天皇賞春2018の最終追い切り分析…シュヴァルグランらの調教評価は?


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2018年4月29日、京都競馬場で天皇賞春(GⅠ/芝3200m)が行われる。シュヴァルグラン、クリンチャー、レインボーライン、ガンコ、サトノクロニクル、チェスナットコート、アルバート、トーセンバジルらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

今回は出走各馬の調教にフォーカスしていく。どんなに能力の高い馬であっても、出走した時の状態が良くなければ100パーセントのパフォーマンスを発揮することは難しい。仮に有力馬の状態が100%でないなら、多少実力が劣る馬であっても台頭してくる可能性は十分に考えられる。特に重賞の場合、各馬の実力が拮抗している。このため、状態一つで着順が入れ替わることは珍しくない。

陣営にとっては「いかにいい状態で出走させられるか」が、馬券を買うファンにとっては「いかに状態を見極められるか」がレースのカギを握ってくるのだ。

今週には最終追い切りが美浦、栗東の東西トレーニングセンターで行われた。これを受けて、体調や仕上がり具合を一週前の調教と最終追い切りから考察していく。


最終追いきり診断

今回は上位人気が予想される馬を中心に見ていくことにしよう。

ガンコ・牡5歳(栗東・松元厩舎)

評価A-

4月19日1週前追い切り栗東坂路(重)

4F52秒7―38秒1―24秒5―12秒2

藤岡佑騎手が跨がって重馬場の坂路を単走で力強く気合いを入れて一杯の追い切り。時計は重馬場を考慮すれば相当な好時計をマークしている。昨年の夏から月1ペースで走ってきての疲れは気になるが、馬自体は元気そのもの。何よりも1週前でこれだけ負荷を掛けられるのは疲れがなく体調面での不安がないことを物語っている。

4月25日最終追い切り栗東坂路 (不良)

4F54秒4―39秒2―25秒1―12秒3

藤岡佑騎手が乗っての単走馬なりの追い切りは、ラスト1Fだけは少し気合い付けしたタイム。雨で坂路の馬場は悪く時計の出難い状況でのこのタイムなら合格点。馬自身はやる気を見せて意欲的な走りに見えた。気難しいところもなく、我慢もしっかりとできるため折り合いに不安がなく、距離の克服は出来そうだ。

サトノクロニクル・牡4歳(栗東・池江厩舎)

評価A-

4月19日1週前追い切り栗東CWコース(重)

6F83秒4―68秒2―53秒3―39秒0―11秒5

カフェブリッツ(4歳上1600万下)相手に強めの併せ馬、調教はよく動くタイプだが今回も好時計をマーク。ラスト1Fは特に気合いをつけてしっかりと調整している。順調に本番に向けて仕上がってきている様子が伺える。

4月25日最終追い切り栗東CWコース(不良)

4F52秒4―38秒2―11秒3

クライムメジャー(4歳上1600万下)との併せ馬は、直線強めに併せたまま気合いをつけて首差遅れたものの好タイムをマーク。馬場は重かったが動きはよく順調に調整されている。少し行きたがる仕草を見せるのは気になるが、以前に比べれば折り合いが付きやすくなっている。

クリンチャー・牡4歳(栗東・宮本厩舎)

評価B+


4月18日1週前追い切り栗東CWコース(不良)

6F83秒8―67秒8―53秒4―39秒5―12秒4

単走でラスト1Fは一杯に追われた。馬場が相当に悪い中でのトータルタイムと上がり12秒台なら上出来と言える。今回が今年の3走目なので多少の疲れも気にしていたが、そんな雰囲気は微塵もない。乗り難しいと言われる馬だけに騎手の乗り代わりの影響があるかどうか。調教で騎手が騎乗するかを見極めたい。

4月25日最終追い切り栗東坂路(不良)

4F54秒9―39秒9―25秒7―12秒6

単走馬なりでの最終追い切りは急遽乗り代わりになった三浦騎手が騎乗して行われた。馬場状態が悪い中でも力強く走れていて出来落ちは感じられない。馬なりの動きだったが掛かる面も見せずリズムよく走れていた。

シュヴァルグラン・牡6歳(栗東・友道厩舎)

評価A

4月19日1週前追い切り栗東CWコース(重)

7F98秒0―82秒5―67秒0―52秒1―37秒9―12秒1

長めの距離を併せ馬で一杯に追い切られ遅れて入線。1週前追い切りの動きとしては上々、時計も出ている。ポポカテペトル(4歳上1600万下)の動きがよく結果的に遅れたが、きっちりと長めを一杯に追えているので体調面での心配は全くない。


4月25日最終追い切り栗東坂路(不良)

4F54秒6―39秒8―25秒7―12秒8

ジェニシス(4歳上1000万下)を1馬身差先行させそれを追いかけてスタート。落ち着きがあり動きは悪くない。本番で騎乗予定のボウマンが跨がって馬なりで手綱は最後まで動かなかったが1馬身先着した。調教では動きの悪いタイプだが今回はよく動いている。前走よりも体調、動きともに上昇している。

レインボーライン・牡5歳(栗東・浅見厩舎)

評価A

4月15日1週前追い切り栗東坂路(重)

4F53秒8―38秒8―25秒5―13秒2

馬場の悪い坂路で一杯に追われてのタイムは全体時計では好時計をマーク、前走から引き続き好調さはキープされている。中間の追い切りは岩田騎手が乗って坂路で4F60秒7―43秒2―27秒6―12秒9、馬なりなので上がりだけの時計になっているがしっかりと負荷を掛けている。

4月25日最終追い切り栗東坂路(不良)

4F60秒0―43秒3―27秒9―13秒4

日曜日追い切りで4F52秒3をマーク。このため最終追い切りはいつも通り馬なり単走で行った。力むことなくリラックスしてしっかりと走っている。中間もしっかりと乗り込まれて体調は万全に見える。


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