オーシャンS2018の競馬予想データ分析…4つの注目点から浮上する激走馬とは?

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2018年3月3日、中山競馬場でオーシャンS(GⅢ/芝1200m)が行われる。レーヌミノル、ナックビーナス、ロードクエスト、ネロ、ビップライブリー、リエノテソーロ、スノードラゴンらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

春のスプリント王決定戦GⅠ・高松宮記念に向けて2006年に春の短距離重賞路線も整備される中で、これまでオープン特別として行われることも多かったオーシャンSがGⅢに昇格し、関東で行われる重要なステップレースとして位置づけられた。

前週に行われた阪急杯同様、1着馬には高松宮記念への優先出走権が与えられる。

ただし、オーシャンSの勝馬が高松宮記念で勝った例は過去10年では2010年のキンシャサノキセキのみとなっており、オーシャンSで敗退した馬が高松宮記念で馬券圏内に巻き返すことがあるなど調整過程ということも考慮したほうがいいレースでもある。

配当傾向を過去10年で見てみると、昨年2017年こそ上位人気で決着し三連単が5,350円と堅い配当となったが、それ以外は毎年万馬券となっていて特に2012年には単勝9番人気→5番人気→14番人気の組み合わせで3連単は昨年2,661,980円と高配当になった。

2018年も従来の傾向通りの荒れた決着となるのか、昨年2017年のように人気サイドの決着となるのか。

今回は過去10年のオーシャンSの結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。

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目次

過去10年の該当馬(2008年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順 馬名
2016 3 スノードラゴン
2015 1 サクラゴスペル
2014 2 スノードラゴン
2014 3 レッドスパーダ
2013 3 ツルマルレオン
2012 1 ワンカラット
2012 3 ベイリングボーイ
2010 2 エーシンエフダンズ
2010 3 シンボリグラン
2009 2 コスモベル
2008 1 プレミアムボックス
2008 2 エムオーウイナー
2008 3 ナカヤマパラダイス

注目点① 人気薄を狙うなら単勝6番人気から9番人気を中心に

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10年で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が13頭と4割を超えるように高配当を裏付ける結果となっている。

しかも、過去10年の内2017年と2011年を除いて必ず1頭はリストアップされていることから積極的に人気薄を狙うことも考えなければならない。

ただし、今回の該当馬を人気別に見ると、高配当になる場合の人気にはそれほど気にする必要がないことがわかるが、単勝10番人気以下の極端な人気薄を狙うのが得策ではないことがわかる。

人気別集計 オーシャンS 過去10年

人気 着別度数 勝率 複勝率
1番人気 1- 2- 1- 6/ 10 10.0% 40.0%
2番人気 2- 1- 0- 7/ 10 20.0% 30.0%
3番人気 3- 1- 0- 6/ 10 30.0% 40.0%
4番人気 0- 1- 2- 7/ 10 0.0% 30.0%
5番人気 1- 1- 1- 7/ 10 10.0% 30.0%
6番人気 0- 1- 1- 8/ 10 0.0% 20.0%
7番人気 2- 1- 1- 6/ 10 20.0% 40.0%
8番人気 0- 0- 2- 8/ 10 0.0% 20.0%
9番人気 1- 0- 1- 8/ 10 10.0% 20.0%
10番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
11番人気 0- 1- 0- 9/ 10 0.0% 10.0%
12番人気 0- 1- 0- 9/ 10 0.0% 10.0%
13番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
14番人気 0- 0- 1- 9/ 10 0.0% 10.0%
15番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%
16番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 人気
2016 スノードラゴン 8
2015 サクラゴスペル 7
2014 スノードラゴン 11
2014 レッドスパーダ 9
2013 ツルマルレオン 7
2012 ワンカラット 9
2012 ベイリングボーイ 14
2010 エーシンエフダンズ 7
2010 シンボリグラン 8
2009 コスモベル 6
2008 プレミアムボックス 7
2008 エムオーウイナー 12
2008 ナカヤマパラダイス 6

注目点② 人気薄は5歳以上から

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った13頭すべてが、5歳以上となっている。

4歳馬は古馬になったばかりでまだまだ成長過程にある馬も多く、だからこそ戦前評価どおりの実力を発揮していて、人気がない場合には馬券圏外に敗れてしまっていることがわかる。

年齢別集計 オーシャンS 過去10年

年齢 着別度数 勝率 複勝率
4歳 2- 1- 1- 25/ 29 6.9% 13.8%
5歳 5- 1- 4- 32/ 42 11.9% 23.8%
6歳 1- 5- 1- 25/ 32 3.1% 21.9%
7歳 2- 2- 0- 21/ 25 8.0% 16.0%
8歳 0- 1- 4- 19/ 24 0.0% 20.8%
9歳以上 0- 0- 0- 8/ 8 0.0% 0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 性齢
スノードラゴン 牡8
サクラゴスペル 牡7
スノードラゴン 牡6
レッドスパーダ 牡8
ツルマルレオン 牡5
ワンカラット 牝6
ベイリングボーイ 牡8
エーシンエフダンズ 牡6
シンボリグラン 牡8
コスモベル 牝5
プレミアムボックス 牡5
エムオーウイナー 牡7
ナカヤマパラダイス 牡5

注目点③ 前走クラスはGⅢより格下!

今回の該当馬13頭中11頭が前走はGⅠやGⅡといった賞金の高いレースではなく、1600万下・OPEN特別・GⅢといったレースを走っている。

前走がGⅠやGⅡの実力馬は上位人気に支持されていることを示していて、地道に自己条件のレースで結果を残してきたが、他馬との比較でここでは実力的に足りないと判断された馬が、前評判を覆して馬券圏内に巻き返していると言える。

前走クラス別集計 オーシャンS 過去10年

前走クラス 着別度数 勝率 複勝率
1600万下 3- 0- 0- 14/ 17 17.6% 17.6%
OPEN特別 5- 0- 5- 30/ 40 12.5% 25.0%
GⅢ 1- 6- 3- 66/ 76 1.3% 13.2%
GⅡ 1- 2- 1- 9/ 13 7.7% 30.8%
GⅠ 0- 2- 0- 6/ 8 0.0% 25.0%
 地方 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0%
 海外 0- 0- 1- 2/ 3 0.0% 33.3%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 前走クラス レース名
スノードラゴン GⅠ 香港スプリントスプリント
サクラゴスペル OPEN ラピスラズリS
スノードラゴン GⅢ 根岸S
レッドスパーダ GⅢ 東京新聞杯
ツルマルレオン OPEN 京洛S
ワンカラット OPEN 淀短距離S
ベイリングボーイ OPEN 淀短距離S
エーシンエフダンズ GⅢ シルクロードS
シンボリグラン GⅢ シルクロードS
コスモベル GⅢ シルクロードS
プレミアムボックス 1600万下 山城S
エムオーウイナー GⅠ スプリンターズS
ナカヤマパラダイス OPEN バレンタインS

注目点④ 前走は1番人気以外

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った13頭中、前走が海外だった昨年のスノードラゴンを除く12頭が前走で単勝1番人気には支持されていなかった。

前走で単勝1番人気で敗退した馬は、敗退の原因が馬券購入の際に検討され、敗因が明らかな場合には再度上位に支持される傾向がある。

一方、前走で人気がなく、実際に敗退した馬は徐々に検討の対象外となり単勝人気も徐々に下降していくものの、オーシャンSにおいてはそういった馬たちにもフォーカスを当てていくことが必要だ。

前走人気別集計 オーシャンS 過去10年

前走人気 着別度数 勝率 複勝率
前走1人気 5- 0- 0- 7/ 12 41.7% 41.7%
前走2人気 1- 1- 2- 9/ 13 7.7% 30.8%
前走3人気 1- 0- 1- 14/ 16 6.3% 12.5%
前走4人気 2- 2- 1- 7/ 12 16.7% 41.7%
前走5人気 0- 3- 1- 11/ 15 0.0% 26.7%
前走6~9人 1- 1- 3- 31/ 36 2.8% 13.9%
前走10人~ 0- 3- 1- 49/ 53 0.0% 7.5%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名 前走人気
スノードラゴン
サクラゴスペル 8
スノードラゴン 7
レッドスパーダ 7
ツルマルレオン 2
ワンカラット 3
ベイリングボーイ 13
エーシンエフダンズ 16
シンボリグラン 6
コスモベル 5
プレミアムボックス 4
エムオーウイナー 14
ナカヤマパラダイス 8

まとめ

ここまでの4つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の2頭が該当する。

アルティマブラッド
スノードラゴン

なお、本原稿は最終登録の段階で執筆しているため、仮に今回の該当馬が上位人気に支持されたり、出走回避した場合などは、人気薄が上位に食い込む可能性は低いと見て、素直に上位5番人気までの堅い決着を予想する方法もありそうだ。

後は予想時点での単勝人気なども確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。

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