東海S2020の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

2020年1月26日、京都競馬場で東海ステークス(GⅡ/ダート1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるインティ、エアアルマス、キングズガード、スマハマ、ヴェンジェンスらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

京都競馬改修に伴う変則日程により、東海ステークスは京都での開催となった。そこで、同時期同条件で行われていた2012年までの平安ステークスを参考に予想を行っていく。


目次

東海ステークスの人気馬成績

2013年から1月開催になった東海ステークスだが、過去7年のデータを見ると、1番人気が5勝、3着が2回と信頼度は非常に高い。

ただし、2012年まで同時期同条件で行われていた平安ステークスは、1番人気が勝ち切れていない。伏兵馬が多く登場するなど、環境が違う分、人気馬成績は参考にもならない可能性がある。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 京都1800の鬼を狙え!

2012年1月の平安ステークス勝ち馬で10番人気だったヒラボクキングは、それまでに京都1800で4勝、しかも冬場で2年連続勝利、平安ステークスで3年連続となった。

2011年1着のダイシンオレンジも京都1800で勝ちまくり、やはり冬場に良績が集まった。2009年1着のワンダースピードもこの舞台で元々強かった。

冬場の京都1800での勝利経験は1つのポイントになるだろう。人気馬で唯一勝利経験がなかったキングズガード。これをどう捉えるべきか。

予想参考データ② 圧倒的逃げ有利ではあるが…

脚質・逃げ(73- 55- 33-196)
勝率 20.4% │ 複勝率 45.1%

京都ダート1800メートルの過去3年のデータを見ただけで、明らかに逃げ有利であることが分かる。特に冬場の京都開催は逃げが決まりやすい。

ところが、今年はインティもスマハマも逃げる想定。みやこステークスでは共倒れに終わるなど、同じことがもう1度起きる可能性もある。

しかも1月開催だった平安ステークス、逃げ残りはあまりなく、最後方にいた馬が突っ込んでくる年もあった。去年のみやこステークス状態になるか。

予想参考データ③ 中京開催の東海ステークスの傾向

2012年までの平安ステークスなどを参考にしてきたが、ここ7年の東海ステークスの傾向は改めてチェックすべきだ。

傾向を見ると、右回りでダメだった馬が左回りで復活するケースが目立つ。例外はチャンピオンズカップだが、阪神開催のジャパンカップダート組で来たのは1秒前後の負けに終わった馬。

今回は大きく傾向が変わるので、左回りでダメだった馬が右回りで復活というパターンがありそうだ。該当馬がそれなりにいるのが面白い。

2020年の危険な人気馬は?

キングズガードは人気になる見込みだが、さすがに9歳馬、みやこステークスと同じ展開になればいいが、そうならないとなかなか後ろからでは厳しい。東海ステークスの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、インティは3つ目の消しデータに合致している。去年のフェブラリーステークスまでは最強馬のような印象だったが、それからはケチがチラホラ。58キロでどこまでやれるか、そこもポイントだろう。

反対にエアアルマスは危険なデータに一つも当てはまらない。武蔵野ステークスは惨敗だったが、輸送や左回り、芝スタート、いくらでも敗因は挙げられる。オープンクラス2連勝の実力で、条件は好転する。人気落ちなら結構おいしい。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、エアアルマスと言えそうだ。

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