サッカー・ワールドカップ2018の出場国と組み合わせを有馬記念に当てはめてみた

12月1日(現地時間)、来夏に開催されるロシア・ワールドカップのグループステージ組み合わせ抽選会がモスクワのクレムリン宮殿で行なわれ、8つのグループが決定した。

2018年、世界最大のスポーツの祭典となるが、サッカーに詳しくない人は、イマイチどの国が強いか、分からないのではないだろうか?

そこで今回は、ちょうど同時期に行われていた有馬記念の人気投票に当てはめて、どの国が、どのくらいの強さなのか、紹介していくことにしよう。


目次

ロシア・ワールドカップの組み合わせは?

まずはロシア・ワールドカップのグループリーグの組み合わせを見ていく。

グループA

ロシア(2大会連続11回目/65位)
サウジアラビア(3大会ぶり5回目/63位)
エジプト(7大会ぶり3回目/31位)
ウルグアイ(3大会連続13回目/21位)

グループB

ポルトガル(5大会連続7回目/3位)
スペイン(11回連続15回目/6位)
モロッコ(5大会ぶり5回目/40位)
イラン(2大会連続5回目/32位)

グループC

フランス(6大会連続15回目/9位)
オーストラリア(4大会連続5回目/39位)
ペルー(9大会ぶり5回目/11位)
デンマーク(2大会ぶり5回目/12位)

グループD

アルゼンチン(12大会連続17回目/4位)
アイスランド(初出場/22位)
クロアチア(2大会連続5回目/17位)
ナイジェリア(3大会連続6回目/50位)

グループE

ブラジル(21大会連続21回目/2位)
スイス(4大会連続11回目/8位)
コスタリカ(2大会連続5回目/26位)
セルビア(2大会ぶり12回目/37位)

グループF

ドイツ(17回連続19回目/1位)
メキシコ(7大会連続16回目/16位)
スウェーデン(3大会ぶり12回目/18位)
韓国(9大会連続10回目/59位)

グループG

ベルギー(2大会連続13回目/5位)
パナマ(初出場/56位)
チュニジア(3大会ぶり5回目/27位)
イングランド(6大会連続15回目/15位)

グループH

ポーランド(3大会ぶり8回目/7位)
セネガル(4大会ぶり2回目/23位)
コロンビア(2大会連続6回目/13位)
日本(6大会連続6回目/55位)

有馬記念に当てはまると?

では、これらを有馬記念の人気投票に当てはめてみよう。また、グループリーグを突破する馬はどの馬なのかも、同時に考えていくことにしよう。

グループA 0強4弱

フェイムゲーム
タマモベストプレイ
レッドファルクス
エアスピネル

他のグループに比べると、比較的穏やかなメンバー構成となった。一番の実績馬はスプリンターズステークスを勝ったレッドファルクス。ただ、天皇賞春2着の実績があるフェイムゲーム、菊花賞3着などGIで好走した経験を持つエアスピネルなど、粒ぞろいのメンバーとなっている。

グループB 2強2弱

サトノクラウン
マカヒキ
ダンビュライト
アエロリット

グランプリホースのサトノクラウン、ダービー馬のマカヒキが抜きん出た存在だ。クラシック皆勤賞のダンビュライトとマイルGIのアエロリットも虎視眈々と突破を狙うが、先の2頭に比べるとやや分が悪い。

グループC 実力伯仲

ミッキークイーン
クイーンズリング
モズカッチャン
ヤマカツエース

ここは非常に厳しいグループとなった。牝馬2冠馬で古馬になってからもGI戦線で活躍するミッキークイーンが一番手だが、その他もツワモノが揃う。エリザベス女王杯を勝ったクイーンズリング、モズカッチャンと、牝馬GI馬が揃う。続くヤマカツエースはGI実績こそないが、重賞5勝と中距離戦線で活躍し続けている。

どの馬が勝ってもおかしくないグループ。スタート(初戦の結果)や展開次第で勝ち馬は入れ替わるだろう。

グループD 実力拮抗

レイデオロ
ディアドラ
アルアイン
ミッキースワロー

こちらも実力馬が揃う。2017年のダービー馬レイデオロに加え、皐月賞馬のアルアイン、秋華賞馬のディアドラと、クラシックホースが集う。ミッキースワローにしてもGI実績こそないが、GIIを制して菊花賞で人気上位に支持された素質馬だ。ポテンシャルは決して低くない。

レイデオロは強いが、逆転の目がないかというと、そうは言い切れない。

グループE 1強+3強

サトノダイヤモンド
ソウルスターリング
レーヌミノル
ゴールドドリーム

サトノダイヤモンドの実力がずば抜けている。グループ突破はかなり濃厚といえるだろう。ただし、2017年の牝馬クラシックホースであるソウルスターリングやレーヌミノルもあなどれない。また、ダート馬だがゴールドドリームも実力馬。サトノダイヤモンド以外の三頭は、条件次第で順位が入れ替わりそうだ。

グループF 波乱含み?

キタサンブラック
スワーヴリチャード
サウンズオブアース
ディサイファ

現役最強馬のキタサンブラックがグループの中心であることは間違いない。

ただし、案外粒ぞろいのメンバー構成となっている。アルゼンチン共和国杯を圧勝したダービー2着馬スワーヴリチャードはキタサンブラックを飲み込む勢いでレースに臨んでくるだろう。

サウンズオブアースは近走さえないものの、有馬記念2着の実績を持っている。ディサイファはやや力が劣るが、こちらも“準GI”と言われて久しい札幌記念の勝ち馬だ。

キタサンブラック、スワーヴリチャードがやや抜けているが、古豪の一発がないとも言い切れない。

グループG 1強1弱

シュヴァルグラン
カデナ
イスラボニータ
シャケトラ

ここはシュヴァルグランが抜けた存在だ。2番手を、シャケトラとイスラボニータの2頭が争う。カナデはやや力が劣るだけに、2位争いの直接対決が最大の焦点となりそうだ。

グループH 展開次第

キセキ
ステファノス
レインボーライン
トーセンバジル

抜けた馬はいないが、明らかに格下もいない。実力が拮抗した面白いメンバー構成となった。菊花賞馬のキセキは豪快な決め手を持つが、決め手を発揮できる状況、展開にならないと怖さは消える。ステファノス、レインボーラインはともにGIで実績のある実力馬。トーセンバジルはやや実績で劣るが、GI戦線に果敢にチャレンジし続け、香港ヴァーズで3着になったことも。

ここも枠順や展開一つで順位が入れ替わるグループといえるだろう。

グループを突破するのは?

いかがだっただろうか? 人気投票に単純に当てはめてみたが、案外各国代表チームと同じような特徴を持つグループも多く、面白い結果となった。

ワールドカップと有馬記念。どちらも最高の戦いが繰り広げられることは間違いない。

有馬記念は2017年12月24日、ワールドカップは6月14日に開幕する。

有馬記念2017ファン投票最終結果

順位馬名性年齢調教師名
1キタサンブラック牡5清水 久詞
2サトノダイヤモンド牡4池江 泰寿
3サトノクラウン牡5堀 宣行
4レイデオロ牡3藤沢 和雄
5シュヴァルグラン牡5友道 康夫
6マカヒキ牡4友道 康夫
7キセキ牡3角居 勝彦
8ソウルスターリング牝3藤沢 和雄
9ミッキークイーン牝5池江 泰寿
10ゴールドアクター牡6中川 公成
11モズカッチャン牝3鮫島 一歩
12ヤマカツエース牡5池添 兼雄
13レインボーライン牡4浅見 秀一
14リアルスティール牡5矢作 芳人
15シャケトラ牡4角居 勝彦
16スワーヴリチャード牡3庄野 靖志
17アルアイン牡3池江 泰寿
18サウンズオブアース牡6藤岡 健一
19ヴィブロス牝4友道 康夫
20ルージュバック牝5大竹 正博
21エアスピネル牡4笹田 和秀
22ディアドラ牝3橋田 満
23ステファノス牡6藤原 英昭
24サトノアラジン牡6池江 泰寿
25ペルシアンナイト牡3池江 泰寿
26レーヌミノル牝3本田 優
27イスラボニータ牡6栗田 博憲
28マルターズアポジー牡5堀井 雅広
29アルバート牡6堀 宣行
30ミッキーロケット牡4音無 秀孝
31レッドファルクス牡6尾関 知人
32アエロリット牝3菊沢 隆徳
33クリンチャー牡3宮本 博
34ワンアンドオンリー牡6橋口 慎介
35スマートレイアー牝7大久保 龍志
36リスグラシュー牝3矢作 芳人
37ゴールドドリーム牡4平田 修
38アドマイヤリード牝4須貝 尚介
39クイーンズリング牝5吉村 圭司
40ダンビュライト牡3音無 秀孝
41サトノノブレス牡7池江 泰寿
42グレーターロンドン牡5大竹 正博
43レッツゴードンキ牝5梅田 智之
44デニムアンドルビー牝7角居 勝彦
45サクラアンプルール牡6金成 貴史
46クロコスミア牝4西浦 勝一
47ポポカテペトル牡3友道 康夫
48アドミラブル牡3音無 秀孝
49セイウンコウセイ牡4上原 博之
50ミッキースワロー牡3菊沢 隆徳
51ネオリアリズム牡6堀 宣行
52ヒットザターゲット牡9加藤 敬二
53タツゴウゲキ牡5鮫島 一歩
54カレンミロティックせん9平田 修
55トーセンバジル牡5藤原 英昭
56カデナ牡3中竹 和也
57ファンディーナ牝3高野 友和
58サトノアーサー牡3池江 泰寿
59ディサイファ牡8小島 太
60アウォーディー牡7松永 幹夫
61ロゴタイプ牡7田中 剛
62スノードラゴン牡9高木 登
63タマモベストプレイ牡7南井 克巳
64ラストインパクト牡7角居 勝彦
65フェイムゲームせん7宗像 義忠
66タンタアレグリア牡5国枝 栄
67ネロ牡6森 秀行
68マキシマムドパリ牝5松元 茂樹
69ラビットラン牝3角居 勝彦
70コパノリッキー牡7村山 明
71ウインブライト牡3畠山 吉宏
72キョウヘイ牡3宮本 博
73ノンコノユメせん5加藤 征弘
74アポロケンタッキー牡5山内 研二
75ブレスジャーニー牡3佐々木 晶三
76ミライヘノツバサ牡4伊藤 大士
77オジュウチョウサン牡6和田 正一郎
78マウントロブソン牡4堀 宣行
79サトノアレス牡3藤沢 和雄
80サトノクロニクル牡3池江 泰寿
81トーセンビクトリー牝5角居 勝彦
82ヤングマンパワー牡5手塚 貴久
83マイスタイル牡3昆 貢
84ヤマカツライデン牡5池添 兼雄
85マイネルフロスト牡6高木 登
86ダノンメジャー牡5橋口 慎介
87ラニ牡4松永 幹夫
88セダブリランテス牡3手塚 貴久
89ソールインパクト牡5戸田 博文
90シュウジ牡4須貝 尚介
91マイネルミラノ牡7相沢 郁
92グランシルク牡5戸田 博文
93アストラエンブレム牡4小島 茂之
94ダイワキャグニー牡3菊沢 隆徳
95スピリッツミノル牡5本田 優
96モーニン牡5石坂 正
97サングレーザー牡3浅見 秀一
98マイネルハニー牡4栗田 博憲
99アメリカズカップ牡3音無 秀孝
100デンコウアンジュ牝4荒川 義之
おすすめの記事