東海S2018の競馬予想データ分析…5つの消しで好走率5割超、回収率190超

2018年1月21日、中京競馬場で東海ステークス(GⅡ/ダート1800m)が行われる。テイエムジンソク、アポロケンタッキー、ディアデルレイ、シャイニービームらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。

人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?


目次

ポイント1 中2週での出走は消し!

前走とのレース間隔を見ると、中2週の間隔で出走した馬の中に馬券圏内に入った馬が1頭もいないことがわかる。

中央競馬においては、地方競馬のようにレース間隔を詰めて出走する必要性はあまりなく、特に重賞ともなると、ある程度余裕を持った調整と期間で出走したほうが好成績を残している。

間隔着別度数
2週0- 0- 0- 0/ 14
間隔勝率複勝率単回値複回値
2週0.0%0.0%00

集計期間:2003. 1.20 ~ 2017. 1.22

中2週の間隔で出走する馬は間違いなく消して問題はないだろう。

ポイント2 母父サンデーサイレンス産駒は消し!

血統からポイントを探すと母父サンデーサイレンスが中京競馬場でのオープンクラス以上のレースで過去5年に遡っても1頭も勝馬を出していないことがわかる。

サンデーサイレンス自体は芝で活躍する馬が多い印象はあるものの、必ずしもダートで活躍する馬を輩出していないわけではないので意外と言える結果かもしれない。

母父馬着別度数
サンデーサイレンス0- 0- 1-12/ 13
母父馬勝率複勝率単回値複回値
サンデーサイレンス0.0%7.7%010

集計期間:2003. 1.20 ~ 2017. 1.22

2016年に単勝1番人気で3着に敗れたロワジャルダンが唯一の好走例となっている。

そのロワジャルダンも中京競馬場ダート1800mは通算4回走って4着→3着→8着→14着と芳しくない成績となっていることを考えると、母父サンデーサイレンスは消しと考えていいだろう。

ポイント3 前走左回りは消し!

前走の競馬場別の成績を見ていると意外なことに気づく。

それは前走が左回りの競馬場(新潟・東京・中京)で走っていた馬の成績が芳しくないのだ。

前走場所着別度数
左回り0- 0- 2-10/12
前走場所勝率複勝率単回値複回値
左回り0.0%16.7%025

集計期間:2013. 1.20 ~ 2017. 1.22

特に12月に同じ競馬場同じ距離で行われるGⅠ・チャンピオンズカップからは6頭が東海ステークスに駒を進めていて、しかも上位人気に支持されることが多いのにもかかわらず3着に2頭入ったのみというのは意外と言える結果となっている。

出走間隔が若干開くことや年末年始を挟むことで競馬ファンが考えているよりも意外と調整が難しいのかもしれない。

ポイント4 前走後方脚質は消し!

中京競馬場ダート1800mは出走馬のレベルが高いGⅠ・チャンピオンズカップを除いて後方脚質は届きにくい傾向にある。

前走脚質着別度数
平地・後方0- 1- 2- 11/ 14
平地・マクリ0- 0- 0- 1/ 1
前走脚質勝率複勝率単回値複回値
平地・後方0.0%21.4%036
平地・マクリ0.0%0.0%00

集計期間:2013. 1.20 ~ 2017. 1.22

チャンピオンズカップに次ぐ格の東海ステークスだけに、下級条件戦に比べれば、まだましだが勝馬が1頭もいないことを考えれば軽視して問題ないだろう。

ポイント5 前走二桁着順は消し!

最後に前走の着順から見てみると二桁着順に惨敗した馬の挽回・巻き返しは東海ステークスにおいてはまず見られないことがわかる。

前走着順着別度数
前走10着~0- 0- 1-23/24
前走着順勝率複勝率単回値複回値
前走10着~0.0%4.2%07

集計期間:2013. 1.20 ~ 2017. 1.22

無難に消しとしてしまって問題ないだろう。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
5- 5- 3-11/24
勝率複勝率単回値複回値
20.8%54.2%83197

集計期間:2008. 1.20 ~ 2017. 1.17

なんと、好走率は54%超、複勝回収率も200%近い数字を弾き出し極めて優秀な成績となった。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。

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