かしわ記念2018の競馬予想分析…インカンテーションを読み解く3つの視点

2014年、2016年、2017年とコパノリッキーが過去3度制覇したことでも有名なかしわ記念が5月2日(水)に船橋競馬場で行われる。

昨年の最優秀ダートホースであるゴールドドリーム、今年のフェブラリーSの勝ち馬ノンコノユメに、モーニン、ベストウォーリアと4頭のGI馬が出走を予定している。例年と同様にレベルの高いレースが期待できるのではないだろうか。

今回はGIレース未勝利ながらも長年に渡ってダート界を牽引している今年のフェブラリーS3着馬インカンテーションを軸に話を進めていくことにする。


目次

ポイント① マイルGIでの好走実績

最初のコーナーまで距離もある為、枠順の有利、不利が顕著にみられる競馬場ではなく、南関東の競馬場の中でも比較的、能力で着順が決まりやすいといえるのが、船橋競馬場である。そこで重要になってくるのが、近走におけるダートのマイル実績だ。

勿論、人気を背負うであろうゴールドドリーム、ノンコノユメがマイル巧者であることは周知の事実ではあるが、インカンテーションにおいても武蔵野S制覇を始め、昨年は1勝2着2回とマイル戦で高いパフォーマンスを発揮している。

また昨年のかしわ記念では、今年出走を予定しているモーニン、ベストウォーリアを差し置いてコパノリッキーの2着に入線していることも強調材料のひとつであろう。

ポイント② 前走フェブラリーS組

最も直近で行われるマイルGIのフェブラリーSからの巻き返す馬が図ることが多いのもかしわ記念の特徴に挙げられる。昨年の優勝馬コパノリッキーもフェブラリーS14着からの参戦ながら、次走のかしわ記念では見事に優勝を果たしている。3着のモーニンも同様に、フェブラリーSの12着大敗からの巻き返しに成功している。

無論、インカンテーションにおいても昨年のフェブラリーSは13着だったが、次走のかしわ記念で2着と船橋競馬場との相性の良さを示すレースを披露している。

今年は、フェブラリーS3着からの参戦となり、昨年以上の好走があってもなんら不思議ではない。

ポイント③ 船橋競馬場特有のスパイラルコーナー

かしわ記念が行われる船橋競馬場は南関東で唯一スパイラルカーブを採用している競馬場である。スパイラルカーブとは、コーナー入り口からコーナー出口にかけて徐々にコーナーがきつくなることを指す。その為、加速したまま3コーナーに進入すると、最後の直線で外に振られてロスを被ることが多々見受けられる。

勿論、地方交流だけに早め早めの競馬になることは容易に想像できるが、先行することのできる脚を持ってさえすれば、距離ロスなく競馬を行え有利にレースを運ぶことができるだろう。

中団からの差し脚を武器にするゴールドドリーム、ノンコノユメなどを横目に、インカンテーションは立ち回りの上手さを武器に、今まで好走を繰り返している。

展開的な利益はインカンテーションが一番として考えても良いのではないだろうか。

まとめ

地方馬、中央馬が入れ乱れるレースとなるだけに、隊列が縦長になる公算が高く、自在性が有利に働くことは明白だ。器用な馬であるインカンテーションが様々なポイントを背にどのような走りを見せてくれるのだろうか。

ゴールデンウィーク真っ最中に行われるだけに、沢山の競馬ファンを前に白熱した熱い戦いを見せてほしいものだ。

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