2018年3月4日、中山競馬場で弥生賞(GⅡ/芝2000m)が行われる。ダノンプレミアム、ワグネリアン、オブセッション、ジャンダルム、サンリヴァルらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?
開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップした。では、人気、血統、枠順、ローテーションなどから導き出したデータに合致するのはどの馬なのか?
5つの消しフィルターを通したとき、残る馬を探っていくことにしよう。
消しデータまとめ
今回、ピックアップしたデータは以下だ。
ポイント1 人気薄は消し!
ポイント2 前走馬体重480kg未満は消し!
ポイント3 レース間隔4週未満は消し!
ポイント4 前走1着以外は消し!
※詳細は過去の記事を参照
一つずつ、見ていくことにしよう。
ポイント1 人気薄は消し!
近年、有力馬が前哨戦として調整に使うレースを以前よりも分散させる傾向が強まる中、弥生賞では戦前評価で一強もしくは二強の構図となる年も多く、実際にそれらの馬が前評判通りの実力を発揮し堅い決着になりやすいレースだ。
| 馬名 | 人気 | 予想オッズ |
|---|---|---|
| アサクサスポット | 9 | 241.5 |
| アラウン | 10 | 785.0 |
| オブセッション | 3 | 4.3 |
| サンリヴァル | 5 | 18.6 |
| ジャンダルム | 4 | 5.1 |
| ダノンプレミアム | 1 | 2.1 |
| トラストケンシン | 7 | 137.1 |
| ヘヴィータンク | 8 | 235.0 |
| リビーリング | 6 | 49.1 |
| ワグネリアン | 2 | 2.9 |
人気薄・単勝8番人気以下の出走馬は……
アサクサスポット
アラウン
ヘヴィータンク
まずはこの馬たちが消える。
ポイント2 前走馬体重480kg未満は消し!
前走馬体重に注目してみると2000mという距離もあってスピードよりスタミナが必要とされることが多く、馬体重が480kg未満の馬にとっては不利となることがわかる。
| 馬名 | 前走馬体重 |
|---|---|
| アサクサスポット | 520 |
| アラウン | 482 |
| オブセッション | 510 |
| サンリヴァル | 490 |
| ジャンダルム | 494 |
| ダノンプレミアム | 490 |
| トラストケンシン | 458 |
| ヘヴィータンク | — |
| リビーリング | 500 |
| ワグネリアン | 454 |
前走馬体重480kg未満だった馬は……
トラストケンシン
ヘヴィータンク
ワグネリアン
ここではこの馬たちが消える。
ポイント3 レース間隔4週未満は消し!
勝ち抜き戦の様相が強いクラシック戦線ではあるが、GⅠ・皐月賞まで一ヶ月というこの時期になると、なんとかGⅠに間に合わせるべく急ピッチで仕上げて出走してきた馬が、昨年から活躍して春本番に向けてじっくり仕上げてきた馬にはなかなか敵わない。
| 馬名 | レース間隔 |
|---|---|
| アサクサスポット | 4 |
| アラウン | 連 |
| オブセッション | 13 |
| サンリヴァル | 9 |
| ジャンダルム | 9 |
| ダノンプレミアム | 11 |
| トラストケンシン | 3 |
| ヘヴィータンク | 初 |
| リビーリング | 5 |
| ワグネリアン | 15 |
レース間隔4週未満での出走馬は……
アラウン
トラストケンシン
ヘヴィータンク
ここではこの馬たちが消える。
ポイント4 前走1着以外は消し!
勝ち抜き戦の様相が強いクラシック戦線、しかも前哨戦としてはレベルが高くなりがちな弥生賞では前走も1着である馬に活躍が集中し、2着以降から巻き返す可能性はまったくないとは言わないまでも高くない。
| 馬名 | 前走人気 |
|---|---|
| アサクサスポット | 2 |
| アラウン | 14 |
| オブセッション | 2 |
| サンリヴァル | 5 |
| ジャンダルム | 4 |
| ダノンプレミアム | 1 |
| トラストケンシン | 4 |
| ヘヴィータンク | — |
| リビーリング | 2 |
| ワグネリアン | 1 |
前走1着以外の馬は……
アサクサスポット
アラウン
オブセッション
サンリヴァル
ジャンダルム
トラストケンシン
ヘヴィータンク
リビーリング
ここではこの馬たちが消える。
残った激走馬候補とは?
さて、ではいくつかの消しフィルターをくぐり抜け、ここまで残った馬はいるのだろうか? それは……
ダノンプレミアム
今回の激走馬候補は1頭。
馬券の軸にするもよし、相手に加えるもよし。どんな扱いにするにせよ、気にかけてみるのがいいのではないだろうか。

