東京新聞杯2018の最終追い切り分析…グレーターロンドンらの調教評価は?

2018年2月4日、東京競馬場で東京新聞杯(GⅢ/芝1600m)が行われる。グレーターロンドン、ダイワキャグニー、リスグラシュー、ダノンプラチナ、クルーガー、アドマイヤリード、サトノアレスらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

今週には最終追い切りが美浦、栗東の東西トレーニングセンターで行われた。これを受けて、体調や仕上がり具合を一週前の調教と最終追い切りから考察していく。


目次

最終追いきり診断

グレーターロンドン・牡6歳(美浦・大竹厩舎)

評価A

1月25日一週前追い切りは美浦南Wコース(良)
6F81秒7―66秒7―51秒7―37秒5―12秒6

川田騎手が騎乗して2頭併せ。ブラストワンピース(3歳500万)を2馬身追走して併入。気合い乗りが良いというよりもテンションが高そう。

1月31日の最終追い切りは美浦Wコース(良)
4F50秒9―36秒3―12秒4

3頭併せで内で強めに追われたブラストワンピース(3歳500万)と併入、外トゥーレ(3歳新馬)に2馬身先着。体を大きく見せてダイナミックなフットワーク、迫力ある走りを見せた。時計も及第点。

ダイワキャグニー・牡4歳(美浦・菊沢厩舎)

評価B+

1月25日の一週前追い切りは美浦南Wコース(良)
4F53秒4―38秒6―12秒3

3歳未勝利馬との併せ馬、コースの外目を気合いを入れて強めに追って好時計が出た。

1月31日の最終追い切りは美浦Wコース(良)
5F68秒8―53秒1―39秒0―13秒2

単走馬なりでの最終追い切り、時計は参考程度だが動きは良く、躍動感ある走りを見せた。テンションも上がっておらず気分良く走っているように見えた。仕上がり具合は良さそう。

クルーガー・牡6歳(栗東・高野厩舎)

評価A

1月24日の一週前追い切りを栗東坂路(稍重) 一杯
4F51秒3―38秒0―24秒8―12秒1

普段から坂路では時計が出るタイプ。一杯に追われて走れているので体調は良い。

1月31日の最終追い切りは栗東坂路(良)
4F53秒0―38秒7―25秒0―12秒2

本番でも騎乗予定の浜中騎手が乗っての追い切り。手は動いているが押してる感じはない。
反応を確かめながらの追い切りのよう。馬の反応も脚の捌きも良く見える。

気合いをつけなくてもラスト1Fはスピード感のある走りを見せていた。

リスグラシュー・牝4歳(栗東・矢作厩舎)

評価A

1月24日の一週前追い切りは栗東坂路(稍重)
4F52秒2―37秒8―25秒3―12秒9

馬なりでラスト1Fは久々の分だけ甘くなった。トータルの時計では馬なりならば好時計と言える。

1月31日の最終追い切りは栗東坂(良)
4F49秒8―36秒2―24秒0―12秒3

武豊騎手を背にダノンパーフェクト(3歳未勝利)と併せ馬。前に僚馬を置いて折り合いに専念、最初から速い時計だったが最後の1Fもしっかりと伸びて4馬身先着。どうみても昨年よりも一回り大きくなっているように見える。輸送を含めても+10㎏以上増えていそう。

アドマイヤリード・牝5歳(栗東・須貝厩舎)

評価B+

1月24日の一週前追い切りは栗東坂路(稍重)
4F51秒2―38秒2―25秒7―13秒3

トータルタイムでは満足のいく結果だが、ラスト1Fが掛かりすぎ。一杯には追っているが最後に脚が上がったのは不満。

1月31日の最終追い切りは栗東坂(良)
4F52秒5―38秒4―25秒2―12秒6

藤岡康太騎手を背に単走追い、前を走る僚馬2頭を目標にしっかりと追えていた。前の馬を追っても掛かることなく、最後もしっかり伸びた。末脚勝負に徹することを予期させるような追い切りで、前の僚馬を捕まえることなく、しっかりと折り合う形を覚えさせているようだった。4ヶ月振りになるが動き自体はいい。目標が先のため八分程度の出来と考えたい。

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