阪神競馬場で行われる春のグランプリ「宝塚記念」が、2025年6月15日(日)に開催される。芝2200mという中距離条件で行われるこのレースは、古馬の真価が問われる注目の一戦だ。
本記事では、出走予定馬、予想オッズ、日程、人気馬、有力馬情報を網羅的に紹介する。
宝塚記念2025の基本情報(日程・開催地・距離・賞金)
- 開催日:2025年6月15日(日)
- 場所:阪神競馬場(芝2200m)
- 格付け:GⅠ
- 1着賞金:3億円(JRA公式)
- 出走条件:サラ系3歳以上(国際・指定・定量)
宝塚記念2025 出走予定馬一覧と想定騎手
以下は出走予定馬と騎手、斤量の一覧である。
馬名 | 性齢 | 想定騎手 | 厩舎 |
---|---|---|---|
アーバンシック | 牡4 | C.ルメール | 武井亮 |
ジャスティンパレス | 牡6 | M.デムーロ | 杉山晴紀 |
シュヴァリエローズ | 牡7 | 北村友一 | 清水久詞 |
ジューンテイク | 牡4 | 藤岡佑介 | 武英智 |
ショウナンラプンタ | 牡4 | 幸英明 | 高野友和 |
ソールオリエンス | 牡5 | 松山弘平 | 手塚貴久 |
ダノンベルーガ | 牡6 | D.レーン | 堀宣行 |
チャックネイト | セ7 | 鮫島克駿 | 堀宣行 |
ドゥレッツァ | 牡5 | 横山武史 | 尾関知人 |
プラダリア | 牡6 | 高杉吏 | 池添学 |
ベラジオオペラ | 牡5 | 横山和生 | 上村洋行 |
ボルドグフーシュ | 牡6 | 内田博幸 | 宮本博 |
メイショウタバル | 牡4 | 武豊 | 石橋守 |
ヨーホーレイク | 牡7 | 岩田望来 | 友道康夫 |
リビアングラス | 牡5 | 坂井瑠星 | 矢作芳人 |
レガレイラ | 牝4 | 戸崎圭太 | 木村哲也 |
ローシャムパーク | 牡6 | 池添謙一 | 田中博康 |
ロードデルレイ | 牡5 | 川田将雅 | 中内田充正 |
※出走馬および騎手は変更される場合があります。
予想オッズと人気馬ランキング(2025年版)
宝塚記念2025の出走予定馬について、予想オッズと人気順を仮設定の上で一覧にまとめたものだ。
順位 | 馬名 | 予想オッズ |
---|---|---|
1 | ベラジオオペラ | 4.0倍 |
2 | ジャスティンパレス | 5.5倍 |
3 | ドゥレッツァ | 7.2倍 |
4 | レガレイラ | 8.6倍 |
5 | ローシャムパーク | 11.0倍 |
6 | ダノンベルーガ | 12.4倍 |
7 | ソールオリエンス | 14.8倍 |
8 | プラダリア | 17.5倍 |
9 | チャックネイト | 20.0倍 |
10 | アーバンシック | 23.7倍 |
11 | シュヴァリエローズ | 27.1倍 |
12 | ショウナンラプンタ | 31.4倍 |
13 | ジューンテイク | 36.0倍 |
14 | ボルドグフーシュ | 40.5倍 |
15 | リビアングラス | 45.2倍 |
16 | ヨーホーレイク | 53.0倍 |
17 | メイショウタバル | 62.8倍 |
18 | ロードデルレイ | 78.0倍 |
人気上位
2025年の宝塚記念では、ベラジオオペラが圧倒的な支持を集めて1番人気に推されている。2倍台前半のオッズは、前走の大阪杯での勝利や中距離適性の高さが市場に評価された結果である。
ジャスティンパレスやドゥレッツァ、ソールオリエンスなど、GⅠでの実績を持つ有力馬たちも上位人気に名を連ねている。これらの馬は能力が拮抗しており、枠順や展開の影響で人気順が変動する可能性は十分にある。
中穴人気
中穴人気では、レガレイラやリビアングラスといった馬が注目されている。戦績には波があるものの、潜在能力や末脚性能に魅力があり、条件が揃えば上位進出も十分可能な存在である。
特に東京2400mとは異なる阪神内回り2200mという舞台では、立ち回りの巧さや機動力も評価材料となり、展開次第で馬券圏内への浮上もあり得る。
伏兵・大穴
30倍以上のオッズに位置する馬たちは伏兵扱いであるが、宝塚記念は波乱の起きやすいGⅠとしても知られる。過去にも人気薄の激走例があり、展開次第で台頭するケースもある。
内回りコースという特徴から、前々で運べるタイプやイン差しが決まりやすい傾向がある点も踏まえ、単なる人気に依存せず多角的な視点で評価するべきである。
なお、最終的な人気は当日の馬場状態、枠順、さらにはパドックでの気配などによって大きく変動する可能性がある。オッズはあくまで参考とし、各馬の適性や陣営コメント、騎手の手腕なども含めて総合的に判断する姿勢が求められる。
まとめ|宝塚記念2025は“伝統×実績”がカギ
宝塚記念2025は、上半期の総決算にふさわしい好メンバーが揃った一戦である。大阪杯や天皇賞春といった主要GⅠからのステップ組に加え、新興勢力や3歳クラシック世代の挑戦も加わり、例年以上に多角的な見方が求められる。
阪神内回り2200mという舞台設定は、立ち回り力と機動力が問われる。単純な能力比較だけでなく、展開や枠順、騎手の戦術といった要素も含めた多面的な分析が必要不可欠だ。
レース当日までに得られる各種情報――調教内容、馬場状態、パドック気配、直前の騎手コメントなど――を総合的に判断し、自身の見立てに自信を持って臨みたい。
上半期を締めくくるグランプリ・宝塚記念。その結果が、秋へ向けた競馬界の勢力図を占う重要な一戦となることは間違いない。