チューリップ賞2019の競馬予想分析!4つのデータから導く勝ち馬候補

2019年3月2日、阪神競馬場でチューリップ賞(GⅡ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。

レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。

人気が想定されるダノンファンタジー、シェーングランツ、ココフィーユ、ノーブルスコア、ブランノワール、メイショウショウブなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


目次

チューリップ賞の勝ち馬傾向

過去10年のデータを見ると、1番人気が5勝し、残る5頭中4頭も5番人気以内。9番人気が勝った2010年も、2着は1番人気の2歳女王だった。クラシックの戦線の中心になる人気馬がきっちりと上位争いをすることが多い。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 重賞勝ち馬が強い

まず重賞実績に目を向けると、勝ち馬10頭中6頭が芝重賞の勝ち馬。残る4頭中、2頭にはGⅠ2着かオープン特別勝ちの実績があり、もう2頭は前走1着だった。重賞実績馬が中心となるが、前走を勝った勢いのある馬はマークが必要。

さらに距離実績を見ると、勝ち馬全10頭に芝1600mでVかGⅠ2着の実績があった。

予想参考データ② キャリア3、4戦の馬が中心

キャリアは以下の通り。

キャリア1戦(0-1-0-5)
勝率 0.0% │ 連対率16.7% │ 複勝率16.7%

キャリア2戦(1-2-3-18)
勝率 4.2% │ 連対率12.5% │ 複勝率25.0%

キャリア3戦(6-2-2-18)
勝率 21.4% │ 連対率28.6% │ 複勝率35.7%

キャリア4戦(2-3-3-25)
勝率 6.1% │ 連対率15.2% │ 複勝率24.2%

キャリア5戦(1-2-2-22)
勝率 3.7% │ 連対率11.1% │ 複勝率18.5%

キャリア6戦(0-0-0-5)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

キャリア7戦以上(0-0-0-15)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

予想参考データ③ 阪神JF組が中心

前走のクラス別成績は以下の通り。

新馬(0-1-0-5)
勝率 0.0% │ 連対率16.7% │ 複勝率16.7%

未勝利(1-0-1-15)
勝率 5.9% │ 連対率5.9% │ 複勝率11.8%

500万下(1-2-1-32)
勝率 2.8% │ 連対率8.3% │ 複勝率11.1%

オープン特別(1-1-2-33)
勝率 2.7% │ 連対率5.4% │ 複勝率10.8%

GⅢ(0-3-1-10)
勝率 0.0% │ 連対率21.4% │ 複勝率28.6%

GⅠ(7-3-5-8)
勝率 30.4% │ 連対率43.5% │ 複勝率65.2%

また、前走着順は以下の通り。

前走1着(7-4-3-40)
勝率 13.0% │ 連対率20.4% │ 複勝率25.9%

前走2着(2-2-3-6)
勝率 15.4% │ 連対率30.8% │ 複勝率53.8%

前走3着(1-1-1-14)
勝率 5.9% │ 連対率11.8% │ 複勝率17.6%

前走4着(0-1-0-8)
勝率 0.0% │ 連対率11.1% │ 複勝率11.1%

前走5着(0-1-2-7)
勝率 0.0% │ 連対率10.0% │ 複勝率30.0%

前走6~9着(0-1-1-20)
勝率 0.0% │ 連対率4.5% │ 複勝率9.1%

前走10着以下(0-0-0-12)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

阪神JF組が中心になり、そこで3着以内だった馬に限れば【7・2・4・4】と、かなり信頼度が高い。

予想参考データ④ 関東馬が優勢

美浦(3-5-1-8)
勝率 17.6% │ 連対率47.1% │ 複勝率52.9%

栗東(7-5-9-97)
勝率 5.9% │ 連対率10.2% │ 複勝率17.8%

勝利数は出走数自体が多い関西馬が優勢も、勝率、連対率ともに関東馬が圧倒。勝ち馬は4番人気、5番人気、1番人気と妙味もある。

2019年の主役候補は?

阪神JFを制したダノンファンタジーが堂々の主役になる。データからは死角らしい死角が見当たらない。

阪神JF4着のシェーングランツは、2走前にアルテミスSを勝っており、2歳女王に対する逆転候補の筆頭と言える。

阪神JF6着のメイショウショウブは、2走前にデイリー杯2歳Sで2着。こちらも有力馬の1頭になる。

他にチャンスがありそうなのは、ともに500万下特別を勝って臨む関東馬のアフランシールココフィーユや、エルフィンS2着のブランノワール、同3着のノーブルスコアあたり。

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