社台ファーム・ノーザンファーム生産馬に注目

馬産地について注目をすると、今回の該当馬15頭中約半数の8頭(直近2年はいずれも2頭ずつ)が日本競馬界を席巻している社台グループの中心である社台ファームかノーザンファームの生産馬となっている。

3歳クラシック路線に比べれば勢いは多少落ちるものの、人気薄の激走馬を探る際には一度は検討しなければならないことがわかる。

生産者別集計 安田記念 過去10年

生産者 着別度数 勝率 複勝率
社台ファーム 3- 2- 2-23/30 10.0% 23.3%
ノーザンファーム 2- 2- 0-28/32 6.3% 12.5%
カントリー牧場 2- 0- 0- 0/ 2 100.0% 100.0%
社台コーポレーション白老ファーム 1- 1- 0- 9/11 9.1% 18.2%
戸川牧場 1- 1- 0- 0/ 2 50.0% 100.0%
ケイアイファーム 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0%
矢野牧場 0- 1- 1- 0/ 2 0.0% 100.0%
ガーベラパークスタツド 0- 1- 0- 2/ 3 0.0% 33.3%
Miss J.Fleming G.G.James & T.E.Jamison 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0%
笠松牧場 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0%
上水牧場 0- 0- 2- 3/ 5 0.0% 40.0%
下河辺牧場 0- 0- 1- 8/ 9 0.0% 11.1%
ノースヒルズマネジメント 0- 0- 1- 4/ 5 0.0% 20.0%
川越ファーム 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 50.0%
North Hills Management 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 50.0%
Columbiana Farm 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 100.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年
ソート:着別度数順 ※3着以内に入った生産者のみ

馬名 生産者
サトノアラジン ノーザンファーム
ロゴタイプ 社台ファーム
ロゴタイプ 社台ファーム
フィエロ 社台ファーム
クラレント ノースヒルズマネジメント
グランプリボス ノーザンファーム
ショウナンマイティ 矢野牧場
ダノンシャーク 下河辺牧場
グランプリボス ノーザンファーム
コスモセンサー 川越ファーム
リアルインパクト ノーザンファーム
ショウワモダン 社台ファーム
スーパーホーネット ガーベラパークスタツド
ファリダット North Hills Management
エイシンドーバー Columbiana Farm

注目点③ 前走はGⅡ戦に出走

今回の該当馬15頭中11頭が前走はGⅡを走っていて、特に格下とも言える1600万下・OPEN特別・GⅢといったレースを走っていた馬の活躍は難しい結果となっている。

前走がGⅡの実力馬は人気を落としてきていても、陣営の調整やレース展開などで前評判を覆して巻き返しが十分可能であることを示していると言える。

ちなみに前走がGⅠとなると長期休養明けや3歳馬の挑戦など調整が難しいこともあり安田記念で単勝上位人気に支持されない人気薄の成績は奮わなくなっている。

クラス別集計 安田記念 過去10年

前走クラス 着別度数 勝率 複勝率
1600万下 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0%
OPEN特別 1- 0- 0- 13/ 14 7.1% 7.1%
GⅢ 2- 0- 0- 9/ 11 18.2% 18.2%
GⅡ 2- 7- 10- 74/ 93 2.2% 20.4%
GⅠ 4- 1- 0- 24/ 29 13.8% 17.2%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 前走クラス レース名
サトノアラジン GⅡ 京王杯SC
ロゴタイプ GⅡ 中山記念
ロゴタイプ GⅢ ダービー卿CT
フィエロ GⅡ マイラーズC
クラレント GⅡ マイラーズC
グランプリボス GⅠ マイルCS
ショウナンマイティ GⅡ 産経大阪杯
ダノンシャーク GⅡ マイラーズC
グランプリボス GⅡ 京王杯SC
コスモセンサー GⅡ マイラーズC
リアルインパクト GⅠ NHKマイルC
ショウワモダン OPEN特別 メイS
スーパーホーネット GⅡ マイラーズC
ファリダット GⅡ 京王杯SC
エイシンドーバー GⅡ マイラーズC

注目点④ 前走は単勝9番人気以内

今回の該当馬15頭すべてが前走でも単勝9番人気以内と極端な人気薄とはなっていなかったことがわかる。

安田記念では他馬との比較で人気を落としていても少なくとも前走では実力がそれなりに認められて人気となっていた馬が、陣営の調整による調子の向上、騎手の作戦など何らかの要因により安田記念で前評判を覆した場合に好走できたことを示している。

前走人気別集計 安田記念 過去10年

前走人気 着別度数 勝率 複勝率
前走1人気 5- 1- 2- 29/ 37 13.5% 21.6%
前走2人気 1- 3- 2- 12/ 18 5.6% 33.3%
前走3人気 0- 0- 2- 18/ 20 0.0% 10.0%
前走4人気 2- 1- 1- 6/ 10 20.0% 40.0%
前走5人気 0- 1- 1- 17/ 19 0.0% 10.5%
前走6~9人 1- 2- 2- 24/ 29 3.4% 17.2%
前走10人~ 0- 0- 0- 16/ 16 0.0% 0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 前走人気
サトノアラジン 1
ロゴタイプ 7
ロゴタイプ 4
フィエロ 1
クラレント 9
グランプリボス 7
ショウナンマイティ 4
ダノンシャーク 3
グランプリボス 5
コスモセンサー 7
リアルインパクト 4
ショウワモダン 6
スーパーホーネット 2
ファリダット 2
エイシンドーバー 3

注目点⑤ 前走は10着以内

最後に前走の着順にも注目をしてみると今回の該当馬15頭中すべてが前走でも10着以内という結果だった。

前走で凡走し大敗した馬が、GⅠの大舞台である安田記念でいきなり挽回して好走するチャンスはほとんどないことを示している。

前走着順別集計 安田記念 過去10年

前走着順 着別度数 勝率 複勝率
前走1着 5- 2- 1- 33/ 41 12.2% 19.5%
前走2着 2- 4- 0- 24/ 30 6.7% 20.0%
前走3着 1- 1- 4- 17/ 23 4.3% 26.1%
前走4着 1- 0- 1- 18/ 20 5.0% 10.0%
前走5着 0- 0- 2- 11/ 13 0.0% 15.4%
前走6~9着 1- 3- 1- 16/ 21 4.8% 23.8%
前走10着~ 0- 0- 1- 23/ 24 0.0% 4.2%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 前走着順
サトノアラジン 9
ロゴタイプ 3
ロゴタイプ 2
フィエロ 4
クラレント 10
グランプリボス 9
ショウナンマイティ 5
ダノンシャーク 3
グランプリボス 7
コスモセンサー 3
リアルインパクト 3
ショウワモダン 1
スーパーホーネット 9
ファリダット 3
エイシンドーバー 3

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の1頭が該当する。

サトノアレス

なお、本原稿は特別登録の段階で執筆しているが、今年の安田記念の登録頭数は19頭(出走可能頭数18頭)となっていて出走を回避する馬がいない場合は賞金順によりモズアスコットが出走できないので注意が必要だ。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。

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